腐らないウッドデッキ用木材の特徴や腐りにくくするコツを紹介!

腐らないウッドデッキ用木材の特徴や腐りにくくするコツを紹介!

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ウッドデッキは、木板を敷き詰めたデッキで、家屋から庭に張り出した一種のテラスです。デッキの床板は基本的に室内と同じ高さに施工するため、家の内外に一体感が生まれて居住空間も広がります。屋外リビングルームや遊び場としても利用できる、おしゃれなエクステリアです。

木が醸し出すナチュラルな雰囲気は人気の理由の1つですが、木材の美しさにこだわるあまり、腐朽に弱い木材を選ぶことで、ウッドデッキがすぐに破損してしまう可能性があります。

そこで今回は、腐らないウッドデッキ用の木材の特徴や、ウッドデッキをいつまでも綺麗に使用するためのコツを詳しく解説します。

 

1.ウッドデッキに使用される材木の種類

ウッドデッキはナチュラルでおしゃれな雰囲気を家屋に加味してくれる外構ですが、用いる素材には耐候性や耐久性といった実用性も求められます。屋外では雨や雪にもさらされるため、腐りにくい素材を選ぶことも大切です。

天然木と人工の樹脂木は、ウッドデッキに用いられる代表的な素材です。まずは、これら2つの素材の魅力や特徴について説明します。

 

1-1.天然木

天然木の魅力は、風合いや質感にあります。触り心地や木目、色調などは本物の木ならではの持ち味です。

天然木には、大きく分けてソフトウッドとハードウッドの2種類があります。

ソフトウッドは針葉樹を用いた建材で、SPF材やレッドウッドは代表的な樹種です。柔らかい素材であるため加工しやすく、素人でも手軽にDIYできるというメリットがあります。価格が比較的リーズナブルな点も魅力です。

ただし、ソフトウッドは衝撃に比較的弱く、水分を吸収しがちです。従って、腐朽を防ぐための防腐処理など、定期的なメンテナンスが必要です。

一方、ハードウッドは広葉樹の木材で、ウリンやイペなどの樹種があります。繊維が密に詰まっているため重量感があり、腐りにくく害虫などにも強い点が特徴です。このため、特にデッキを支える基礎部分の柱や梁にはハードウッドの使用がおすすめです。

ハードウッドは硬質で耐久性があり、メンテナンスはソフトウッドほど必要ではありません。しかし、プロでも加工が難しいとされ、材料費も高めです。

 

1-2.樹脂木(人工木)

樹脂木とは、樹脂製の素材から製造された部材で、「人工木材」「再生木材」などとも呼ばれています。天然木のようなメンテナンスが不要で、耐久性に優れている点が最大の魅力です。

樹脂木には樹脂のみを用いたものや、樹脂と木粉を混合させたものなど、商品によって配合は異なります。基本的に、木粉の比率を多くした樹脂木のほうが天然木のような風合いをより出します。

また、加工が簡単である点も人工木ならではです。さらに、色落ちや変形が起こりにくく、経年劣化した天然木に発生しがちなひび割れやささくれができる心配もありません。子どもの遊び場として、ウッドデッキを活用したい人にもおすすめです。

 

2.腐らないウッドデッキ用木材の特徴

前述のとおり、天然木の中でもソフトウッドはハードウッドよりも一般的に腐りやすいと言われています。加えて、水分や湿気といった外因もウッドデッキの腐朽につながる可能性があります。

では、どのような性質の木材が腐りにくいのでしょうか。ここからは、腐朽しにくい木材が持つ3つの特性を取り上げ、それぞれについて解説します。

 

2-1.耐腐朽性がある

厳密に言うと、永遠に腐らない木は存在しません。少なくとも、紫外線や雨などにより劣化してしまいます。日本は湿気の多い国のため、輸入木材については、海外の乾燥した環境で実証された耐腐朽性が日本の気候には当てはまらない可能性もあります。よって、ウッドデッキの木材選びには、日本、さらには居住している地域における耐腐朽性の強さを確認することが大切です。

ヒバやヒノキ、クリなどは、腐りにくい木と言われています。反対に、ベイツガやベイマツなどは比較的腐りやすいと言われています。耐腐朽性の強い木材は、腐りにくい木を使用しています。とは言え、きちんと木材の防腐性能試験を受けているウッドデッキは多くないことも実情です。

 

2-2.防かび性能がある

木材が湿気や水分にさらされ続けて乾燥する間もなければ、カビが発生しやすくなります。

木材の中にもカビがつきやすい、あるいはつきにくい種類があります。カビがつきにくいとされる樹種はヒバやヒノキ、ケヤキなどです。さらに、チークやウリンなどの抽出成分からは防かび効果が確認されています。

