バルコニーの増築工事と費用!後付け設置の注意点も紹介

バルコニーの増築工事と費用!後付け設置の注意点も紹介

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一般的に、ベランダは「屋根のある屋外スペース」を指し、バルコニーは「屋根のない屋外スペース」のことを指します。
バルコニーは2階以上に設置されている場合が多く、洗濯物を干したり椅子・テーブルなどを設置してリラックススペースにしたりと、様々な用途で使われます。

開放的な空間が欲しい方や、現在の屋外スペースに窮屈さを感じている方は、自宅に合った方法で増築しましょう。
当記事では、バルコニーの増築について費用相場や注意点を紹介します。

 

1.【施工事例別】バルコニーの増築にかかる費用

すでに戸建住宅が完成している状態でも、バルコニーは追加で設置できます。
現在使用しているバルコニーが狭いと感じる場合は、新たにバルコニーを増やしたり、現在のバルコニーを拡張したりしてはいかがでしょうか。

バルコニーの増築方法にはいくつかの種類があり、費用はそれぞれ異なります。
以下では、代表的な5つの増築方法について、特徴・リフォーム費用相場を紹介します。

 

1-1.小規模なバルコニーを後付けで設置する場合

バルコニーに大きなスペースを求めていない場合は、柱のない小規模なバルコニーを後付けで設置する方法がおすすめです。

施工内容 費用相場
幅180cm×奥行90cm程度のバルコニーを窓に設置する 30万~50万円

上記の数字は、小規模なバルコニーを後付けする場合の一般的なサイズです。
手すりを取り付けることにより、出入りも可能なスペースに仕上がります。

住まいの外観にナチュラル感や高級感を加えたい方は、ウッドデッキの採用もおすすめです。
バルコニーと外壁が異なる質感であっても、バルコニーが外観のアクセントになり魅力的に仕上がります。

 

1-2.2階のベランダを拡張する場合

既存のベランダをより広いスペースへ変更したい場合、ベランダ全てを取り換える必要はありません。
既存のベランダと接続する方法を用いることで、費用を抑えてベランダを拡張できます。

施工内容 費用相場
360cm×奥行90cm程度のスペースを柱付きで拡張する 60万円以上

既存のベランダと接続する方法には、横並びの拡張や、前面方向への拡張などがあります。
前面方向に拡張した場合は、奥行きが広くなるため、スペースをより有効活用することが可能です。

拡張サイズが上記の表よりも小規模な場合は、費用をさらに安く抑えられます。

また、外壁に合う色のウッドデッキを選ぶことで、カフェのような雰囲気を演出できます。

 

1-3.1階の屋根をバルコニーに変更する場合

バルコニーを新しく設置したり、既存のバルコニーと取り換えたりする場合、ある程度の費用がかかります。
一方で、接続して拡張する場合と比較すると、バルコニーをより自由にデザインできるメリットがあります。

施工内容 費用相場
1階の屋根部分を取り外してバルコニーを設置する 100万円以上

外観にこだわりたい方は、ファサードに合わせたデザインを注文しましょう。
自宅とバルコニーが一体化したような、自然な外観に仕上がります。

 

1-4.駐車場の上にバルコニーを新設する場合

家の前に駐車場を設けている場合、上部スペースに余裕がある方も多いのではないでしょうか。
駐車場の上にバルコニーを設置することで、駐車場の屋根代わりになるだけでなく、デッドスペースの活用にもつながります。

施工内容 費用相場
駐車場の端に柱を取り付け、2階部分にバルコニーを設置する 150万円以上

駐車場と同程度の広いバルコニーが設置できるため、物干しスペースに使ったり、バルコニーでBBQをしたりすることも可能です。
床をウッドデッキ調に仕上げることで「アウトドアリビング」のような雰囲気を出すことができます。

 

1-5.数部屋をつなぐ大型のバルコニーを設置する場合

隣接する複数の部屋をつなぐ大型のバルコニーも後付けできます。
直線状にバルコニーを設置するほか、マンションの角部屋のように部屋の側面と正面の2方面に沿う形で取り付けることも可能です。

施工内容 費用相場
複数の部屋の外壁に沿うように設置する 180万円前後

広々としたウッドデッキのバルコニーを設置することで、リラックススペースとして活用できるでしょう。
1階部分が駐車場や玄関ポーチの場合は、屋根代わりとしても役立ちます。

