庭をコンクリートにするメリット・デメリット|費用と注意点も紹介!

庭をコンクリートにするメリット・デメリット|費用と注意点も紹介!

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庭は、施工に使用する素材によって見た目の印象や過ごしやすさ、メンテナンスの手間などが異なります。そのため、新築戸建ての住宅を作る際に、庭をコンクリートにするべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。庭の施工方法を決めるためには、コンクリートの特徴を把握したうえで検討することが大切です。

当記事では、庭の主な施工方法や、コンクリートで庭を作るメリットとデメリット、庭をコンクリートにする際の費用相場について解説します。庭の施工方法を知り、理想的な生活空間を作りましょう。

 

1.庭の主な施工方法とは?

庭の施工方法には、コンクリート以外にもいくつかの種類があります。施工方法の選択肢について幅広く知っておくことで、希望に合う庭を作ることが可能です。

ここでは、コンクリート以外の施工方法として、芝と砂利の特徴やメリット・デメリットを紹介します。

 

1-1.見た目の良さが特徴の「芝」

芝は見た目がよく、庭に自然な印象を取り入れられるため、人気の施工方法です。庭を芝にするメリット・デメリットは、下記が挙げられます。

メリット
  • 目に優しい色合いである
  • 土の香りを楽しめる
  • 自然と触れ合う体験ができる
  • 熱の反射が少ないため、夏場でも涼しく感じられる
デメリット
  • 手入れに手間がかかる
  • 芝が枯れると見た目が悪くなる

芝には、草ならではの色合いや土の香りを楽しめ、夏の日差しの照り返しを抑えられるというメリットがあります。また、子どもがいる家庭では、庭に訪れる小さな虫などを通じて自然と親しむことが可能です。

ただし、芝は成長して伸びるため、定期的な芝刈りや雑草取りが必要です。特に、気温が高く降水量も多い夏場は、芝の成長スピードが早くなり、手入れの頻度が高まります。枯れて茶色くなった芝は、庭の見た目も損なってしまいます。

 

1-2.リーズナブルさが特徴の「砂利」

砂利はリーズナブルなため、多くの方から人気の施工方法です。庭を砂利にするメリット・デメリットは、下記が挙げられます。

メリット
  • 自分好みのデザインにできる
  • 砂利によって水はけがよくなる
  • 砂利の音が防犯対策になる
デメリット
  • 掃除の手間が増える
  • こまめなメンテナンス作業が必要となる

和風の家や洋風の家など、建物のデザイン性に合う色や種類を選べることが、砂利で庭を作るメリットです。また、雨が降ったときには、水たまりやぬかるみの発生を防いでくれます。砂利の上を歩くと足音が大きく鳴るため、防犯対策にも有用です。

しかし、砂利の上にある落ち葉をほうきで掃くことは難しいため、手で落ち葉を回収する必要があるなど、掃除の手間はかかります。さらに、自動車のタイヤ跡がつくことで土が露出する場合があり、こまめなメンテナンス作業も欠かせません。

 

2.庭をコンクリートにするメリット・デメリット

芝や砂利に限らず、庭をコンクリートにする場合も、メリットとデメリットの両方が存在します。庭は一度作ってしまうと施工方法を変えることが難しいため、コンクリートの特徴について事前に把握することが重要です。

ここでは、庭をコンクリートにするメリット・デメリットについて解説します。

 

2-1.メリット1:雑草を処理せずに済む

庭をコンクリートにした場合、土が露出している部分がなくなるため、雑草が生えません。

砂利や芝生など、地面が土となっている施工方法では自然に雑草が生えてくるため、処理が大変です。雑草が伸びてしまうと庭の見た目が悪くなるだけでなく、ハチなどの害虫が巣を作るリスクもあります。また、砂利の庭では雑草を一気に処理するために除草剤を撒くことも可能ですが、外でペットを飼っている場合は注意が必要です。

コンクリートの庭なら、コンクリートで覆われた表面から草が生えることがないため、雑草対策の手間が省けます。

 

2-2.メリット2:耐久性がある

コンクリートは耐久性が高く、手間をかけることなく綺麗な状態を維持できることがメリットです。排水溝を設置したコンクリートの庭は水はけがよく、雨上がりに水たまりが残って庭が荒れる心配はありません。

