【試験報告】ハイブリッド彩木320デッキ材の曲げ試験|大引きピッチによる強度変化と安全性を検証

【試験報告】ハイブリッド彩木320デッキ材の曲げ試験|大引きピッチによる強度変化と安全性を検証

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MINO株式会社では、製品の安全性を確保するため、実際の施工状態を想定した厳格な性能試験を実施しております。今回は、「ハイブリッド彩木320デッキ材」を使用し、デッキを支える土台となる「大引き」の間隔(ピッチ)を変えた際に、曲げ強度がどのように変化するかを検証いたしました。

1. 試験の概要

  • 試験名称:320デッキ材の曲げ試験
  • 引用規格:JIS A5721(プラスチックデッキ材 – 6.4 曲げ試験)
  • 試験期日:2024年3月6日~13日
  • 試験場所:MINO株式会社 本社工場
  • 試験体:ハイブリッド彩木320(W193×34×L3010mm)、大引き、束、横溝クリップ
  • 大引き間隔(スパン):500mm、750mm、1000mmの3条件

2. 試験方法

3スパン連結したデッキ材と大引き・束を組み合わせた試験体を製作し、デッキ材は大引きに横溝クリップで固定しました。この試験体の中央スパン部分に油圧シリンダで荷重を加え、試験体が破壊するまで荷重とたわみ(変位)を測定しました。

3. 検証のポイント(JIS A5721 要求性能)

  • 荷重588.4N(約60kg重)をかけた時のたわみ量が「3.5mm以下」であること。
  • 荷重1471N(約150kg重)をかけた時に、デッキ材に「亀裂や割れがない」こと。

4. 試験結果(詳細データ)

大引きピッチ 588.4N時たわみ 1471N時の状態 比例限界荷重 最大荷重
500mm 0.77mm(適合) 亀裂・割れ無し(適合) 11200N 16302N
750mm 2.02mm(適合) 亀裂・割れ無し(適合) 6200N 9523N
1000mm 4.61mm(不適合) 亀裂・割れ無し(適合) 4400N 7655N

観察結果

  • 大引きピッチ500mmおよび750mmの条件では、588.4N時のたわみが3.5mm以下となり、JIS規格の要求性能を十分に満たしました。また、1471Nの荷重をかけても亀裂や割れは発生しませんでした。
  • 一方、大引きピッチを1000mmまで広げた場合、1471N時の亀裂・割れはありませんでしたが、588.4N時のたわみが「4.61mm」となり、JIS規格のたわみ基準(3.5mm以下)を超過する結果となりました。
  • 大引きピッチ500mm時の最大荷重は16302N(約1.6トン)と、極めて高い破壊強度を示しました。

まとめ

今回の試験データにより、「デッキ材を支える大引きの間隔(ピッチ)を適切に設定することで、彩木は非常に高い強度と安全性を発揮する」ということが実証されました。

大引きの間隔が広すぎると(1000mm等)、人が乗った際の「たわみ(沈み込み)」が大きくなり、歩行時の不安感や規格外の変形に繋がります。しかし、標準的な施工基準である500mmピッチ等で正しく施工されたハイブリッド彩木デッキであれば、たわみも1mm未満に抑えられ、最大約1.6トンという強烈な重さまで破壊されない頑丈な床となります。施主様には、メーカーの施工基準に則った工事が行われることで、長期間にわたり「たわまず、割れない」安心のウッドデッキライフをお送りいただけます。

MINO株式会社 品質管理室
発行日:2024年3月21日

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