彩木デザインラボ02
大きな3色の囲い壁
point of view ―新しい点―
「木製の大きな囲い壁をつくる」「3色で彩る」
上の写真の建物で印象に残るのは、長い木の板で作った囲い壁でしょう。建物本体の外壁の外側、屋根の庇の下をグルリと囲ったデザインです。地面から屋根の庇の下まで伸びる板材は彩木であり、高い耐久性に耐候性、曲がりや伸縮などの心配の少ない素材だからこそ、このような大胆なデザインを可能としたといえます。
また、唐茶、桧皮、古木の3つの色の板を並べることができたのも、彩木だからこそと表現できるでしょう。どの色でも、どの板でも同じ精度で製品化されているので、このような組み合わせも容易に準備できるのです。
good result ―良い点―
「外構だけど外構ではない印象に」
実際、彩木の囲い壁の部分は建物に対して「外付け」になります。しかし、しっかりと3方面を囲っているので、目にした人の多くは建物の一部と認識するのではないでしょうか。また、アプローチの空間は囲いにより広く確保され、この場所でも色々な趣向が可能となるでしょう。彩木の大胆な採用は、建物を個性的な外観に仕上げただけではなく、動線や内部空間など、さまざまな面に影響を与えています。
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