もちろん、これらの木材が完全にカビをシャットアウトするわけではありません。しかしながら、防かび性能の有無は素材選びのチェックポイントの1つです。

 

2-3.耐候性がある

耐候性とは、屋外設置した建築材などが太陽光や温度変化、風雨などに対して変質や劣化を起こしにくい性質を意味します。ウッドデッキは屋外に造る建築物のため、耐候性の有無は重要なチェックポイントです。

耐候性の弱い木材を使用すると、ヒビやささくれ、変色などの経年劣化が顕著に起こります。

メンテナンスを定期的にすればある程度の劣化を防ぐことはできるものの、最初から耐候性の強い木材を選んだほうが、結果としてコストや手間を省くことができるでしょう。

 

3.ウッドデッキを腐りにくくするためのコツ

思い描いたとおりに設置したウッドデッキも、その後の手間を惜しんだために、わずか数年のうちに腐ってしまう可能性はあります。しかしながら、腐りにくくするためのコツを知り、実践することで、ウッドデッキを良いコンディションに保つことはできます。

ここでは、ウッドデッキを腐りにくくするためにできる2つのメンテナンス方法を紹介します。

 

3-1.防腐塗装をする

すでに、ソフトウッドはハードウッドと比べて腐りやすい傾向があることを説明しました。とは言え、ソフトウッドも定期的に防腐塗装をすると、腐朽を多少なりとも防ぐことはできます。

塗料の種類は、木材に浸透して保護するタイプと、表面に膜を張って保護するタイプに大別できます。

  浸透タイプ 造膜タイプ
メリット
  • はく離やひび割れを起こさず、木目を生かせる
  • 手軽に塗装できる
  • 耐久性が強い
  • 木材の割れなどの劣化をカバーする
デメリット
  • 耐久性が弱い
  • 劣化状態を隠せない場合もある
  • はく離やひび割れが起こる可能性がある
  • 木目が消える
カラーバリエーション あり あり
屋外建築物との相性
塗り替えの目安 1~3年程度 5年前後

浸透タイプは木目を消さずに塗装できるため、木材の風合いを生かせます。ただし、耐久性が弱く、短期的に塗装することが必要です。

一方、造膜タイプは耐久性が高く、塗り替えは5年前後のサイクルで行います。塗料が木目を塗りつぶすため、ウッドデッキ全体の色合いや雰囲気を大きく変えることもできます。

 

3-2.定期的に高圧洗浄で洗浄する

屋外に設置するウッドデッキにはホコリやチリ、食べかす、コケなどさまざまな汚れがたまりがちです。これらの汚れを放置しておくと、ウッドデッキにダメージを与えかねません。適度に掃き掃除をして汚れを残さないように心がけましょう。

また、1年に一度は高圧洗浄機を用いて徹底的に汚れを洗い落とすことをおすすめします。強い圧力の水噴射によって、ウッドデッキの床の凸凹や隅々に隠れている汚れまで落とすことができるため、腐朽の抑制効果を期待できます。
※彩木は塗膜を傷つける恐れがあるので高圧洗浄機は使用できませんが、汚れが落ちやすいので水拭きなどで手入れをしてください。

 

4.腐らないウッドデッキ用木材を選ぶなら「彩木」がおすすめ

ウッドデッキ用木材の種類には大きく分けて天然木と樹脂木があり、風合いや扱いやすさなど、それぞれにメリットがあります。ただし、「腐らない」という点では、天然木よりも樹脂木のほうが優れていると言えるでしょう。

樹脂木の中でもおすすめの木材は、MINOの「彩木」です。MINOの彩木シリーズには、一階部分に設置する一般的なウッドデッキのほか、ベランダや屋上などさまざまな場所に対応した商品を揃えています。

彩木はアルミニウムの芯材を硬質低発泡ウレタン樹脂が覆う構造で、耐久性や耐候性に優れています。型枠成形で天然木の木目を再現しているため、人工木でありながら、自然の木のような風合いを醸し出している点は最大の魅力です。

使用しているウレタンの構造上、水分が内部に入り込まず、腐朽やカビの発生を防ぎます。また、熱をため込まないため、夏に素足で歩いてもやけどする心配がありません。さらに、ささくれやヒビなどの経年劣化がなく、いつまでも美しい見た目を保ちます。

 

まとめ

ウッドデッキ用木材には天然木と樹脂木があり、中でも耐腐朽性や耐候性などを持つ木材が腐りにくい傾向にあります。さらに、防腐塗装や高圧洗浄などを定期的に行うことで、腐朽をある程度防ぐことも可能です。

近年は天然木の風合いを模した優れた樹脂木も発売されており、安全性やメンテナンスを重視している人にはおすすめです。

その中でも、MINOの彩木ウッドデッキは特におすすめです。ここまでの内容を参考に、ぜひMINOで理想のウッドデッキを相談・依頼してください。

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