ウッドデッキやバルコニー・ベランダの手すりなど豊富にご用意｜MINO株式会社

時を感じさせる化粧材

　前回、雨に晒された場所に置いた天然木が、どのようにしてシルバーグレーへと変色するかを解説しました。物質が外に流れ出る過程で起こる木材の灰色化は、強度を考えると良いこととは言えません。しかし、見た目に焦点を当てると「風合い」「趣き」など、時間経過とともに表情が成熟したとも捉えることができます。事実、シルバーグレーに変色した木材が、歴史の流れを感じさせる重要なツールとして機能している古い日本家屋なども存在します。しかし、単に外で使用しているだけでは、味のある変色は中々難しいものです。割れやささくれなどが発生しないように維持管理にも注意が必要です。

シルバーグレーを再現した古木色

　彩木シリーズの4色のうちの一つ「古木色」は、シルバーグレーの表情を気軽に住まいに導入したい人にお勧めです。彩木シリーズは経年変化による変色が非常に少ないように設計されており、施工当時の色合いが長く維持できます。表面に凹凸のある「浮造り」を意識したデザインはシルバーグレーの色合いと相まって、時間の経過を感じさせてくれるでしょう。彩木シリーズの「古木色」は住宅だけではなく、古民家をリノベーションした商店をはじめ、江戸の町並みを再現するプロジェクトや寺社仏閣など、さまざまなシーンで導入された実績があります。