 

2.バルコニーを増築する際の注意点

バルコニーを増築するときは、近隣とのトラブルが発生しないように、いくつかの点に注意が必要です。
また、自分の建物・土地であっても、法的な規制によって自由に改築できない場合もあります。

以下では、バルコニーの増築を検討する際に知っておくべき注意点について紹介します。

 

2-1.建ぺい率・容積率に余裕があるか確認する

バルコニーの増築は、住宅建設と同様に「建築基準法」に基づいて行われます。
また、住宅用地には、各自治体の都市計画に基づいた「建ぺい率」と「容積率」が定められています。

そのため、増築を検討する際は、自宅の建ぺい率と容積率に余裕があるかどうかの確認が必要です。

以下は、建ぺい率と容積率の意味と、計算方法です。

  建ぺい率 容積率
意味 土地面積に対して、建物が占める投影面積(建築面積)の割合 敷地面積に対して、延べ床面積が占める割合
計算方法 建物の投影面積÷敷地面積 延べ床面積÷敷地面積

バルコニーに1m以上突出した部分がある場合、1mを超えた分が投影面積となり、2mを超えた分が延べ床面積となります。
正確な建ぺい率・容積率を算出したいときは、施工を依頼する業者に確認するとよいでしょう。

 

2-2.増築の確認申請が必要になる場合がある

バルコニーを増改築する際は、行政に対して「建築確認申請」が必要となるケースがあります。
以下は、建築確認申請が必要となる基準です。

  • 増築範囲が10m²を超える
  • 建物の所在地が防火地域・準防火地域に当てはまる

どちらか一方でも該当する場合は、確認申請のために複数の書類を準備する必要があります。
書類には、専門的な知識や用語が多く記載されているため、バルコニー増築を依頼するリフォーム会社や設計事務所に代行してもらうとよいでしょう。

書類作成を代行する場合、施工代金に「申請代行費」などの名目で料金が加算されます。
代行費の目安は15万~25万円程度です。

 

2-3.近隣の日差しを遮らないようにする

バルコニーを設置する際は、近隣の住宅へ迷惑をかけないように注意しましょう。
例えば、増築したバルコニーが隣の住宅への日差しを遮る場合、トラブルに発展する恐れがあります。

基本的に、建築基準法に基づいてバルコニーを増築した場合は、日照権を問われるケースはほとんどありません。
しかし、トラブルを避け、隣家との関係性を大切にするためにも、近隣への配慮は欠かせません。

近年では、日差しを完全に遮らない素材を活用したバルコニーの増築も可能です。
日差しを遮る恐れがある場所にバルコニーを増築する場合は、デザインだけでなく、使用する素材にもこだわるとよいでしょう。

 

3.おしゃれなバルコニーに増築したいときは?

バルコニー増築時に機能面ではなく、外観や使い心地にもこだわりたい方は「どのエクステリア製品を採用するか」という点も重視しましょう。

MINO株式会社で購入できる、バルコニーやウッドデッキなどのエクステリア製品は、デザイン性と機能性が高いことに定評があります。
アルミとウレタン樹脂によって造られた人工木材「彩木」を、多くのエクステリア製品に使用しています。

以下は、人工木材「彩木」のメリットです。

  • 直射日光など過酷な条件にも耐える、優れた対候性能がある
  • 伸縮や反りが少ない素材を採用している
  • 表面が熱くなりにくいため、裸足での利用も可能
  • ささくれが発生しないため、子どもが裸足で遊んでも安心
  • 人工木材のため、防水工事が不要

表面のデザインは、天然木から型取りしているため、本物の木材のような美しさが再現されています。
天然木と異なり、熱がこもりにくい素材である点も特徴の一つです。

設置したバルコニーを、よい状態で長く使用したい方は、ぜひMINO株式会社のエクステリア製品を検討してみてください。

 

まとめ

ベランダのリフォームやバルコニーの後付けには様々な種類があり、費用も方法によって異なります。

増築の際は、建ぺい率・容積率など法律に基づいて施工する必要があります。
専門的な書類が必要となる場合もあるため、リフォーム会社や設計事務所に確認を行うとよいでしょう。

また、バルコニーを増築する際は、MINO株式会社のエクステリア製品がおすすめです。
人工木材「彩木」を利用した、デザイン性・機能性の高い製品が多くあるため、ぜひご利用ください。

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