ベランダを有効活用しよう!おしゃれ&収納力抜群の手軽な活用術
日当たりの良いベランダは、洗濯物を干す場所に適しているだけでなく、屋内には置けないアイテムを収納するにも最適なスペースです。どのようなベランダも、ちょっとしたアイデアとコツでおしゃれに変身させ、収納力をアップさせることができます。
また、ベランダの模様替えには大規模な工事の必要がないため、手軽にデザインができる点も魅力です。
今回は、物干し場や物置き場以外にも使える、「ベランダのおしゃれな活用術」を紹介します。
目次
1.【ベランダ】おしゃれと収納力を意識した手軽な活用術
ベランダは、屋外にあるもう一つの部屋のような存在です。ベランダは屋内の部屋と同様で、おしゃれに工夫することができます。屋内もカーペットを敷いたり、ソファを置いたりすることと同じように、ベランダもウッドデッキを設置したり、テーブルや椅子を置いたりするだけで、雰囲気を変えることが可能です。
さらに、ベランダは収納にも適しています。ベランダを収納場所として活用することで、屋内に余裕をつくることが可能です。
ここでは、おしゃれと収納力を意識したベランダの活用術をご紹介します。
1-1.ウッドデッキを設置する
ウッドデッキとは木材を組んで造る床のことで、屋外のテラスとして広く利用されています。ベランダやバルコニーの場合は、ウッドデッキ風の資材を使うことで、簡単におしゃれな空間を作ることが可能です。
ウッドデッキの魅力は、殺風景なベランダの床を温かくナチュラルな雰囲気にしてくれる点にあります。色や質感、デザインが異なる床材もそろっているため、ベランダ続きのリビングの場合は、部屋のデザインとの調和を考えて素材を選択しましょう。
また、ウッドデッキ用の資材には、安価な商品も多く市販されています。多少高価であっても、防水効果や断熱効果のある素材を使用することがおすすめです。強い日差しや雨風にさらされるベランダに敷くため、商品情報をしっかりと確認し、耐久性のある素材を選びましょう。
1-2.テーブル・椅子を設置する
ベランダにテーブルや椅子を設置することで、おしゃれな空間を演出することが可能です。
屋外用のテーブルや椅子には、ナチュラルな木製や藤製、フレンチ風のスチール製など、さまざまな素材の商品が販売されています。ベランダのような狭いスペースに適した小さめのもから、折り畳みできるものまであり、自宅のベランダに最適なインテリアを買いそろえることが可能です。
ベランダにテーブルと椅子を置き、ハーブの鉢や植物のプランターなどを飾ることで、カフェのテラス席のような雰囲気を味わうこともできます。家族とのティータイムを楽しんだり、一人でゆっくりコーヒーを味わったり、素敵な時間を過ごすことができるでしょう。
1-3.防水機能のついた収納ボックスを設置する
ベランダを収納スペースとして活用する際は、防水機能がついた屋外用の収納ボックスの利用がおすすめです。防水機能のない収納ボックスを置くと、雨水が浸透してしまい、中身が濡れたり、カビが生える可能性があります。ベランダに設置する収納ボックスを購入する際は、防水性の有無を確認しましょう。
また、防水機能がついた収納庫でも、内部で発生する湿気を抑えることはできません。湿気対策には、収納ボックスに除湿剤を入れ、晴れの日に扉を開けて空気を入れ替えることが重要です。ベランダで収納を行う際は、防水・防湿をしっかりと行いましょう。
2.ベランダを有効活用する前に必ずしておくべき準備とは?
ベランダを活用する際は、活用方法によって事前準備が必要です。ベランダを有効活用する前に2つの準備を行うことで、ウッドデッキが長持ちし、ベランダをよりおしゃれに魅せることができます。
〇整理整頓
ガーデニング用品やレジャー用品、スポーツアイテムなど、屋内には収納しにくいものをベランダに置いている方も少なくありません。ベランダには収納力があるため、将来使うことのない不用品が置いたままになっていることもあります。ベランダに収納しているアイテムを再度チェックし、不要なものは捨てることが重要です。
〇ベランダの掃除
ベランダには、ホコリや塵が溜まっていたり、排気ガスの汚れがついていたりするため、ウッドデッキを設置する際は、ベランダに付着した汚れを取り除くことが重要です。
まずは、水で湿らせた新聞紙を床に散らします。その後、ホコリや塵と一緒にほうきで掃くことで、ホコリを舞い立たせずに掃除することができます。ホコリや塵などをほうきで払った後は、雑巾で残りの汚れをしっかりと拭き取ることが大切です。
ベランダの壁や手すり、窓のサッシを掃除する場合は、雑巾の使用をおすすめします。頑固な汚れに対しては、住居用洗剤を用いることも有効です。ベランダの窓を掃除する際は、湿気が多い日や、曇っている日に行いましょう。湿度は窓の汚れを浮かせる効果があるため、より綺麗に窓を掃除することができます。
また、ゴミが溜まりやすいベランダの排水溝を掃除する際は、重曹やクエン酸を水に溶かしたクエン酸水を使用しましょう。泡と共に汚れが浮いてくるため、デッキブラシで簡単に掃除することができます。ただし、マンションは隣人と排水管を共有していることが多いため、自分が住んでいるマンションや一戸建てに関係なく、排水がしっかりと流れるかどうかを確認することが大切です。排水溝に水や溜まってしまうと、隣人の排水管が溢れてしまう可能性があります。
3.マンションのベランダを有効活用する際の注意点
ベランダをおしゃれに飾ったり、収納ボックスを置いたりして、スペースを有効活用する際にも、気をつけるべき点がいくつかあります。ベランダはマンションの共有部分であるため、ベランダを自分勝手に利用してしまうと、近隣住民とのトラブルになりかねません。
ここからは、快適にベランダを有効活用するための2つの注意点について解説します。
3-1.避難経路を物で塞がない
マンションのベランダは、避難経路でもあります。避難経路は、ベランダがある部屋の住民だけでなく、同じ階や上の階に暮らしている住民も使用するため、テーブルや椅子・収納ボックスなどで避難通路を塞いではいけません。
また、隣のベランダとの間には、災害が起きたときのために、「隔て板」や、「避難ハッチ」を設置しており、避難ハッチはベランダに設置されています。そのため、隔て板や避難ハッチを収納ボックスなどで塞いだ場合、いざというときの逃げ道がなくなります。ベランダにウッドデッキを設置したり、テーブルや収納ボックスを置いたりする際は、避難経路や避難器具の場所を確認し、避難通路を塞がないように気をつけましょう。
3-2.簡単に原状復帰ができるようにしておく
マンションは一戸建てとは異なり、将来別の住人を迎える可能性もあります。現在は自分名義であっても、将来別の住人に売却する場合を考慮して、ベランダを活用することが大切です。ベランダにウッドデッキを設置する際は、床にキズをつけたり、廉価な商品を用いてカビを発生させたりしないよう、注意しましょう。
また、賃貸マンションの退出時には、不要な出費を出さないためにも、ウッドデッキの素材選びや設置、収納ボックスの扱いには充分に気を配ることが大切です。いつでもすぐにベランダを元の状態に戻せる活用法を選びましょう。
まとめ
ベランダは、物干し竿や荷物を置くだけではなく、おしゃれを意識したワンランク上のスペースに変身させることができます。ベランダにウッドデッキや収納ボックスを設置する場合は、掃除方法や設置場所に注意しましょう。
マンションや一戸建てのベランダは、手軽に有効活用することが可能です。当記事を参考に、自宅のベランダを収納力のあるおしゃれな場所として、模様替えしてみてはいかがでしょうか。
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