ウッドデッキの常緑樹(その01)
徐々に葉が入れ替わる常緑樹
前回までは落葉樹について解説してきました。今回からは常緑樹について紹介しています。
常緑樹は一年中、緑の葉で庭を飾ってくれるのが魅力です。落ち葉が少なく掃除が楽なのも選定時の大きなポイントとなるでしょう。樹種によって異なりますが、常緑樹の葉っぱは約1年で生え変わると言われます。すべての葉っぱを一気に落とす落葉樹と違って、不要になった葉っぱを徐々に落葉させていくのです。まれに、原生地では常緑樹であっても気象条件の異なる環境に植生すると、落葉性を示す樹木も存在します。
落葉のメカニズム
多くの樹木が葉っぱを作るのは、光合成によってエネルギーを獲得するためです。葉っぱを作るにも、維持するにも相当なエネルギーが消費されます。そのため、それぞれの樹木は葉っぱをどのように維持管理するかを考えています。例えば、熱帯地域の南国系といわれる植物は、一年を通して、日照時間も長くふんだんに光合成を行えます。そのため、古くなって光合成を行う能力が低下したものを、順番に落葉させるシステムのモノが多いと言われます。一方、季節によって日照時間に差がある温帯地域では、光合成が効率良く行える時期にエネルギーをため込み、そうでない時期は葉を落とすことによってエネルギー消費を抑える樹木が多いようです。また、葉っぱを落とすのは冷たい空気に触れる部分を少なくする意味もあるようで、冬眠状態に入ることで冬を乗り切ります。
さて、少々話が脱線しましたが、次回は庭木でよく見る常緑樹を紹介します。
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