ウッドデッキのメリット・デメリット!材質の違いは?

ウッドデッキのメリット・デメリット!材質の違いは?

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庭がある一戸建てに住む方には、ウッドデッキの設置が人気となっています。ウッドデッキは、サンルームのように大掛かりな工事が必要なく比較的簡単に取り付けられ、スペースを有効活用することができます。

ウッドデッキの設置はメリットも多くありますが、一方でデメリットも存在するため、快適な空間を作るためにどちらについても把握することが重要です。

そこで今回は、ウッドデッキを設置するメリットとデメリットについて解説します。ウッドデッキの材質による違い、そして人気のオプションについても紹介するため、ウッドデッキの設置を検討している方は参考にしてください。

 

1.そもそもウッドデッキってなに?

ウッドデッキとは、住宅の庭に面して設置される木製または合成木材で作られた平らな屋外スペースのことです。「ウッド(木)」は材質を、「デッキ(平らな部分)」は形状を表しており、家の縁側のような役割を果たします。

基本的にウッドデッキは家の高さと合わせて設置されるため、室内から段差なくスムーズに移動できます。この特徴により、日常生活の中で屋内外を行き来しやすい便利なスペースとなります。

ウッドデッキの魅力は、「屋内と屋外の中間にある自由なスペース」としてさまざまな用途に活用できる点にあります。

  • 家族団らんの場所:食事やバーベキューを楽しむスペース
  • 趣味の空間:ガーデニングやDIYの作業スペース
  • お子様やペットの遊び場
  • 洗濯物干し場:雨が降った時もすぐに取り込める便利なスペース

ウッドデッキは見た目の良さだけでなく、家族の生活を豊かにする多機能なスペースとして、住まいの可能性を広げます。

 

2.ウッドデッキを設置することによるメリット・デメリット

ウッドデッキを設置することには、メリットとデメリットが存在します。

自分の家のタイプや用途に合ったウッドデッキを選ぶためには、メリットとデメリットをしっかりと把握しておく必要があります。メリットとデメリットを把握することで、より理想に近いウッドデッキを設置し、長く愛用できるでしょう。

ここからは、ウッドデッキを設置することによる3つのメリットと2つのデメリットを紹介します。

 

2-1.メリット①リビングが広くなったように感じられる

ウッドデッキはリビングの外側に設置されることが多いため、リビングとのつながり感があり部屋が広く感じられます。ウッドデッキの色や材質を工夫すると、屋外空間と部屋全体の統一感も得られて、より広々と感じるでしょう。

また、ウッドデッキはリビングと同じ高さに設置するため、ウッドデッキに出る際も靴を履く必要がなく、気軽に外と部屋との行き来ができます。リビングからウッドデッキで遊ぶ子どもを見ることも可能で、窓を開けると一層開放感を感じられるため、大きなメリットといえます。

 

2-2.メリット②気軽にアウトドア気分を楽しめる

ウッドデッキはリビングとつながっているため、虫が部屋に入ったりニオイが部屋に充満したりする可能性があります。しかし、窓を閉めればウッドデッキでバーベキューをしたり、椅子を出してくつろいだりすることができます。気軽にアウトドアの気分が楽しめることは、ウッドデッキの魅力です。

ウッドデッキにテーブルや椅子を並べると、いつもと違った雰囲気で食事が楽しめるため、家族団らんの雰囲気を演出できます。また、窓を開けて開放的な雰囲気で友人をもてなしたり、カフェテラス気分でリラックスしながらくつろいだりすることも可能です。

 

2-3.メリット③洗濯物を干せる

ウッドデッキでは履物を履く必要がなく外に出られるため、布団や洗濯物干しスペースとして活用することができます。一戸建て住宅の場合は洗濯機が1階に設置されていることが多いため、2階のベランダに上がる必要もなく洗濯物を干して取り入れることができます。

雨が降った場合でもリビングのすぐそばに干しているため、取り入れやすいこともメリットです。

 

2-4.メリット④子供やペットの遊び場所にできる

ウッドデッキの上であれば、ビニールプールを広げたり、粘土遊びや絵の具など、室内では汚れが気になる遊びも安心して楽しめます。汚れても簡単に洗い流せるため、子供を伸び伸びと遊ばせることができるのです。

