希石(きせき)が本格展開を開始
本物の石にはない特徴が多数
2種類のテクスチャーをリリース開始
本物の石材に見えて、実は硬質低発泡ウレタン樹脂とアルミニュウムの芯材でつくる人工石材「希石」。2022年春に東京ビッグサイトで開催された「エクステリア×ガーデンエキシビション2022」で初出展し、建材として人気の高い石材の表情を、今までにはなかった自由度で活用できるとして多くの方から反響をいただきました。MINOでは第一弾のテクスチャーとして2種類の正式リリースを決定。今回は、その2種類について紹介します。
黒と白の重厚な表情「黒渦(こっか)」
まず一つ目は黒と白のコントラストが印象的な「黒渦(こっか)」。モデルにしたのは主にインドを原産国とする御影石の一種で、黒い表面に流れるような白い模様が入る石板です。御影石ならではの重厚感と、白い模様による優しい表情が特徴で、エクステリアとインテリアの両方で人気があります。
「黒渦(こっか)」はMINOが長年にわたり扱っている人工木材「彩木」と同様に、実際の石板から型取りをして、表面の凹凸を創出。凹凸に合わせて緻密な塗装で、本物と見間違うほどの再現性を実現しました。
優しく淡い風合い「緑衣(りょくい)」
もう一つは、緑色凝灰岩(グリーンタフ)を再現した「緑衣(りょくい)」。参考にしたのは緑色凝灰岩でつくられた石板です。火山灰が固まってできる緑色凝灰岩は、北海道の渡島半島から東北の日本海側を通って新潟県へ南下し、そこから長野県、伊豆地方にかけて太平洋に抜ける黒鉱ベルトに分布しています。代表的な石材には十和田石(秋田県)や大谷石(栃木県)などがあります。緑色凝灰岩も水回りのタイルや玄関周りなど、エクステリアにもインテリアにも用いられます。
「緑衣(りょくい)」は何枚ものサンプルを参考に、テクスチャーの試作を何百回と実施。その中から厳選した複数の模様を採用しています。表面にあえて凹凸をつくり、石の質感を高めているのも「緑衣(りょくい)」の特徴の一つです。
軽くて割れず安価に安定生産
人工石材である「希石(きせき)」は、人工木材「彩木」と同じく硬質低発泡ウレタン樹脂とアルミニュウムの芯材でつくります。本物の石材より安価で、安定して生産が可能な点は大きなメリットといえます。また、割れない、欠けないという特徴は本物の石材との大きな違いです。本物の石材ではあまり見ない長さ3メートルの石板でも、破損の心配なく建材として使えます。しかも、長くしても重量は石材の約6分の1しかないので、施工時の取り回しも容易です。ビスで壁や柱に止めることができるのはもちろん、外構であれば表札やインターホン、ポストなども好きな場所に取り付けることができます。
今後、「黒渦(こっか)」と「緑衣(りょくい)」を用いた門柱やストックヤード、フェンスなどをMINOでは本格的に展開していきます。
*連動動画「彩木のミライ」
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