ウッドデッキ設置によるメリットとは?デメリットや材質の違いも解説
庭がある一戸建てに住む方には、ウッドデッキの設置が人気となっています。ウッドデッキは、サンルームのように大掛かりな工事が必要なく比較的簡単に取り付けられ、スペースを有効活用することができます。
ウッドデッキの設置はメリットも多くありますが、一方でデメリットも存在するため、快適な空間を作るためにどちらについても把握することが重要です。
そこで今回は、ウッドデッキを設置するメリットとデメリットについて解説します。ウッドデッキの材質による違い、そして人気のオプションについても紹介するため、ウッドデッキの設置を検討している方は参考にしてください。
目次
1.ウッドデッキを設置することによるメリット・デメリット
ウッドデッキを設置することには、メリットとデメリットが存在します。
自分の家のタイプや用途に合ったウッドデッキを選ぶためには、メリットとデメリットをしっかりと把握しておく必要があります。メリットとデメリットを把握することで、より理想に近いウッドデッキを設置し、長く愛用できるでしょう。
ここからは、ウッドデッキを設置することによる3つのメリットと2つのデメリットを紹介します。
1-1.メリット①リビングが広くなったように感じられる
ウッドデッキはリビングの外側に設置されることが多いため、リビングとのつながり感があり部屋が広く感じられます。ウッドデッキの色や材質を工夫すると、屋外空間と部屋全体の統一感も得られて、より広々と感じるでしょう。
また、ウッドデッキはリビングと同じ高さに設置するため、ウッドデッキに出る際も靴を履く必要がなく、気軽に外と部屋との行き来ができます。リビングからウッドデッキで遊ぶ子どもを見ることも可能で、窓を開けると一層開放感を感じられるため、大きなメリットといえます。
1-2.メリット②気軽にアウトドア気分を楽しめる
ウッドデッキはリビングとつながっているため、虫が部屋に入ったりニオイが部屋に充満したりする可能性があります。しかし、窓を閉めればウッドデッキでバーベキューをしたり、椅子を出してくつろいだりすることができます。気軽にアウトドアの気分が楽しめることは、ウッドデッキの魅力です。
ウッドデッキにテーブルや椅子を並べると、いつもと違った雰囲気で食事が楽しめるため、家族団らんの雰囲気を演出できます。また、窓を開けて開放的な雰囲気で友人をもてなしたり、カフェテラス気分でリラックスしながらくつろいだりすることも可能です。
1-3.メリット③洗濯物を干せる
ウッドデッキでは履物を履く必要がなく外に出られるため、布団や洗濯物干しスペースとして活用することができます。一戸建て住宅の場合は洗濯機が1階に設置されていることが多いため、2階のベランダに上がる必要もなく洗濯物を干して取り入れることができます。
雨が降った場合でもリビングのすぐそばに干しているため、取り入れやすいこともメリットです。
1-4.デメリット①定期的なメンテナンスが必要
ウッドデッキは屋外に設置するため、雨風にさらされて徐々に傷んでしまいます。
樹脂木で作られたウッドデッキの場合は、耐久性もよく手入れがしやすいため、メンテナンスの頻度は高くありません。
一方、天然木で作られたウッドデッキの場合は、塗装が剥げたり苔が生えたりして汚れがつきやすく取り除きにくいため、定期的なメンテナンスが必要です。
材質による頻度の違いはありますが、定期的に点検が必要となり、その分メンテナンス費用もかかる点がデメリットとなります。
1-5.デメリット②ウッドデッキ下の掃除などが困難
ウッドデッキの床下部分は湿気がこもり、ゴミや虫・動物が入り込む可能性があるため、こまめに掃除を行う必要があります。
しかし、床から地面までの間が狭く、ウッドデッキ下が思うように見えないことも少なくありません。そのため、掃除を行う場合の負担が大きくなります。
また、ウッドデッキの表面にも砂やホコリが溜まるため、デッキブラシを使用してこまめに掃除を行うことも重要です。定期的に掃除が必要となることは、大きなデメリットといえます。
2.ウッドデッキの材質による違いとメリット・デメリット
ウッドデッキの素材は、大きく分けて天然木と樹脂木の2種類があります。天然木のウッドデッキは本物の木で作られたもので、樹脂木のウッドデッキは本物の木を粉にしたものとプラスチック系の樹脂を混ぜて作られたものです。
それぞれの種類には、価格や手入れ・メンテナンスに関して違いがあります。天然木と樹脂木のウッドデッキについて、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
○天然木
○樹脂木
|
○天然木
○樹脂木
|
天然木のウッドデッキは木の質感が楽しめますが、雨や風によって木材が傷みやすいため、こまめな手入れが欠かせません。反対に、樹脂木のウッドデッキは価格も高くなりますが、掃除が簡単です。
それぞれのメリットとデメリットを把握し、どちらが自分の家に適しているのか、よく考えて設置しましょう。
3.ウッドデッキを設置する際のオプション
ウッドデッキを設置するときのオプションには様々なものがあります。例えば、「屋根をつける」「下地をコンクリートにする」「柵をつける」「扉をつける」「階段やステップをつける」「ウッドデッキの床下全体に囲いをつける」などです。
オプションをつけることでデメリットを和らげたり、メリットのさらなる効果が得られたりします。
ここからは、オプションの中でもよく選ばれる「屋根・柵の設置」と「ウッドデッキの下をコンクリートで固めること」について詳しく説明します。
3-1.屋根・柵の設置
樹脂木のウッドデッキは耐久性に優れていますが、雨が降った後の水がたまりやすいため、屋根をつけるというオプションがあります。屋根があると直射日光でデッキが熱くなりすぎたり、雨で水が溜まったりしづらいため、材質の劣化を防ぎ手入れもより簡単となるでしょう。
また、柵は外部からの目隠し・転落の防止・ペットの脱走防止となるため、人気のオプションです。柵には、井桁格子・横格子・ねじり格子など様々なデザインがあり、それぞれのデザインによってウッドデッキの雰囲気も変化します。
柵はジョイント式になっていることがほとんどであり、ウッドデッキのサイズに合わせて設置が可能です。
しかし、ウッドデッキに屋根や柵をつけることによって、部屋まで日差しが入りにくくなったり、開放感が少なくなったりする可能性もあります。日光浴を楽しんだり、ひなたぼっこをしたりする場合には、影響が出る場合もあるため注意しましょう。
3-2.ウッドデッキ下をコンクリートで固める
ウッドデッキ下の地面部分をコンクリートで固めるオプションがあります。ウッドデッキ下の部分は、雑草が生えやすくゴミもたまりやすい場所です。この部分をコンクリートで固めておくと、雑草が生えずホースで水洗いすることでキレイになり掃除も簡単になるため、おすすめのオプションとなります。
また、ウッドデッキの床下から地面まで全体を囲うことも可能です。床下にゴミや害虫、動物が入り込むことを防げるため、掃除自体が不要となります。さらに、デッキを支える束柱を隠せて全体を支えられるため、強度が増して統一感も生まれます。
まとめ
ここまで、ウッドデッキのメリットや材質による違いとメリット・デメリット、そしてオプションについて解説しました。
ウッドデッキは、部屋の奥行きが広がり部屋が広く見えるなどの見た目において、また気軽に布団や洗濯物が干せるなどの便利さにおいて、大きなメリットがあります。
オプションを追加するとより快適な空間を作り出すことができるため、今回の記事を参考にして、最適な空間を作りましょう。
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