ウッドデッキの床板・床材選びのポイントとは?

ウッドデッキの床板・床材選びのポイントとは?

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長い間住んでいると、ウッドデッキは徐々に経年劣化が進みます。メンテナンスを適切に行ったとしても、やがて床板・床材の張り替えが必要になるでしょう。ウッドデッキの床板の張り替えに、DIYでチャレンジする方も少なくありません。

今回の記事では、床板や床材を選ぶときのポイントや床板の張り替え方法を紹介します。DIYにチャレンジしたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

1.ウッドデッキの床板・床材選びのポイント

ウッドデッキの床板・床材選びのポイント

ウッドデッキのDIYに使用する床板と床材を選ぶ際の着眼点は以下のとおりです。

  • ・床板・床材の素材
  • ・床板の厚み
  • ・床板・床材のサイズ

ウッドデッキのDIYをどのように進めればよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

 

1-1.床板・床材の素材

床板や床材のDIY素材になる木材は、大きく2種類に分けると「天然木」「人工木(樹脂材)」です。特徴がそれぞれ異なります。

例えば「天然木」は文字通り自然界の木をそのまま木材として利用していますので、木材の木の種類によって様々な特徴を持ち合わせています。耐水性が高かったり、見た目や色合いなども木の種類に左右されます。一方で、木の種類にもよりますが、価格が高めな傾向にある点に注意しましょう。

天然木には大きく分けて「ハードウッド」と「ソフトウッド」がありますが、床板には「ハードウッド」が使用されるケースが多いです。

「人工木(樹脂材)」は木粉やプラスチックを混ぜ合わせて加工した物や、一定の大きさの木材を貼り合わせて加工した物などがあります。総じて加工がしやすく、耐久性が高いところが特徴です。一方で、木の質感や香りといった点においては、自然木に劣る場合もあります。

 

1-2.床板の厚み

多くのウッドデッキに使用されている床板の厚みは、20mmまたは30mmです。基本的には床板が厚い方が耐久性に優れたデッキに仕上がります。

一般家庭に設置されているウッドデッキでは20mmの厚みで充分と言えます。従って通常のDIYでは20mmを選択するケースが多いでしょう。一方で、店舗や施設など一般家庭より大勢の出入りがあるウッドデッキをアレンジする際には、30mmの厚みがあった方がより頑丈で安心できます。

 

1-3.床板・床材のサイズ

床板の幅は105mm・120mmの2種類です。105mmのほうが床板の種類が多く、DIYでは使用される場合が多いです。相対的に価格も抑えられる可能性が高いでしょう。

一方で同じ面積のウッドデッキであれば、幅が広い120mmの方が使用枚数を減らせます。また、幅が広い方が見た目に重厚感がでるため、意匠を重視する方は幅の広い床板を好むケースも少なくありません。

 

2.ウッドデッキの床板DIYに必要な工具

ウッドデッキの床板DIYに必要な工具

床板や床板材についてポイントを確認したところで、次は実際にウッドデッキのDIYに使う道具をいくつか紹介します。次の工具があれば、スムーズにウッドデッキのDIYを進められます。

  • ・皿取錐
  • ・床板を固定するためのビス
  • ・クランプ・バール
  • ・ノコギリなど木材を切断できる工具
  • ・スペーサー

それぞれの道具について、詳しくみていきましょう。

 

2-1.皿取錐

皿取錐は、ビスをいれる下穴と埋め込み用の皿部分の凹みを同時に作れる工具です。ウッドデッキの床板にいきなりビス止めをすると、仕上がりがきれいになりません。皿取錐で下穴をつけたうえで、ビスを埋め込んでいきましょう。

 

2-2.床板を固定するためのビス

ウッドデッキの床板に合ったビスを選び使いましょう。たとえば、ウッドデッキ用の木材はハードウッドの木材が多いため、堅い素材でもネジ切れしない頑丈なビスを使ってください。ビスごとに適応する素材が通常記載されているので、床材にあったビスを選びましょう。

 

2-3.クランプ・バール

クランプとは、作業時に素材を固定するための台です。ウッドデッキのDIYでは、木材にビスを打ち込むときなどに使用します。また、バールは現行のウッドデッキの釘を抜いて解体作業を進めるときに便利です。簡易なハンマー代わりにも使えます。

