夏場のウッドデッキと紫外線
光による天然木の変色の原因
木材の色を変化させる要因はたくさんありますが、最も大きな影響を与える一つが光です。屋根や庇のない夏のウッドデッキは、長時間にわたって強い日差しに晒されてしまいます。光にもさまざまな種類が存在しておりそれぞれ波長が異なります。木材の変色に最も関係するのが紫外線であることはよく知られているでしょう。木材成分の中でも光に敏感なリグニンという成分が紫外線を吸収することで化学変化を引き起こし、成分の分解が始まり最後には変性していくのですが、その過程で木材の色も変化してしまうのです。
樹種による色変化の違い
樹種によって色の変化の傾向は異なります。色が濃くなるものには、ヒノキ、エゾマツ、レッドオークなどがあります。最初に色が濃くなり最終的に淡くなるものには、カリン、シウリサクラ、レッドラワンなどが、最初に淡くなり後に濃くなるものには、スギやレッドウッドなどが挙げられます。
色の変化によって木材の印象は大きく変化します。それでも紫外線によって変色する範囲は表面のわずか0.2ミリ程度と非常に浅いもので、表面を削ればまた元の色が現れてくるのです。そのため天然木の無垢材などでは、表面を削るというメンテナンス方法も存在します。しかし、いくら浅いとはいえ削り作業には大きな手間がかかります。ウッドデッキというある程度広い面積があるものならなおさらです。
彩木ウッドデッキは紫外線による変色を防ぐため、樹脂の劣化を防ぐ光安定剤を樹脂の骨格に組み込んだ特殊塗料を使用しています。実証実験のサンシャインウェザーメーターでは、約 30 年相当(照射時間 10000 時間の屋外暴露)で色差 3.93 ~ 7.03という、変化値の少ない安定した数字を記録しています。
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