
ウッドデッキを使ってベランダをおしゃれな空間にしよう!
ベランダは、一戸建てやマンションの建物の外に張り出した屋根付きの部分のことです。屋根がついているので、洗濯物を干すのには便利ですが、それ以外にどのように使ったらいいかわからない方も多いのではないでしょうか? ベランダは使い方次第で、おしゃれなリラックススペースとしても使えるのです。ここではベランダを快適な空間に作り変える方法について紹介します。
ベランダをおしゃれな空間に変えるための4つの利用法
ベランダでおしゃれにガーデニングを楽しむ
「マンション住まいなので庭がない」「一戸建てだけど庭が狭い」という方でも、ちょっとした工夫をすることで、ベランダにおしゃれなガーデニングスペースがつくれます。 例えば鉢植えの植物や花をたくさん飾りたい場合は、園芸用のシェルフやラックを置いてその上に並べることで、立体的に植物が置くことができます。
置く鉢植えは、観葉植物や花、野菜、ハーブなど気に入ったもので大丈夫です。他に植物を置く方法として、ホームセンターなどで販売されているラティス(木製の格子状に組まれたフェンス)を立てかけると、格子の部分にフックかけて手軽にプランターを取り付けることができます。
床の部分には自然素材、例えば、タイル風のガーデンパネルや木製のデッキパネル、人工芝、白玉砂利などを使うと、より庭の雰囲気が演出できます。どのような造園をしたいか、ご自身のイメージに合わせて床材をコーディネートすると良いでしょう。
ベランダでアウトドア気分を楽しむ
贅沢にキャンプを楽しむアウトドアスタイルとして「グランピング」があります。グランピングとは、「優雅な」という意味の「グラマラス」と「キャンピング」をかけ合わせた造語で、ラグジュアリーなキャンプのことを指します。
キャンプのようにテントやコテージなどの施設に滞在するのですが、施設内には、ベッドやソファ、テーブルが備わっていて、ホテルにとまったように優雅に過ごせるというもの。
ベランダを自然の中にあるコテージ風に変えれば、家にいながらグランピング気分が味わえるというわけです。
そのためには、ベランダの床にウッドデッキのパネルを敷いて、鉢植えの植物を配置するなどしてコテージのような雰囲気をつくります。そこにソファやテーブルを置くことで、家にいながらにしてアウトドア気分が味わえる空間になるでしょう。
日中に日向ぼっこをしながらゆっくりしたいという方には、自立式のハンモックがおすすめです。
ベランダでカフェ気分を味わう
ベランダに木のテーブルと椅子を置くことで、晴れた日にはオープンエアのカフェのような雰囲気も楽しめます。テーブルにクロスを敷いたり、ランチマットを敷いたりすれば、よりおしゃれに楽しめます。イスに長時間座る時には、背もたれにクッションがあると寛げるでしょう。
また、肌寒い時はひざ掛けを用意しておくといいかもしれません。夜の時間帯に利用する場合は、テーブルの上にキャンドルを置いたり、バルコニーやベランダの柵にネックレスのようなガーランドライトを飾ったりしてライトアップすると、日中とは違った雰囲気のカフェスペースになります。
ベランダでリゾート気分を味わう
ベランダに2人~4人分のイスや、テーブルが置けるスペースがあるなら、ベランダの日よけにパーゴラ(日よけの藤棚)をつけたり、ガーデンパラソルを置いたりすることで、プライベートリゾートのような空間を演出することができます。
デッキチェアを置けば、身体を伸ばしながら座れてくつろぐ空間としても使えますし、テーブルを囲んでイスを置けば、お友達を呼んでおもてなしをする場所や、一家で団欒をする場所としても利用できます。
そもそもマンションの場合、ベランダにウッドデッキを敷いていいの?
