ウッドデッキに目隠しは必要?取り付けるメリットと注意点を徹底解説
ウッドデッキは、家族水入らずでリラックスしたり、楽しんだりできるプライベートなスペースです。しかし、プライベートなスペースであるはずのウッドデッキが、外から見られる状態であると、人の視線が気になりリラックスできません。
外からの視線を遮り、ウッドデッキを家族だけでリラックスができる空間にするためには、目隠しを取り付けがおすすめです。
当記事では、ウッドデッキに目隠しを取り付ける「メリット・デメリット」や「種類ごとの費用」「取り付ける際の注意点」について、ご紹介します。自宅のウッドデッキに目隠しの取り付けを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.ウッドデッキに目隠しを取り付けるメリット・デメリット
新しい住まいの形として、ウッドデッキをリビングの延長スペースとして捉える「リビングテラス」や「セカンドリビング」が人気です。子どもやペットの遊び場、ガーデニングを楽しむスペースとして活用する方も多く、ウッドデッキはライフスタイルを構成する一部となっています。
よりプライベートな空間にウッドデッキを変えるために、目隠しの設置を検討してはいかがでしょうか。
ここでは、ウッドデッキに目隠しを取り付けた場合の「メリット・デメリット」をご紹介します。
1-1.目隠しを取り付けるメリット3選
ウッドデッキに目隠しを設置するメリットとしては、主に以下の3つがあります。
- プライバシーを確保できる
- 防犯対策の効果がある
- 子どもやペットの落下を防止できる
例えば、ウッドデッキを設置した庭の目前が、人通りの多い道路や公園の場合でも、目隠しを取り付けることで、人の目を気にせずにウッドデッキでリラックスできます。外からの視線を気にすることなく、布団や洗濯物を干すことができる点も目隠しを取り付けるメリットです。
ウッドデッキに目隠しを取り付けることで、部屋の様子が外から見えなくなるため、防犯対策の効果も期待できます。留守にしている間や子どもに留守番を任せている間も、外から見られずに済むため安心です。
また、ウッドデッキを子どもやペットの遊び場とする場合は、目隠しが落下防止柵の役割を果たします。子どもやペットが安全に遊べるようにするためには、遊びに没頭している際に怪我をしない工夫が必要です。
1-2.目隠しを取り付けるデメリット2選
ウッドデッキに目隠しを取り付けることには、メリットだけではなく、いくつかデメリットもあります。目隠しを取り付けることで生じうる主なデメリットは、以下の通りです。
- 空間が狭く感じられる
- 日差しが遮られる
ウッドデッキを覆う目隠しは、プライバシーが守れる反面、家の中から見える景色を制限します。リビングの延長としてウッドデッキを設置する場合、目隠しを取り付けることで、開放感を犠牲にする可能性がある点に注意しましょう。
また、ウッドデッキに目隠しを取り付けることで、日差しが遮られ、洗濯物が乾きづらくなったり、部屋が暗くなったりします。
ただし、これらのデメリットは、取り付ける目隠しの種類や設置方法を工夫することで、解消・軽減することが可能です。
2.ウッドデッキに取り付ける目隠しの種類とコスト
ウッドデッキに取り付ける目隠しには、素材や形などによって様々なタイプが存在します。
- ①フェンス
- ②生垣
- ③ブロック塀
- ④角柱・角材
- ⑤シェード
ウッドデッキに取り付ける目隠しの種類は、大きく分けると、以上の5タイプがあり、最も代表的なものはフェンスです。ここでは、フェンスから順番に目隠しの特徴やコストについて、ご紹介します。
①フェンス コスト(高)
ウッドデッキの材質に合わせた「木製」の他、すりガラスのような見た目の「ポリカーボネート製」、丈夫な「金属製」のものなど、好みや用途に合わせて幅広い選択肢の中から選べます。鉄格子のように隙間を開けたり、板状にカットした素材を等間隔に並べるルーバーフェンスにしたりと、設置方法を工夫することで、通風性を維持することも可能です。
②生垣 コスト(中)
