【LIMIAで掲載されました】ウッドデッキがボロボロに!腐食で起こるトラブルと実際のDIY改修事例も
ウッドデッキは庭の空間をぐっと心地よくしてくれる反面、雨風や紫外線の影響を受けやすく、気づいたら「なんだかボロボロになってきた…」と心配になることがあります。特に天然木のデッキは経年とともに腐食やひび割れが進みやすく、放置すると思わぬトラブルにつながることも。
本記事では、ウッドデッキの腐食によって起こりがちな問題点や、補修の必要なタイミングをわかりやすく解説します。さらに、実際にボロボロになってしまったデッキをDIYで美しく生まれ変わらせた事例も紹介。ウッドデッキをこれから設置する方はもちろん、「そろそろメンテナンスや改修が必要かも…」という方にも役立つ内容です。ぜひ参考にして、安心して長く使えるウッドデッキづくりに役立ててください。
1. ウッドデッキがボロボロに!こんな時には補修が必要
庭やベランダに設置されたウッドデッキは、家の外観を引き立て、くつろぎのスペースとしても活躍します。しかし、長く使っていると少しずつ劣化し、気がつけば木がボロボロになっているケースも珍しくありません。
特に天然木のウッドデッキは雨風や直射日光の影響をダイレクトに受けるため、どんなに丈夫な木材でも時間とともに傷んでいくものです。以下のような症状が見られたら、補修や交換を検討するタイミングです。
- 表面に細かいひびが入り始めている
- 木が黒ずんで柔らかくなっている
- 触るとささくれが刺さりそうで危険
- 床板がたわみ、平らでなくなってきた
これらが起きる理由は、木材内部の水分量が変化することで膨張と収縮が繰り返され、木の細胞が弱っていくためです。普段は気づきにくいのですが、外気にさらされることで確実に劣化は進行しています。きれいな状態を保つためには、小さな異変の段階で対処することが大切です。
1-1. 腐食で起こり得るトラブル
劣化や腐食を放置すると、見た目の問題だけでなく、安全性にも関わるトラブルが起こります。
木材の内部が腐ってしまうと、踏み込んだだけで板が割れてしまうことがあります。腐食がひどい部分には穴が開くこともあり、転倒やケガの原因になるため注意が必要です。
また、木材が弱るとウッドデッキ全体に歪みが発生し、倒壊につながる恐れも出てきます。支えとなる束柱や梁まで腐っていると、一見問題なさそうに見えるウッドデッキでも急にぐらつく危険性があります。
さらに、湿気を含んだ木材はシロアリの格好のエサになり、短期間で一気に食害が進むため要注意です。ウッドデッキから住宅に移り、家屋全体へシロアリの被害が広がるケースもあります。劣化を見つけたら早めに対処することが大切です。
2. DIYでのウッドデッキ改修の流れ
ウッドデッキの状態によっては、DIYで改修することも可能です。基本的な作業の流れを知っておくと、必要な部分だけ交換したり、軽度の劣化を早めにリセットしたりできます。ここでは一般的な補修作業を4つの工程に分けて紹介します。
2-1. 床板を固定している釘などを外す
作業を始める前に、まずは安全のため軍手や保護メガネを準備しましょう。釘やネジを外すには、電動ドライバーがあると便利です。
長い間使われていたウッドデッキでは、ネジや釘自体が錆びていたり、頭がつぶれていたりする場合があります。無理に力を入れるとネジや木材自体の破損につながるため、ゆっくり慎重に外すことがポイントです。
2-2. 床板をはがす
ネジを外したら床板を取り外していきます。腐食が進んでいる場合には、手で持ち上げるだけで簡単に外れることも。外しにくい場合は、バールを板の隙間に差し込んで持ち上げましょう。
床板をはがしたら、その下にある束柱や梁まで腐っていないか確認します。触っただけでボロボロと崩れる部分は、無理に残しても強度が戻らないため、必ず取り除くことが大切です。
浅いひび割れや小さな欠けなら、パテを使って埋める方法もあります。ただし、シロアリ被害が疑われる場合や構造部分の腐食が大きい場合には、DIYでは対処が難しい場合もあるため、専門業者に相談すると安心です。
2-3. 新しい板をカット・張り付けする
古い板を取り外したら、新しい木材を同じ大きさにカットして取り付けます。ウッドデッキに使われる木材は硬い種類が多いため、電動ノコギリがあるとスムーズです。
カットしたらネジや釘でしっかり固定します。必要に応じて、ネジ穴を先にあけておくことで木材の割れを防ぎ、仕上がりもきれいになります。
2-4. 必要があれば腐食防止の塗装を行う
交換作業が終わったら、最後に塗装を施すことで木材の寿命を伸ばせます。木の内部まで保護する浸透タイプの塗料は、自然な木目を残しながら腐食を防ぐ効果があります。
塗料には水性と油性があり、耐久性を重視するなら油性、臭いが少なく扱いやすいものを選びたい場合は水性を選びましょう。新しい板だけ色が浮いてしまう場合は、全体を塗り直して統一感を出すのも良い方法です。
3. DIY実例|見違える美しさ!ボロボロの天然木を人工木材に
天然木でつくったウッドデッキは風合いが魅力ですが、長い年月が経つとどうしても劣化が進みます。なかには床板が部分的に腐ってしまい、庭全体の印象が「なんだか残念…」と感じられるケースも少なくありません。
こうしたお悩みの解決策として人気なのが、人工木材のウッドデッキへの全面改修です。人工木材は耐候性や耐久性に優れているため、腐食やささくれが発生しにくく、美しい状態を長く保てます。メンテナンスの手間が減るのも魅力です。
ここでは、実際に天然木から人工木材のウッドデッキへ改修した事例をご紹介します。
目次
01.見慣れた風景が見違える
02.天然木は時間とともに腐敗する
03.色の違いが印象に影響
04.施工の自由度が高い《彩木ウッドデッキ》
見慣れた風景が見違える

