平屋にウッドデッキを設置するメリット・デメリット|間取りのポイントや事例も解説
平屋にウッドデッキを設置すると、リビングと屋外をつなげて開放感のある空間をつくれるほか、洗濯物干しやアウトドアリビング、子どもの遊び場など、さまざまな用途に活用できます。
一方で、平屋は道路や隣家からの視線が気になりやすい場合があるほか、素材によってはメンテナンスの手間がかかるなど、設置前に確認しておきたいポイントもあります。
この記事では、平屋にウッドデッキを設置するメリット・デメリットをはじめ、おすすめの間取りや快適に使うための設備・工夫、素材の特徴、費用、設置手順などを詳しく解説します。平屋にウッドデッキを取り入れたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.平屋にウッドデッキを設置するメリット
平屋にウッドデッキを設置すると、屋内だけでなく屋外まで生活空間として活用できるようになります。
リビングとつなげて開放感を得たり、洗濯物を干したり、家族で食事を楽しんだりと、使い方はさまざまです。ここでは、平屋にウッドデッキを設置する主なメリットを解説します。
1-1.屋内と屋外をつなげて開放感をつくれる
平屋に限りませんが、ウッドデッキはリビングに面して設置されることが多くあります。
リビングの大きな窓に面してウッドデッキを設置すると、屋内と屋外をつなぐ空間ができ、視覚効果で部屋が広くなったような印象を与えます。リビングとウッドデッキを連続した空間として使えるため、実際の床面積以上に広がりを感じやすくなるでしょう。
平屋は生活空間がワンフロアにまとまっているため、ウッドデッキとのつながりを意識した間取りにすることで、室内と屋外を行き来しやすい開放的な住まいをつくれます。
1-2.洗濯物干しスペースとしても使える
ウッドデッキは、洗濯物や布団などを干すスペースとしても活用できます。
平屋では2階にバルコニーがないケースも多いため、洗濯物を庭に干すこともあるでしょう。しかし、洗濯のたびに外に出入りしなければならず、布団などの大型の洗濯物は運び出すのに苦労します。そのような悩みは、ウッドデッキを設置することで解決できます。ウッドデッキを洗濯物干しスペースとして使えば、移動距離を短縮でき、部屋の中から状態を確認しやすいメリットもあります。ウッドデッキに手すりやフェンスを付ければ、バルコニーのようにお布団干しとしても使えます。
1-3.屋上に設置してルーフバルコニーをつくれる
平屋ならではのウッドデッキの設置方法として、屋上に設置するという選択肢もあります。
傾斜のない平らな陸屋根の平屋であれば、屋上にウッドデッキを設置しやすいです。
屋上にウッドデッキを設置すれば、周囲からの視線を気にしにくいプライベートな屋外空間をつくりやすいです。庭を十分に確保できない敷地でも、屋上を有効活用できる点がメリットです。
ただし、屋上へのウッドデッキ設置は、建物の構造や防水、荷重などを考慮する必要があります。また、メーカーによっては、屋上への設置を推奨していない場合もあるため、事前に確認をしましょう。
通常、ルーフバルコニーを設置するには住宅の施工の段階で依頼することが多く、傾斜のある2~3階建ての屋根には後付けできません。
ウッドデッキなどを使って屋上の空間を有効活用できるのも、平屋の良さです。
1-4.アウトドアリビングとして活用できる
ウッドデッキをリビングの延長として使えば、屋外で食事やバーベキュー、ティータイムなどを楽しめます。テーブルやチェアを置けば、セカンドリビングのような空間として利用することも可能です。休日に家族でゆっくり過ごしたり、友人を招いて食事をしたりと、家での過ごし方の幅が広がります。
また、ウッドデッキの広さを十分に確保しておけば、家具を置いたり、複数人で利用したりしやすくなります。
1-5.子どもの遊び場として使える
ウッドデッキは、子どもの遊び場としても活用できます。リビングに面してウッドデッキを設置すれば、室内から子どもの様子を確認しやすくなります。家事をしながらでも目が届きやすいため、子育て世帯にも使いやすいでしょう。
また、庭とウッドデッキをつなげることで、屋外での遊び方も広げられます。
