人工木材と天然木材のウッドデッキ比較
ウッドデッキを作る際に天然木材と人工木材(樹脂木材)のどちらの材料を使ったらよいか、悩む人は多いのではないでしょうか。今回はそれぞれの木材の特徴について比較してみたいと思います。
まず、使い心地の観点ですが、木ならではの温かみを感じられるのは天然木材になります。天然木材は断熱性能が抜群であるため、夏は熱くなりすぎず、冬は暖かいといった特徴があります。自然の木の香りや風合いにより、存在感を感じることができます。一方、人工木材はプラスチックが混合された材質であるため、夏は熱く、冬は冷たいケースが多いです。しかし、最近の人工木材では天然木材に劣らない断熱性能を備えたものも増えてきています。また、人工木材ならではの様々な色や見た目のバリエーションがありますので天然木材に劣らない存在感を演出することができます。
次に施工の観点です。天然木材はハードウッドとソフトウッドの2種類の木材があります。ハードウッドは非常に硬い材質であるため、加工するには専用の工具が必要になります。材質が硬いため、複雑な形状の加工も困難です。DIYにはあまり向いていないため、ハードウッドで作る場合は専門業者に施工を依頼した方が良いと思います。ソフトウッドは柔らかいのが特徴であるため、DIYに向いています。人工木材はソフトウッドには劣りますが、比較的、柔らかい材質であるため、こちらもDIYに向いています。
最後にメンテナンスの観点です。天然木材のハードウッドであれば、ほぼメンテナンスは不要です。さすがに経年劣化があるため、気になるようであれば、多少のメンテナンスは必要になります。同じ天然木材ですがソフトウッドは耐久性が低いため、毎年、防腐剤や防虫剤などの塗装が必要になります。毎年のメンテナンスを怠ってしまうと、早くて1年で腐食してしまうケースもあります。細目にメンテナンスができない方にはおすすめできません。一方、人工木材は高い耐久性を備えているため、手間のかかるメンテナンスは不要です。見た目の美しさを保つために、水洗いや拭き掃除程度のメンテナンスでOKです。経年劣化により、多少の色あせは発生しますが、耐久性の観点では天然木材のハードウッドと同様に問題ありません。
天然木材と人工木材、それぞれメリット、デメリットがあるのでウッドデッキの用途や予算、維持費用などを考えて適切な木材を選ぶことが大切になります。
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