また、コンクリートは大きな重量に耐えられることから、駐車場として使いやすいこともメリットです。コンクリートでできた庭であれば、自動車や自転車に乗っていてもスムーズに移動することができます。車いすの方も移動しやすく、バリアフリーに配慮したい場合にもコンクリートは適切です。

 

2-3.デメリット1:夏は照り返しがきつくなる

コンクリートで庭を作るデメリットとして、夏の日差しの照り返しが強く、暑さを感じやすくなることが挙げられます。コンクリートは地面の土と異なり水分が少ないため、直射日光が当たった部分は高温となりやすい傾向です。コンクリートの表面が高温になると、地面近くで温められた空気が上がります。

コンクリートによる照り返しは気になる場合は、打ち水によってある程度暑さを緩和することが可能です。打ち水をするとコンクリートの表面についた水が蒸発する際に熱を奪うため、コンクリートの温度上昇を和らげることができます。

 

2-4.デメリット2:撤去費用がかかる

コンクリートで施工した庭は、リフォーム工事を行う際や更地に戻す際に撤去費用がかかることがデメリットです。コンクリートを撤去する際は、コンクリートをはがすための工事費や人件費がかかります。また、はがしたコンクリートを廃材として処分するための費用も必要です。

コンクリートの撤去費用は庭の面積によって異なります。標準的な広さの庭であれば、12万~20万円程度が撤去費用の目安です。

 

3.庭をコンクリートにする際の費用はいくら?

庭をコンクリートにする際の工事費用は、庭の広さや設置するコンクリートの厚さ、鉄筋の有無などによって異なります。庭の施工に使用されるコンクリートの厚さは、60mmまたは120mmが一般的です。それぞれの厚さごとの施工費用は、下記の通りです。

コンクリートの厚さ 1平米あたりの費用
60mm 約3,400円
120mm 約5,700円

厚さが60mmの場合、コンクリートの材料費は1平米あたり3,400円程度が相場です。厚さ120mmのコンクリートでは、耐久性を高めるために鉄筋が必要となる場合があります。厚さ120mmで鉄筋入りの場合、1平米あたりの材料費は5,700円程度となります。

このほか、施工時の人件費や車両費、土地の整形費などを含めて、全体で19万~40万円程度かかることが一般的です。実際にかかる施工費用は庭の形などによっても異なるため、施工業者に見積もりをとって確認しましょう。

 

4.庭をコンクリートにする際の注意点

コンクリートにした庭を長く使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。主なメンテナンスの方法には、水洗いと塗装が挙げられます。

コンクリートの表面は、水とデッキブラシなどを使って定期的に洗浄する必要があります。コンクリートの表面に付いた汚れを放置すると、劣化につながりかねません。

水洗いだけで汚れが落ちない場合や、表面にひび割れができてしまった場合は、塗装によるメンテナンスが効果的です。コンクリートの表面を塗装すると、見た目が綺麗になるだけでなく、表面強度を高めることもできます。コンクリートを塗装する際は、周囲に塗料がつかないよう養生することが大切です。ムラなく綺麗に塗装したい場合は、専門の塗装業者への依頼も検討しましょう。

 

5.コンクリートの庭に彩木ウッドデッキを敷く

庭をコンクリートにする際の工事費用は、庭の広さや設置するコンクリートの厚さ、鉄筋の有無などによって異なります。庭の施工に使用されるコンクリートの厚さは、60mmまたは120mmが一般的です。それぞれの厚さごとの施工費用は、下記の通りです。

 

動画>彩木デッキの作り方

 

まとめ

一戸建てで庭を作る場合、芝や砂利、コンクリートなどの施工方法があります。庭をコンクリートにすると、雑草の処理が不要となり、美観を維持できることがメリットです。一方、夏は照り返しがきついことや、撤去費用がかかることが、コンクリートで庭を作るデメリットとなります。

庭をコンクリートにする費用は、コンクリートの厚さや鉄筋の有無によって異なり、費用相場は19万~40万円程度です。コンクリートを長期的に使用したい場合は、定期的なメンテナンスが必要となります。庭の施工方法を決める際は、コンクリートのメリット・デメリットを考慮したうえで判断してみてはいかがでしょうか。

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