風景に溶け込みやすい生垣(いけがき)は、定期的なメンテナンスが必要なものの、設置後に通風性と遮光性を調節できるというメリットがあります。生垣として用いる植物によって、虫の寄り付きやすさが異なるため、虫が苦手な方は慎重に植物を選びましょう。
③ブロック塀 コスト(高)
ブロック塀は、昔ながらの目隠し方法のひとつです。ブロック自体のバリエーションが豊富で、様々な住宅のタイプに合うデザインのものが販売されています。強度の問題上、ある程度の高さまでしかブロックを積むことができませんが、フェンスと合わせることで背の高い目隠しも可能です。
④角柱・角材 コスト(高)
アルミ材などで造られた角柱・角材を1本ずつ地面に埋め、垂直に立てることで、目隠しを作る工法です。角柱・角材を隙間なく埋めるわけではなく、適度な隙間を作ります。そのため、「風通しの良さ」と「外観のスタイリッシュさ」が魅力です。
⑤シェード コスト(低)
専用の布を「すだれ」のように斜めに取り付ける方法です。シェードは開閉が可能なため、ウッドデッキの利用状況に応じて、目隠しの有無を選択できます。また、大がかりな工事を必要とせず、手軽にDIYで取り付けられる点も魅力です。
3.ウッドデッキに目隠しを取り付ける際の2つの注意点
ウッドデッキに後から目隠しを取り付ける場合、設置するもののサイズや種類に注意が必要です。例えば、目隠しの柵を直接ウッドデッキに釘やネジで取り付けるタイプは、経年劣化とともに接続が緩む恐れがあります。
メンテナンス性や使用目的、周囲との環境を考慮して、目隠しを選びましょう。
ここでは、ウッドデッキに目隠しを取り付ける際に、注意すべきポイントを2つご紹介します。
3-1.目的に合わせた高さに設定する
ウッドデッキに目隠しを取り付ける際に、考慮すべきポイントのひとつが、「どの程度の高さにするか」です。例えば、フェンスタイプの目隠しを設置する場合も、高すぎると圧迫感を与える印象となり、低すぎると目隠しの意味を成さない可能性があります。以下の表は、目隠しを取り付ける目的別に、高さの目安を示したものです。
目的 | 高さの目安 |
---|---|
プライバシーの保護 | 180cm程度 |
防犯対策 | 150cm程度 |
プライバシーの保護を重視する場合は、通行人の目線よりも若干高い180cm程度がおすすめです。ウッドデッキ用として市販されている目隠しの多くは、180cm程度の高さとなっています。
防犯対策を目的とする場合は、部屋の様子が隠れる程度の150cmがおすすめです。目隠しの高さを上げすぎると、完全に部屋内の様子が完全に隠れることで、死角ができます。
ウッドデッキに目隠しを取り付ける際は、プライバシーの保護や防犯対策など目的に応じた高さのものを選びましょう。
3-2.環境に合わせて素材を選ぶ
目隠しをウッドデッキに取り付ける際は、家の外壁やウッドデッキの素材など「周囲の環境に合わせて素材を選ぶ」ことが大切です。環境に合った素材を選ぶ際に意識すべきポイントとしては、以下の4つがあります。
- 家や外構のデザインと合ったもの
- 家の外壁の素材と合うもの
- ウッドデッキと色の系統が近いもの
- 近隣の住宅や街の雰囲気を壊さないもの
例えば、ナチュラル系の住宅にアルミ材などの無機質な素材の目隠しを組み合わせると、アンバランスな雰囲気の外観となります。近代的な外観のデザイン住宅に木製タイプの目隠しを取り付ける場合は、素材やカラーによっては違和感のある見た目となるため、全体のバランスを考慮して選びましょう。
家の外観とマッチした目隠しを設置するためには、自分の家に似たデザインの住宅における施工例を参考にすることがおすすめです。
まとめ
ウッドデッキの目隠しは、子どもやペットの安全性、プライバシー保護、防犯対策を重視する場合に、必要不可欠なアイテムです。目隠しを取り付けることで懸念される圧迫感や日差しが遮られることは、素材やデザイン、高さを工夫することで、解消できます。
目隠しをウッドデッキに設置する目的に応じて、素材や高さを決めることが、デメリットを克服するポイントです。そのために、まずは自宅のウッドデッキに目隠しを設置する目的から検討を始めましょう。
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