またペットにとっても、泥で足が汚れる心配がなく、芝生のようにダニやノミなどの虫がつくリスクも低減できます。室内と近い場所で外の空気を吸うことができるため、家族全員にとって快適な空間として活用できる点も魅力です。

 

ウッドデッキを設置するデメリット

 

3-1.デメリット①定期的なメンテナンスが必要

ウッドデッキは屋外に設置するため、雨風にさらされて徐々に傷んでしまいます。

樹脂木で作られたウッドデッキの場合は、耐久性もよく手入れがしやすいため、メンテナンスの頻度は高くありません。

一方、天然木で作られたウッドデッキの場合は、塗装が剥げたり苔が生えたりして汚れがつきやすく取り除きにくいため、定期的なメンテナンスが必要です。

材質による頻度の違いはありますが、定期的に点検が必要となり、その分メンテナンス費用もかかる点がデメリットとなります。

 

3-2.デメリット②ウッドデッキ下の掃除などが困難

ウッドデッキの床下部分は湿気がこもり、ゴミや虫・動物が入り込む可能性があるため、こまめに掃除を行う必要があります。
しかし、床から地面までの間が狭く、ウッドデッキ下が思うように見えないことも少なくありません。そのため、掃除を行う場合の負担が大きくなります。

また、ウッドデッキの表面にも砂やホコリが溜まるため、デッキブラシを使用してこまめに掃除を行うことも重要です。定期的に掃除が必要となることは、大きなデメリットといえます。

 

3-3.デメリット③野良猫や害虫が集まる可能性がある

ウッドデッキは日当たりの良い場所に設置されることが多いため、野良猫の休息場所になることがあります。気づかないうちに猫の寝床となり、捕まえた小動物の死骸や糞が放置される場合もあります。

また、天然木材で作られたウッドデッキはシロアリの被害を受けやすく、裏側には蜂の巣が作られるなどの害虫トラブルも発生します。

木材の隙間や下部は湿気がこもりやすく、虫が好む環境になるため注意が必要です。

 

4.ウッドデッキの材質による違いとメリット・デメリット

ウッドデッキの素材は、大きく分けて天然木と樹脂木の2種類があります。天然木のウッドデッキは本物の木で作られたもので、樹脂木のウッドデッキは本物の木を粉にしたものとプラスチック系の樹脂を混ぜて作られたものです。

それぞれの種類には、価格や手入れ・メンテナンスに関して違いがあります。天然木と樹脂木のウッドデッキについて、それぞれのメリットとデメリットを紹介します。

メリット デメリット

○天然木

  • 価格が安い
  • 木材の質感が楽しめる
  • 表面が熱くなりにくい

○樹脂木

  • メンテナンスの頻度が低い
  • 耐久性が高い
  • ささくれが出ない
  • 掃除が簡単
  • 害虫に強い

○天然木

  • 木材が傷む、腐りやすい
  • 表面塗装などのメンテナンスが必要

○樹脂木

  • 価格が高い
  • 表面が熱くなりやすい(彩木は天然木と同等)
  • 反ったり曲がったりする(彩木は反りが少ない)

天然木のウッドデッキは木の質感が楽しめますが、雨や風によって木材が傷みやすいため、こまめな手入れが欠かせません。反対に、樹脂木のウッドデッキは価格も高くなりますが、掃除が簡単です。

それぞれのメリットとデメリットを把握し、どちらが自分の家に適しているのか、よく考えて設置しましょう。

ウッドデッキの材質によるメリット・デメリットを見てきましたが、「天然木の美しさは欲しいけれどメンテナンスの手間は避けたい」という方におすすめなのが「彩木ウッドデッキ」です。

彩木は天然木の質感と温かみを再現しながら、樹脂木の耐久性とメンテナンスの少なさを兼ね備えた複合建材です。一般的な樹脂木と比較して、表面が熱くなりにくい(天然木と同等レベル)、反りや曲がりが少ない、高い耐久性で長期間美しさを保持できるなどの特徴があります。

現代の忙しい生活の中で豊かな屋外空間を手軽に楽しみたい方には、メンテナンスの手間を大幅に削減できる彩木ウッドデッキが最適な選択といえるでしょう。

 

5.ウッドデッキの相場はいくら?