 

2-4.ノコギリなど木材を切断できる工具

床材の端を切りそろえるときにはノコギリが必要になります。ノコギリは電動のもの、手動のものとありますので自分で使いやすい方を選びましょう。

電動品は音が大きく近所に気を使わなければなりませんが、木材を楽に短い時間でまっすぐ切ることが可能です。手動品は安く手に入りますし、使う場所を選びませんが木材を真っすぐに切るには慣れとコツが必要です。

 

2-5.スペーサー

ウッドデッキの床板は1㎝程の隙間を空けて並べて作ります。その隙間を狂いなく測る工具がスペーサ―です。隙間を空けずに床を作ってしまうと、気温や湿度での木材の膨張により床の破損の原因に直結しますので、スペーサーを使いきちんと間隔を空けて床板を作っていきましょう。

 

3.ウッドデッキの床板の張り替え手順

ウッドデッキの床板の張り替え手順

工具もわかったけれど、実際に床板の張り替えなんてどうすればいいのかわからない、という人がほとんどでしょう。ウッドデッキのDIYは、おおまかに次のような手順で進めます。

  • ・床材の下準備と仮置き
  • ・家側からビスを打ち込んで床板を固定していく
  • ・床板の間隔や自宅の壁との隙間に注意しながらビスを打ち込む
  • ・曲がりが出たらクランプやバールで適宜調整
  • ・はみ出た床材をノコギリで切断して揃える

ウッドデッキの床板の張り替え手順を、順番に確認してみましょう。

 

3-1.床材の下準備と仮置き

床材に必要な木材の調達をしましょう。購入する際は木材のサイズや厚み、長さを間違えないように気を付けてください。その後、仮置きをしてみて木材の長さを確認し、床に合わせて正確な長さに木材をカットしましょう。

ウッドデッキの図面が手元にある場合は図面を参考に木材のサイズ選びをするのもいいでしょう。ちなみに室内の床板から、そのままウッドデッキの床材に続いているように仮置きしてみてください。

お部屋の床材とウッドデッキの床材の向きを合わせるのもおすすめです。そうすると、リビングとウッドデッキがつながったような印象になり、お部屋が広く感じられます。気に入った配置が決まったら、ビスで固定する準備を進めましょう。

 

3-2.家側からビスを打ち込んで床板を固定していく

皿取錐で下穴をつけたうえで、家に近いほうの床板からビスを打ち込んで固定していきましょう。ビスの頭が残ってしまうと、景観が悪くなるだけでなく躓くなどの危険性も高まります。しっかりと頭を床材に埋め込んでください。

 

3-3.床板の間隔や自宅の壁との隙間に注意しながらビスを打ち込む

床板は1㎝または5mm程の一定の間隔を空けて並べます。気温や湿度での木材の膨張時に隙間が空いていないと破損してしまうこともあるので、間隔を空ける作業は忘れずに行ってください。

 

3-4.曲がりが出たらクランプやバールで適宜調整

作業中に木材が曲がってしまったり、ビスがうまく取り付けられなかった場合は慌てずにクランプやバールを使ってその都度やり直していきましょう。

 

3-5.はみ出た床材をノコギリで切断して揃える

最後に固定した床材のはみ出している部分をノコギリで切りましょう。長さをしっかり揃えることで見栄えもよく、足や物を引っ掛けることもなくなり安全です。

 

4.ウッドデッキの床板をDIYで張り替えて自宅の外観を整えよう!

ウッドデッキの床板をDIYで張り替えて自宅の外観を整えよう!

ウッドデッキのDIYのポイントや実際の手順など、詳しく紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ウッドデッキの床板をDIYで新しくすると自宅の外観の雰囲気もガラッと変わります。是非DIYにチャレンジして外観を好きなように整えてください。

エクステリア建材を多数扱うMINOのWebサイトでは、樹脂製素材の彩木(AYAGI)を取り扱っています。6色のラインナップがあり、自宅のイメージに合わせて柔軟に色を選べます。耐久性にも優れているので、適切なメンテナンスにより劣化を遅らせることが可能です。ウッドデッキのDIYには、ぜひ彩木(AYAGI)の使用をご検討ください。

彩木(AYAGI)について詳しくはこちら。

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