マンションのベランダにウッドデッキを設置する前に、管理規約や使用細則を確認しましょう。
多くのマンションではベランダは共用部分とされており、居住者には専用使用権があります。
しかし災害時の避難経路としての役割も持つため、設置物が避難の妨げにならないよう配慮が求められます。
また、水はけの悪化やゴミが溜まらないように排水溝を塞がないよう注意する必要もあるのです。
一般的に、取り外し可能なジョイントパネルタイプのウッドデッキなら許可されることが多いですが、必ず管理組合や管理会社に相談してから作業をすすめてください。
また、大規模修繕時には撤去が必要になる可能性があるため、簡単に取り外せるタイプを選びましょう。
素材選びも重要で、天然木はメンテナンスが必要ですが人工木材は耐久性や安全性に優れ、ベランダに適しています。
以上の点を踏まえ、マンションのベランダにウッドデッキを設置する際は、管理規約の確認・素材の選定・メンテナンス性などを総合的に考慮し、快適なベランダ空間を実現しましょう。
ベランダにウッドデッキを設置するメリット・デメリット
ベランダにウッドデッキを敷くことで、見た目の印象が大きく変わり、快適なアウトドア空間を作り出せます。
しかし、設置にはメリットだけでなく注意すべきデメリットもあります。
ここでは、ウッドデッキを設置する際に知っておきたいポイントを紹介します。
メリット
ベランダにウッドデッキを設置するメリットを5点紹介いたします。
デザイン性が向上し、おしゃれな空間になる
ウッドデッキを敷くことで、ベランダがまるでリビングの延長のような快適な空間になります。天然木や人工木の温かみのある質感が、住まい全体の雰囲気をグレードアップさせます。
裸足で歩ける快適な空間に
コンクリートやタイルのベランダと違い、ウッドデッキは足触りが良く夏でも熱くなりにくいのが特徴です。裸足で歩いたり子供が遊んだりしやすくなります。
クッション性があり、安全性が高まる
ウッドデッキは適度なクッション性があり、転倒した際の衝撃を和らげる効果があります。小さなお子さまや高齢者がいる家庭でも安心です。
防音効果が期待できる
木材がクッションの役割を果たし、ベランダの床に物を落とした際の音を軽減してくれます。マンションの場合、階下への騒音対策としても有効です。
室内と屋外の一体感が生まれる
室内のフローリングと似た色合いのウッドデッキを選ぶことで、部屋との統一感が生まれ、開放的な印象になります。
このように、ベランダにウッドデッキを設置することで、デザイン性を高められ、おしゃれな空間を演出することができます。
また、普段は外履きに履き替えなければならなかったベランダも、素足で安全に歩行出来るようになります。大人の方だけでなく、小さなお子様にとっても安心・安全の環境を作り出すことが可能です!
デメリット
一方で、注意しておかなければならない点もいくつかあります。
管理規約の制限がある場合がある
マンションではベランダが共用部分とされるため、管理規約で設置が制限されている場合があります。
排水や掃除の手間が増える
ウッドデッキを敷くことで、ベランダの排水溝が塞がれたり、掃除がしにくくなったりすることがあります。
大規模修繕時には撤去が必要になる
マンションの修繕工事の際には、ウッドデッキを一時的に撤去しなければならないことが多いため、簡単に取り外せるタイプを選ぶのがおすすめです。
メンテナンスが必要
天然木のウッドデッキは、劣化を防ぐために定期的な塗装や防腐処理が必要です。人工木材であれば、比較的メンテナンスの手間が少なく済みます。
初期費用がかかる
ウッドデッキの設置には、素材やサイズによって費用が変わるため、予算に合わせた計画が重要です。長期間の使用を考え、耐久性のある素材を選ぶことをおすすめします。
マンションによっては、ウッドデッキの設置が制限されている可能性があるため、事前に調査が必要となります。詳しくは、賃貸借契約書をご確認になるか、もしくは管理会社、大家さんにお尋ねください。
また、快適な空間を維持するために、定期的なメンテナンスやお掃除が必要になります。もしも、お掃除が手間に感じられる方は、お掃除やメンテナンスが簡単に出来る彩木ウッドデッキをご検討ください!
ベランダに敷くウッドデッキパネルの使い方
ベランダをおしゃれな空間にするアイテムとしてウッドデッキをご紹介しましたが、ベランダに利用できるウッドデッキには、以下の4種類があります。
マンションバルコニーデッキ
置くだけで簡単に設置ができるウッドデッキパネルです。専用ジェルマットを敷いてその上にウッドデッキパネルを置くだけで施工が容易、狭いスペースも有効活用でき、おしゃれなウッドデッキになります。
ガーデンデッキ
ガーデンデッキは樹脂製のデッキ材です。リバーシブルで「リブ(溝)」と「フラット(溝なし)」の表面仕上げが選べます。ビス頭が見えないジョイント金具による取付け方法で使用できます。
ルーフデッキ
伸縮や反りがほとんど無いので、折れ戸でもサッシフラットで施工できます。ベランダ・バルコニー・屋上庭園などにおすすめのウッドデッキです。
屋上デッキ
屋根に敷くことで断熱効果もある、屋上用に最適なウッドデッキです。断熱材として使われるウレタンを使用しているため、屋上に断熱の効果もありました。耐震に有効な建物への負担が少ない軽量のウッドデッキです。