ただし、子どもが利用する場合は、転落や転倒などの危険がないよう、段差や手すり、フェンスなどの安全対策も検討しましょう。あわせて、子どもが素足で遊ぶことを想定し、ささくれが出ない素材や、夏場でも表面が熱くなりにくい素材を選ぶとより安心です。
1-6.外観のアクセントになる
ウッドデッキは、暮らしやすさだけでなく、平屋の外観を彩る要素にもなります。建物と庭の間にウッドデッキを設けることで、室内・デッキ・庭の一体感が生まれ、外観にも立体感が出ます。
木の質感を取り入れることで、ナチュラルな雰囲気や温かみのある外観に仕上げることも可能です。
2.平屋にウッドデッキを設置するデメリット
平屋にウッドデッキを設置すると多くのメリットがありますが、設置する場所や素材によっては注意したい点もあります。
特に、外からの視線や暑さ・寒さ、メンテナンス、費用については、設置前に確認しておきましょう。
2-1.外からの視線が気になりやすい
平屋は2階建てと比べて道路や隣家との目線が近くなりやすいため、ウッドデッキを設置する場所によっては外からの視線が気になることがあります。
特に、道路に面した場所や隣家の窓と向かい合う場所にウッドデッキを設ける場合は注意が必要です。
対策としては、目隠しフェンスや植栽などを設置する方法があります。
ただし、フェンスを高くしすぎると日当たりや風通しが悪くなる場合もあるため、必要な高さや配置は調整が必要です。
2-2.夏は暑く、冬は寒くなりやすい
ウッドデッキは屋外空間なので、季節や天候によって快適性が変わります。
夏場に直射日光が当たる場所ではデッキ表面が熱くなりやすく、冬場は寒さを感じやすくなります。
表面温度の上昇を抑えるためには、熱を溜め込みにくい素材のデッキ材を選ぶことが有効な対策です。あわせて、屋根や庇、シェードなどを設置して日差しを調整するのもよいでしょう。
また、屋根や庇は雨を防ぐ役割もあるため、洗濯物を干すスペースとして利用したい場合にも有効です。
2-3.素材によってはメンテナンスが必要
ウッドデッキは屋外に設置するため、雨や紫外線などの影響を受けます。
特に天然木の場合は、塗装などの定期的なメンテナンスが必要になることがあります。メンテナンスを怠ると、色あせや腐食などにつながる可能性があるため、設置後の維持管理も考えて素材を選ぶことが重要です。
一方、人工木・樹脂木は、天然木と比較してメンテナンスの負担を抑えやすい素材です。
ウッドデッキは設置して終わりではないため、初期費用だけでなく、掃除や塗装などにかかる手間や費用も含めて検討しましょう。
3.平屋のウッドデッキを設置する際におすすめの間取り
平屋にウッドデッキを設置する場合は、単に空いている場所に設置するのではなく、住宅の間取りや家事動線、周囲からの見え方まで考えることが重要です。
ここでは、平屋とウッドデッキを組み合わせる際におすすめの間取りを解説します。
3-1.リビングとウッドデッキをつなげる間取り
平屋のウッドデッキでは、LDKとウッドデッキを隣接させる間取りが基本的な配置です。リビングに大きな掃き出し窓を設け、その先にウッドデッキを配置すると、室内からそのまま屋外へ移動できます。
窓を開けたときにはリビングとウッドデッキを一体的に使えるため、開放感を得やすくなります。
3-2.L字・コの字型の間取りに設置する
L字型やコの字型の平屋では、建物に囲まれた場所にウッドデッキを設置する方法があります。ウッドデッキを建物で囲むことで、外からの視線が入りにくいプライベートな空間をつくりやすくなります。
また、家の中心にウッドデッキを配置すれば、複数の部屋からウッドデッキを眺められる間取りにすることも可能です。
さらに、家の中心部に窓を設けることで、外から離れた部屋にも自然光を取り入れられます。平屋は間取りによって建物の中央部分に光が届きにくくなることがありますが、L字型やコの字型+ウッドデッキという組み合わせによって、採光しやすくなります。
4.平屋のウッドデッキを快適にする設備・工夫
ウッドデッキは、設備や周辺環境を工夫することで、より使いやすくなります。特に屋根や目隠し、照明などは、設置後に追加するよりも新築時の計画段階で検討しておくとよいでしょう。
4-1.屋根・庇を設置する