今回は、天然木のウッドデッキを《彩木ウッドデッキ》に改修したビフォー&アフターの実例をご紹介します。この物件の紹介は以前に公式サイトでも行っていますので、興味のある方は以下のリンクをチェックしてみてください。
簡単におさらいします。T邸では約20年前に天然木材・アイアンウッドのデッキを導入。経年劣化によって腐ってきたので、今度は朽ちない人工木材で作り替えようということになりました。

板の表面の汚れも目立っているのが分かります。手摺の柵も、やや緑がかっている部分もあり年季を感じます。材木の劣化が進むと、立ち上がっている部分はグラグラと安定感を失い、力をかけることができなくなり、本来の役目を果たせなくなります。
天然木は時間とともに腐敗する

これは撤去した古い板材です。ひび割れに黒ずみ、そして反りも確認することができます。長年にわたって活躍してくれていた天然木のウッドデッキでしたが、最後の方は歩くのも危険に感じるほど、腐敗していたそうです。《彩木》は天然木のウッドデッキを再現するように、加工と施工することができます。
色の違いが印象に影響

上の写真はアフターの様子です。下のビフォーの写真と見比べると、フェンスの見た目はなどは異なりますが、ほぼ同じデザインで《彩木ウッドデッキ》にリフォームできているのがお分かりいただけると思います。

色褪せたウッドデッキだと、どうしても庭の印象も暗いものとなるでしょう。いつまでも「色褪せない」というのは《彩木》の特徴の一つです。もちろん経年変化で「味のある色」になる木材も美しいものです。しかし、この実例のようにウッドデッキ全体が沈んだ色になると、心地よい空間ではなくなると言えるでしょう。

上の写真は施工中の様子になります。既存の土台を生かしながらリフォームを行い、以前の雰囲気の再現を試みました。

施工の自由度が高い《彩木ウッドデッキ》
既存の鉄骨の根太に、《彩木ウッドデッキ》を止めていきました。このように自由な施工ができるのも《彩木ウッドデッキ》の特徴の一つです。コンクリートの部分に手を入れることなく、施工期間も短く短縮できました。

