ウッドデッキの屋根の種類(後編)
ポリカーボネートで屋根を作る
前回に引き続き、ウッドデッキの屋根の種類について紹介していきます。今回紹介する2例は、どちらもウッドデッキの上に木材で骨組みを作る形状です。一つはその上に透明のポリカーボネートを屋根とするもの、もう一つは骨組みに植物を絡ませる藤棚(パーゴラ)になります。
ポリカーボネートは強度に優れ加工しやすいプラスチック素材です。雨除け効果が高いメリットがあり、透明なので開放感を演出することができます。反面、遮光性は高くないため、ウッドデッキの夏場の有効利用を考えるのであれば、遮熱性能を追加した商品を選択するのが良いでしょう。
藤棚(パーゴラ)状の屋根を設ける
つる性の植物を絡ませる棚のことでパーゴラとも呼ばれます。植物が絡まるスペースを取っているため、雨や雪は下に落ちてくるので、天気の悪い日はウッドデッキを利用することができません。しかし、緑の植栽が屋根変わりとなってくれるので、好みの花や果実などを育てることが可能で、とても美しいウッドデッキ空間を作ることができます。彩木ウッドデッキの上に、彩木で作った藤棚(パーゴラ)を備え付けた事例もあります。彩木素材なら、木材の趣はそのままに、腐らずメンテナンスの容易な空間を作ることが可能です。
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