ウッドデッキ作りで大切なのは、何と言っても材料選びです。屋外で使用するものなので、耐久性、安全性、見た目の美しさなど、あらゆる観点から材料を選ぶ必要があります。
ウッドデッキの材料と言えば、やはり天然木。自然で木肌の風合いが出ますので、ナチュラルな雰囲気を出すにはピッタリです。
しかし、天然の木材のため、日差しや雨風による、変色、伸縮、腐食、ささくれ立ちなど、数年で劣化する可能性があります。
「せっかく作るなら雨風にも強い材料で作りたい」
「数年でダメになって補修でお金はかけたくない」
そんな方には、本物の天然木材の風合い、耐久性、安全性、断熱性に優れた「人工木材」がおすすめです。メンテナンスもほとんど不要で、天然木の変わらない美しさを長時間保つことができます。



ベランダにくつろぎの空間をつくる前に確認しておきたい4つのこと
ベランダの方角
ベランダがある方角によっては活用方法に不向きなものもありますので、まずご自宅のベランダの方角を確認しましょう。
ベランダが「南向き」の場合は、1日中日当たりが良く洗濯物が乾きやすいので、洗濯物を干す場所も設置しながら、くつろげるスペースにもしたいですよね。夏場は暑くなりやすいので屋根や庇があると良いでしょう。
「東向き」の場合は、朝は早い時間から日があたって気持ち良く、昼過ぎから段々と日が陰ってきます。暑い夏場には、日陰の涼しい場所として活用できそうです。
「西向き」の場合は、夕方の日当たりが良く、夏場は強い西日を避けるための日よけがあった方がいいかもしれません。
「北向き」は、日中を通して直接日光は差し込まないのでガーデニングをしたい場合は日陰で育てられる植物を選ぶと良いでしょう。
夏場は涼しいため、エアコンの室外機を北側に置くと直射日光を受けて温まり過ぎることもなく、使用時の負担も少なくなります。
ベランダのスペースの広さ
ベランダをリノベーションするにあたって、植物や椅子、テーブルを置きたいと思っても、それらを置けるだけのスペースがなければ窮屈になってしまいます。
まずは、ベランダの広さはどれくらいとれるのかを確認しましょう。
例えば、人が通れて、植物も置けるくらいならベランダの奥行は100~120cmは確保したいところです。そこに椅子や飲み物が置けるぐらいの小型のテーブルを置くとしたら130 cm以上の奥行が必要になるでしょう。
また、食事ができるほどの大きさのテーブルと椅子を置くとしたら、150 cm以上の奥行は必要になります。
リノベーションしたいベランダがどのくらいの広さがあって、何が置けるか考えてから必要なものを買いそろえることをおすすめします。
ベランダのイノベーションでやってはいけないこと
マンションのベランダは、緊急時に避難通路として使用することがあります。避難を妨げるようなベランダの使い方は行わないようにしましょう。
例えば、隣の家のベランダとの仕切りとして設置されている「蹴破り戸」は、その前に物を置いてしまうと、他の部屋の住民も非難するのに邪魔になってスムーズに移動できません。
したがって、小型の植木鉢なども邪魔にならないように置きましょう。マンションの場合、ベランダは共用部分のため、所有者が個人のリフォームを行うのは難しいです。
しかし、管理組合の許可をもらって実現するケースも少なからずあります。
管理規約に沿って、管理組合に届けを出し、管理規約から大きく外れた内容でなければ許可されることもあります。
ベランダに置いていいもの悪いもの
実際にベランダに置いていい物と悪い物は、マンションごとに決まっていることが多く、お住まいのマンションの管理人さんに聞いていただくのが確実です。
ちなみにベランダに出しておいてはいけないものとして例えば「物置、洗濯機」などが挙げられます。
その他、気をつけた方がいいものとしては「衛星放送のアンテナ、スリッパ、プランター、スキー、ゴルフバッグ、自転車、子ども用三輪車、盆栽」などがあります。
スキーやゴルフバックなど、ベランダに仮置きのつもりがそのまま置いたままにしていませんか?特にマンションのベランダをリノベーションするなら、置いていいもの悪いものを理解した上で行うようにしましょう。
人工木(彩木ウッドデッキ)を設置して快適な空間を作ろう
ウッドデッキを選ぶ際は見た目の美しさだけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさも重要なポイントです。
そんな中、人工木材の「彩木(あやぎ)ウッドデッキ」は天然木のような質感を持ちながら、メンテナンスの負担を大幅に軽減できる点で注目されています。
彩木はアルミ芯材と硬質低発泡ウレタン樹脂で構成されており、腐食やささくれの心配がなく長期間美しさを保つことが可能な素材。
さらに、特殊な塗装によって紫外線や雨風による劣化を防ぎ色褪せしにくいのも大きなメリットです。
また、夏場でも表面が熱くなりにくいため、裸足での歩行や子どもの遊び場としても最適。さらに水はけが良く、湿気によるカビや汚れがつきにくいため、清潔な状態を維持しやすいのも魅力です。
耐久性・安全性・美しさを兼ね備えた彩木ウッドデッキは、理想のベランダ空間をつくるための優れた選択肢といえます。
ウッドデッキ、バルコニーの製品一覧
ウッドデッキ・ガーデンデッキの施工例
RANKING
人気ランキング