外階段と連動した
彩木ウッドデッキができるまで(前編)
今回と次回のコラムで、外階段と連動した彩木ウッドデッキの施工の様子を見ていきます。上は完成した写真で、下が工事前の状態です。
彩木ウッドデッキを敷設する場所は、砂利で整地し束石を置いています。屋内の床の高さと地面には、それなりの高低差があります。今回はサッシの金具の直下に、ウッドデッキの床高さが計画されました。
建物と水平方向に根太を敷き、垂直方向に大引きとウッドデッキの板を敷いています。施工後に定期的な点検が必要となるマンホールの蓋が見えていますが、ウッドデッキの端にあるので束の高さ(土台部分)の空間で行えると判断し、ウッドデッキの床面には点検口を設けていません。
上の写真は、建物の長辺方向を正面から撮ったものです。写真の左手にガラス越しに階段が写り込んでいます。ここから束柱を立て、大引き、根太、ウッドデッキの板を置いた状態が下の写真です。
彩木ウッドデッキは基礎部分ではビスを用いますが、ウッドデッキの床板を根太に留める際にビスは使いません。根太にある溝に、床板の裏に取り付けた突起をはめ込むスライド方式を採用しています。床板の表面にビス穴が存在せず、美しいウッドデッキを作ることができます。この新方式になってから、従来の床板ビス止めに比べて施工時間も短縮しています。(次回、後編に続く―)
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