スロープ部分のリフォームも、彩木の板とフェンスでほぼ再現。新しく綺麗になったため、自然と通りたくなるスロープに仕上がっています。

4. ウッドデッキを長持ちさせるには?
ウッドデッキは屋外にあるため、どうしても雨・紫外線・汚れなどの影響を受けて劣化していきます。しかし、日頃のケアや素材選びを工夫することで、想像以上に長く美しい状態を保つことができます。ここでは、初心者の方でも実践しやすい「長持ちのコツ」を2つのポイントに分けて解説します。
4-1. 清掃とメンテナンスを行う
ウッドデッキを劣化させる一番の原因は、表面に残る汚れや落ち葉が湿気を集め、木材の内部にカビや腐朽菌を発生させてしまうことです。特に天然木の場合、少しの放置で一気に腐食が進むこともあるため、定期的な清掃が大切になります。
基本的なメンテナンスはとてもシンプルです。まず、デッキブラシで軽くこすり、砂ぼこりや泥を落とします。その後、ホースで水をかけるだけでも汚れを流せます。雨上がりに濡れたまま放置すると傷みやすいため、風通しの良い状態をつくると効果的です。
汚れがしつこい場合は、家庭用の高圧洗浄機を使う方法もあります。ただし、木材は水圧が強いと繊維が傷つきやすいため、距離を保ちながら弱めの水圧で使うと安心です。
また、天然木の場合は1〜2年に一度程度、防腐・防カビ効果のある塗装をしておくと耐久性がアップします。塗装をすると水を弾くようになり、汚れがつきにくくなるため、結果的にメンテナンスの手間も減らせます。ウッドデッキを長く楽しむためには「少しだけ気にかける」「こまめにメンテナンスする」ことが重要です。
4-2. 腐りにくい素材を選ぶ
ウッドデッキを長持ちさせたいなら、素材選びはとても重要です。見た目や価格だけでなく、耐久性とメンテナンス性を考えて選ぶことで、日々の手間をぐっと減らせます。
天然木の場合
天然木を選ぶ場合には、大きく「ソフトウッド」と「ハードウッド」に分かれます。
- ソフトウッド(杉・ヒノキなど):価格は手頃ですが耐久性は控えめ。防腐処理された材を選ぶと長持ちします。
- ハードウッド(ウリン・イペなど):密度が高く非常に丈夫。15〜30年使えることもあります。一方で価格は高く、DIYで扱うには切断などの加工がやや難しめです。
人工木の場合
木粉と樹脂を合わせて作られた素材で、腐らず、ささくれが出ないのが特徴です。メンテナンスもほとんど必要なく、色あせしにくいため、近年人気が高まっています。天然木のようなささくれが発生せず、小さなお子様やペットがいる家庭でも安心。また、シロアリ被害も起こりにくく、耐久性を重視する方にもぴったりです。
ただし、人工木は直射日光により表面が熱くなりやすいという特徴があります。また、原材料の樹脂部分が紫外線で劣化する場合もあるため、品質の良いメーカー品を選びましょう。
ウッドデッキの素材は「どんなことを優先したいか」で選ぶのがポイントです。手間を減らしたい方や長く使いたい方には、腐りにくく扱いやすい人工木が特におすすめです。
5. ウッドデッキ用木材は天然木の風合いを持つ彩木がおすすめ
「できるだけ長持ちして、見た目も自然で美しいウッドデッキがほしい」
そんな方にとって、耐久性・見た目・メンテナンス性を総合的に考えると、人工木材の「彩木(あやぎ)」はとてもバランスの良い選択肢です。
彩木は、アルミとウレタン樹脂を組み合わせた独自構造で、丈夫でありながらも軽く、寸法が狂いにくいのが特徴です。
天然木から実際に木目を型取りしているため、人工木材とは思えないほど自然な色合いや風合いが再現されています。塗装もていねいに施されており、木特有の陰影や色ムラが美しく表情豊か。家の外観を損なわず、ナチュラルな雰囲気を楽しめます。
さらに、表面が滑らかでささくれが発生しないため、裸足で歩いても安心です。小さなお子様やペットが遊ぶスペースとして使いたい方には、特に安全面でメリットがあります。
一般的な人工木に比べて熱をため込みにくいという点も魅力です。夏場はウッドデッキも熱くて使えないという声が多いですが、人工木材彩木は熱を溜めにくく触れても熱く感じにくいのが特徴となっています。
「長く安心して使えるウッドデッキをつくりたい」
「メンテナンスの手間は減らしたいけれど、木のあたたかい雰囲気も大事にしたい」
そんな方には、彩木のウッドデッキがぴったりです。
以下からぜひ製品ラインナップや施工例を参考にしてください。
彩木の製品ラインナップ・施工例はこちら
まとめ
ウッドデッキは時間とともに必ず劣化していくものですが、早めの対処や素材選びによって、美しさと安全性を長く保つことができます。劣化のサインを見つけたら無理に放置せず、必要に応じてDIYや専門家の力を借りながらメンテナンスしていきましょう。
人工木材の彩木なら、見た目の良さと耐久性を両立し、長い年月安心して使えるウッドデッキを実現できます。これからウッドデッキを設置したい方、今のデッキをリフォームしたい方は、ぜひ検討してみてください。
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