ウッドデッキに屋根や庇を設けると、雨や日差しを遮りやすくなります。特に洗濯物を干す場所として利用する場合は、突然の雨への対策として役立ちます。
また、夏場に直射日光が当たるのを抑えられるため、ウッドデッキをより快適に使いやすくなります。ただし、屋根や庇を設置すると、ウッドデッキに差し込む日差しや室内の明るさにも影響する可能性があります。
4-2.目隠しフェンスを設置する
道路や隣家からの視線が気になる場合は、ウッドデッキの周囲に目隠しフェンスを設置する方法があります。
外からの視線を遮ることで、家族だけで過ごせるプライベートな空間をつくりやすくなります。
ただし、フェンスを高くしすぎると、日当たりや風通しが悪くなるため注意が必要です。
4-3.植栽と組み合わせる
目隠しには、フェンスだけでなく植栽を利用する方法もあります。樹木や植栽をウッドデッキの周囲に配置すれば、自然な雰囲気を保ちながら外部からの視線を遮りやすくなります。
また、木や草花を取り入れることで、平屋と庭、ウッドデッキに一体感が生まれるようになります。ただし、植栽は成長するため、将来的な大きさや手入れのしやすさも考えて選びましょう。
4-4.照明・コンセント・水栓などを設置する
ウッドデッキを夜間にも利用したい場合は、照明の設置を検討しましょう。照明があれば、夕方以降に食事やティータイムを楽しむなど、ウッドデッキの利用時間を広げられます。
水栓を設置しておけば、ウッドデッキの掃除や植物への水やりなどにも活用できます。ウッドデッキでの過ごし方を決めておくと、必要な設備をイメージしやすくなります。
5.平屋に設置するウッドデッキの素材の特徴
ウッドデッキに使われる素材は、大きく天然木と人工木・樹脂木に分けられます。
それぞれに特徴があるため、見た目だけでなく、耐久性やメンテナンス性、費用などを比較して選びましょう。
5-1.天然木
天然木のウッドデッキは、木材ならではの自然な風合いや木のぬくもりを感じられることが特徴です。種類によって耐久性や価格が異なり、比較的加工しやすいものから耐久性に優れたものまでさまざまです。
一方で、屋外で使用する天然木は、雨や紫外線などの影響を受けるため、定期的なメンテナンスが必要になります。塗装や清掃などの手間も考えたうえで、天然木の風合いを楽しみたい方に向いている素材です。
5-2.人工木・樹脂木
人工木・樹脂木は、樹脂などを使用して天然木に近い見た目を再現した素材です。天然木と比較して腐食やシロアリ被害が起こりにくく、メンテナンスの負担を抑えやすいことが特徴です。
一方で、商品によって質感や性能、価格などが異なるため、単純に「人工木ならすべて同じ」と考えるのではなく、製品ごとの特徴を確認することが重要です。
近年は天然木の木目や質感を再現した人工木もあるため、メンテナンス性だけでなくデザイン性を重視したい方でも選びやすくなっています。
6.平屋にウッドデッキを設置するときにかかる費用
ウッドデッキの設置費用は、サイズや素材、施工条件などによって大きく異なります。また、ウッドデッキ本体だけでなく、フェンスや屋根、階段などを追加すると、その分費用もかかります。
6-1.ウッドデッキ本体の費用
ウッドデッキの費用は、主に使用する素材や広さ、施工条件などによって変わります。一般的な目安として、1㎡あたり天然木で3~4万円、人工木で3~5万円ほどです。ただし、これはあくまで目安であり、素材や製品、施工場所などによって金額は変動します。
そのため、具体的な費用を知りたい場合は、希望するサイズや素材などを決めたうえで見積もりを取るとよいでしょう。
6-2.フェンス・屋根などにかかる追加費用
ウッドデッキでは、本体以外にもさまざまな設備を追加できます。目隠しフェンス、雨や日差しを防ぐ屋根、ウッドデッキへの出入りに使う階段などです。ほかにも、夜間照明やコンセント、水栓などを設置する場合も追加費用が発生します。
7.平屋にウッドデッキを設置するときの手順
ウッドデッキを設置する際は、一般的に設置場所の確認や下地の準備、骨組みの施工、デッキ材の設置などの工程を行います。ここでは、平屋にウッドデッキを設置するときの一般的な手順を解説します。
7-1.設置場所と材料の下処理
ウッドデッキを設置する場所を決めて、雑草などの処理を行い基礎工事をします。