ウッドデッキの費用相場は多くの方が気になるポイントです。

材質や広さ、構造によって価格は大きく変動しますが、一般的な価格帯と選択時のポイントを知ることで、ご自身に合ったウッドデッキを実現できるでしょう。

 

5-1.サイズと素材で変わる設置費用

ウッドデッキの価格は使用する素材だけでなく、設置面積や希望する構造によって大きく変わります。

ウッドデッキ設置にかかる費用には、材料費のほか、人件費や設計費なども含まれています。一般的な価格相場は以下の通りです。

  • 10平方メートル程度の標準的なウッドデッキ:施工日数2〜4日、費用30万円〜50万円
  • マンションのバルコニーなど小規模な場合:施工日数1〜2日、費用10万円〜30万円
  • ラティス・フェンス・パーゴラなどを追加した場合:費用50万円〜70万円
  • 駐車場上部など高所や広い面積のウッドデッキ:100万円以上

ウッドデッキに何を求めているか、どこまで必要かを費用と照らし合わせながら計画していくと良いでしょう。

 

5-2.素材選びによる将来的なリスク

新築時にサービスで付けてもらったウッドデッキが数年で腐ってしまうというトラブルは珍しくありません。これは多くの場合、ハウスメーカーがサービスとして提供する際に、価格の安いソフトウッドを使用することが原因です。

ソフトウッドは屋外での使用を前提とした材木ではないため、耐久性に劣ります。定期的な塗装をしなければ約3年で朽ちてしまうことも多く、塗装をしても10年持てば長いとされています。

長く空間を楽しむためには、初期費用だけでなく維持費も考慮した素材選びが重要です。現代の生活では頻繁なメンテナンスが難しいため、耐久性の高いハードウッドや、手入れの少ない高品質な複合建材がおすすめです。

 

6.ウッドデッキを設置する際のオプション

ウッドデッキを設置するときのオプションには様々なものがあります。例えば、「屋根をつける」「下地をコンクリートにする」「柵をつける」「扉をつける」「階段やステップをつける」「ウッドデッキの床下全体に囲いをつける」などです。

オプションをつけることでデメリットを和らげたり、メリットのさらなる効果が得られたりします。

ここからは、オプションの中でもよく選ばれる「屋根・柵の設置」と「ウッドデッキの下をコンクリートで固めること」について詳しく説明します。

 

6-1.屋根・柵の設置

樹脂木のウッドデッキは耐久性に優れていますが、雨が降った後の水がたまりやすいため、屋根をつけるというオプションがあります。屋根があると直射日光でデッキが熱くなりすぎたり、雨で水が溜まったりしづらいため、材質の劣化を防ぎ手入れもより簡単となるでしょう。

また、柵は外部からの目隠し・転落の防止・ペットの脱走防止となるため、人気のオプションです。柵には、井桁格子・横格子・ねじり格子など様々なデザインがあり、それぞれのデザインによってウッドデッキの雰囲気も変化します。
柵はジョイント式になっていることがほとんどであり、ウッドデッキのサイズに合わせて設置が可能です。

しかし、ウッドデッキに屋根や柵をつけることによって、部屋まで日差しが入りにくくなったり、開放感が少なくなったりする可能性もあります。日光浴を楽しんだり、ひなたぼっこをしたりする場合には、影響が出る場合もあるため注意しましょう。

 

6-2.ウッドデッキ下をコンクリートで固める

ウッドデッキ下の地面部分をコンクリートで固めるオプションがあります。ウッドデッキ下の部分は、雑草が生えやすくゴミもたまりやすい場所です。この部分をコンクリートで固めておくと、雑草が生えずホースで水洗いすることでキレイになり掃除も簡単になるため、おすすめのオプションとなります。

また、ウッドデッキの床下から地面まで全体を囲うことも可能です。床下にゴミや害虫、動物が入り込むことを防げるため、掃除自体が不要となります。さらに、デッキを支える束柱を隠せて全体を支えられるため、強度が増して統一感も生まれます。

 

まとめ

ここまで、ウッドデッキのメリットや材質による違いとメリット・デメリット、そしてオプションについて解説しました。

ウッドデッキは、部屋の奥行きが広がり部屋が広く見えるなどの見た目において、また気軽に布団や洗濯物が干せるなどの便利さにおいて、大きなメリットがあります。

オプションを追加するとより快適な空間を作り出すことができるため、今回の記事を参考にして、最適な空間を作りましょう。

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