バルコニーの広さ平均は?目的ごとに必要な広さを解説
バルコニーの広さは住環境の快適さに大きく影響するので、きちんとこだわりたいポイントです。
しかし、バルコニーで何をするかによって必要な広さは異なる上に、物件によって広さもまちまちなので目安が分かりにくいかもしれません。
今回は、
・一般的なバルコニーの広さ
・目的別に必要なバルコニーの広さの目安
・おすすめのバルコニー周りのエクステリア
についてご紹介します。
目次
バルコニーの平均的な広さは?
バルコニーの広さの平均はどれくらいなのでしょうか?
マンション(集合住宅)と戸建て、それぞれのケースでご紹介いたします。
マンションの場合
マンションなど集合住宅の場合、1人暮らし用かファミリー向けの物件かによって広さは異なります。
築年数が古めの物件や1人暮らし用のマンションのバルコニーだと奥行91cm前後、幅1~1.2m程度が多いようです。
ファミリー向け物件や、築浅の分譲マンションだとバルコニーが広く取られていることが多く、奥行1ⅿ以上、幅1.5~2ⅿほどが多いです。
もちろん立地や物件によって差はあるので、大まかな目安としてお考えください。
バルコニーの奥行は、手すりの芯材までの距離を示すので実寸だともう一回りほど狭くなります。
マンションだと後から増築できないので、内見や資料などをよくご確認ください。
間取りにサービスバルコニーと記載されている場合、奥行1m以下の小さなバルコニーを意味します。
一般的にはキッチン横などにあるサブのバルコニーとして設置されていることが多いですが、物件によってはサービスバルコニーのような小さなバルコニーしかないところもあります。
戸建ての場合
戸建ての場合はより自由度が高く、平均値を出すための大規模な統計データなどはないようです。
ただ、日本の建築の慣習上使われてきた「間(けん)」という長さの単位に合わせて半間(約91cm)程度の幅で設計されることが多い傾向にあります。
ただ、広いバルコニーの需要は一定以上あるため、築年数に限らず奥行と幅それぞれの2ⅿほど取っている広々とした戸建ても少なくありません。
立地やデザインにもよりますが、建売の戸建て物件だとバルコニーは狭いことが多いです。
目的別に必要なバルコニーの広さ
バルコニーは、用途によって適切な広さが異なります。
こちらでは目的ごとに必要な広さの目安をご紹介していきます。
一般的な用途:奥行910mm
あまりバルコニーを使わない場合や、室外機やちょっとした物置き場として使う分なら奥行60~91cm程度でも問題ありません。
ただ、洗濯物をバルコニーで干したり、小さなお子さんの遊び場としては狭いと感じやすいでしょう。
洗濯物干しを余裕を持って行う:奥行1,000mm~
洗濯物干しをする場合は奥行1m以上を目安にしましょう。
狭いバルコニーでも洗濯物は干せますが、洗濯物が壁や手すり、室外機などに当たるのが気になるかもしれません。
奥行1ⅿ以上、幅も2ⅿほどあると余裕を持って洗濯物やお布団を干せます。
ガーデニングや趣味を行う:1,200mm~
バルコニーでガーデニング、ちょっとした家庭菜園、ライトアップや装飾など趣味の活動をする場合は奥行・幅共に広く取りましょう。
奥行は最低でも1.2ⅿ以上、幅も2ⅿ以上あった方が座って作業しやすいです。
バルコニーに椅子やちょっとしたテーブルを置きたい場合は奥行1.5ⅿほどあると余裕を持って寛げますよ。
バルコニーデッキを設置して中と外を繋ぐアウトドアリビングに
画像引用元:そらのま+ | 2階リビング | ヘーベルハウス
バルコニーにウッドデッキを設置してオープンな空間にすると、中と外が区別されすぎず半外のアウトドアリビングとして空間を広く使えます。
ウッドデッキを置くだけで一般的なバルコニーの無機質な雰囲気を暖かみある空間に変えられるため、多様な使い方ができます。
たとえば、テーブルセットを置いてダイニングやティータイムを楽しんだり、リラックスチェアを置いて本を読んだり、ガーデニングなどを楽しむ趣味の空間にするなど、発想次第で自由なオープンスペースとして活用できますよ。
バルコニーを広く使いたいならルーフトップバルコニーもおすすめ
広いバルコニーを設置したいという方には、ルーフトップバルコニーもおすすめです。
ルーフトップバルコニーは屋上や階下の屋根上にあるバルコニーで、一般的なバルコニーよりも空間がたっぷりと取られているので広々と使えます。
戸建てだけでなく、賃貸や分譲マンションでもルーフトップバルコニーがある部屋もあり、屋外で開放的な時間が楽しめると高い人気があります。
ただ、ルーフトップバルコニーは屋根がないので定期的に掃除やメンテナンスが必要となります。
持ち家の場合メンテナンスや改修は自費で行うので、きちんと考えた上で設置しましょう。
バルコニーの建築基準法上の扱いは?
バルコニーを広く作る時や、後から増築する際に気になるのが建築基準法上の扱いではないでしょうか?
バルコニーの面積や建ぺい率、手すりの高さなどに基準が設けられているため、建築基準法に反さない範囲で設計する必要があります。
詳しくは『バルコニーを設置する場合における建築基準法の制限とは? 』で解説しております。
バルコニーやエクステリアのデザインにもこだわって快適に過ごそう
バルコニーの広さを決めたら、エクステリアやデッキなどのデザインにもこだわりましょう。
空間を彩るデザイン性と実用性を兼ね備えたバルコニー周りのエクステリアのおすすめ製品をご紹介します。
バルコニー手すり
外気の影響を受けやすいバルコニーの手すりを彩木のハイブリッド人工木材にすることで、季節に関係なく使いやすく、見た目にも美しく仕上がっています。
一般的なバルコニーの手すりとしてのご使用はもちろんのこと、目隠しやフェンスとしてもお使いいただけます。
屋上・ルーフデッキ
屋上部分やバルコニーにデッキを設置すれば、暖かみのある空間として雰囲気を大きく変えられます。
デッキ材として使用している彩木は耐候性に優れ反りなどの変形がほとんど起きないので、折れ戸でもサッシと同じ高さに仕上げられます。
彩木ウッドデッキの屋上デッキ(DR)の製品詳細
彩木ウッドデッキの彩木ルーフデッキDRの製品詳細
ルーバースクリーン
ルーバースクリーンは外壁装飾や窓格子としてご利用いただけます。
彩木のルーバースクリーンは窓やバルコニーを完全に覆わないので、強い日差しを和らげつつ外の光を柔らかく屋内に取り込めます。
ウッドのルーバースクリーンは和洋どちらのデザインにもしっくりと馴染むため人気があり、高耐候性・高耐久性の彩木はローメンテナンスできれいな状態を長期間キープできます。
MINOでは、上記意外でもベランダ・バルコニーに適したエクステリアを多数取り揃えております。
用途やご自宅のデザインに合ったものがお選びいただけますので、ぜひこちらも合わせてご覧くださいませ。
まとめ
広いバルコニーは解放感を味わえ、狭いバルコニーはメンテナンスの手間がかからないというメリットがあります。
用途や目的によって必要なバルコニーの広さは異なりますが、快適さや生活のしやすさを重視するなら奥行・幅ともに実寸1ⅿ以上はあった方がよいでしょう。
「立地や区画の問題でバルコニーが使いにくい・・・。」「隣の家との距離が近い・・・。」といった場合は、ご紹介したルーバースクリーンなどのエクステリアもおすすめです。
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