ウッドデッキの落葉樹(その01)

ウッドデッキの落葉樹(その01)

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落葉樹に組み込まれた落葉プログラム

 

 樹木の葉っぱが緑色に見えるのは、葉緑素が大きく関係しています。葉緑素は別名クロロフィルといい光を吸収してエネルギーに変える役割を果たします。つまり光合成を担う重要な物質です。気温の低下や乾燥した環境など、葉っぱに良くない条件下では、この葉緑素が上手く機能しないようになります。光合成で得るエネルギーより葉っぱを維持するエネルギーが大きくなると樹に負担をかけてしまいます。このような葉っぱが増えると樹が枯れてしまう可能性があり、それを避けるため、自ら葉を落とすプログラムが遺伝子に組み込まれているのです。落葉樹は本格的に寒くなる前に一気に落葉を行います。一方の常緑樹は一年を通して少しづつ行うため、常に緑の葉が茂っているように見えるのです。

 

 

色素の変化で葉が変色する

 

 樹は葉を落とす前に、葉の中に残っている栄養分を分解して樹に還元する作業に入ります。この期間中に葉っぱの色が変色するのです。緑色のクロロフィルが減退する一方で赤い色素のアントシアンや、黄色い色素のカロチノイドなどが多くなり、紅葉や黄葉が起こります。落葉樹の秋の紅葉と落葉は、春から夏に葉っぱを通して溜め込んだエネルギーを樹に溜め込む冬支度なのです。

 

 今回は、落葉樹がなぜ葉を落とすかのメカニズムを解説しました。次回は、ウッドデッキのある庭でよく見られる落葉樹の種類を紹介します。

 

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