天然木を使用する場合は、先に防腐剤入りの塗料を重ね塗りして乾かしておきましょう。
基礎工事は一番大切な作業と言っても過言ではないほど、後の仕上がりや使用感を左右するのでDIYで行うときは計測しながら丁寧に作業してください。
7-2.ウッドデッキの根太部分を設置する
次に、ウッドデッキを支えるための土台や束柱、根太などを設置します。ウッドデッキは、デッキ材だけでなく、荷重を支える構造部分が重要です。
この作業も大切なので、歪みや曲がりが出ないように1つずつ水平になっているか確認しながら慎重に進めましょう。
ウッドデッキに直接フェンス等を付ける場合は、床板を張る前に設置しておくと後の作業がスムーズです。
7-3.デッキ部分を設置する
土台ができたらデッキとなる床板を設置しましょう。
サイズを合わせてカットした床板を一枚ずつ固定していきます。
7-4.仕上げをする
最後に、全体の水平や固定状態などを確認し、幕板やコーナーキャップなどを固定します。
ウッドデッキは構造や施工方法によって安全性や耐久性が左右されるため、専門的な知識や技術が必要です。特に大規模なウッドデッキや建物と接続する施工では、専門業者に相談することをおすすめします。
8.彩木のウッドデッキなら時短で高品質なデッキが設置できる
【MINO 彩木 ガーデンデッキ】
「完全DIYは難しい」「業者に依頼すると費用がかさみそう・・・。」と、お悩みの方におすすめしたいのが彩木のウッドデッキ専用キットです。
彩木を利用した床板・根太・束柱・大引などがセットになったキットで、電動ドライバーなどがあればすぐにご自宅にウッドデッキが設置できます。
ミニデッキタイプから10帖の広々とした大きなサイズまで豊富に取り揃えており、ご注文いただいたサイズとデザインに合わせて材料をカットしてからお届けするので、必要な作業は組み立てだけ。
彩木のガーデンデッキの組み立て方法は、こちらのページからご確認ください。
8-1.素材へのこだわりが詰まった専用キット
彩木のガーデンデッキで用いられている人工木は、アルミの芯材をウレタンでコーティングしたオリジナルのデッキ材です。
異なる素材を組み合わせているので丈夫でありながら熱くなりにくく、季節に関係なく快適に利用できます。
耐衝撃性や摩耗試験でも優れた結果を残しており、長く快適にお使いいただけます。
デザインにも細部までこだわっており天然木から模った型を使用し、2色のウレタン塗料を使用し職人が質感を生かして塗りを行うことで天然木のようなナチュラルな色むらが楽しめます。
仕上げに高耐候性のトップコートを塗布し、紫外線や天候などの影響を受けにくく美しい状態が長続きします。
まとめ
平屋にウッドデッキを設置すると、リビングと屋外をつなげて開放感のある空間をつくれるほか、洗濯物干しやアウトドアリビング、子どもの遊び場など、さまざまな用途に活用できます。
平屋の場合は、リビングとのつながりだけでなく、L字・コの字型の間取りやランドリールームとの動線、道路や隣家からの見え方なども考慮すると、より使いやすいウッドデッキをつくりやすくなります。
MINOでは、天然木のような質感を再現しながら、屋外で使いやすい性能を備えたハイブリッド人工木「彩木」のウッドデッキを提供しています。彩木は表面に高耐候性のトップコートを施しており、屋外で長く美しさを保ちやすいことが特徴です。また、硬質低発泡ウレタン樹脂とアルミを組み合わせた素材で、天然木とは異なる耐候性やメンテナンス性を備えています。
平屋にウッドデッキを設置して、屋内と屋外がつながる快適な暮らしを実現したい方は、ぜひMINOの「彩木」もご検討ください。
記事の執筆者
杉本 康浩|MINO株式会社 取締役常務
エクステリア業界20年、人工木材「彩木」の素材・製品開発に15年以上携わる。製品開発、マーケティング、営業から施工まで幅広く経験し、大手サッシメーカーとのOEM化も実現。現在も定期的に施工現場に携わり、開発・販売・現場の知見をもとに、庭・外構づくりに役立つ情報を発信しています。
同じカテゴリの最新記事
ウッドデッキ、バルコニーの製品一覧
ウッドデッキ・ガーデンデッキの施工例
RANKING
人気ランキング














