ウッドデッキ修理の費用相場は?お手入れのポイントも解説!

ウッドデッキ修理の費用相場は?お手入れのポイントも解説!

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ウッドデッキを設置してから月日が経つと、気になってくるのは「ウッドデッキの劣化」ではないでしょうか。もしも木にヒビが入ったり木が腐ったりしている場合は、床板が抜けて思わぬ事故につながる恐れがあるため、早急に修理が必要です。
ウッドデッキは、使われている木材の種類にあわせて定期的にメンテナンスすることで、長持ちします。

当記事では、ウッドデッキの修理費用の相場や、ウッドデッキを長持ちさせるためのポイントを解説しています。美しいウッドデッキをずっと楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

1.ウッドデッキが傷んできた?修理が必要な状態とは

ウッドデッキの傷みは、目で見るだけで分かる場合と、道具を使わないと確認できない場合があります。傷んだウッドデッキを放置すると事故につながる危険性があるため、定期的に調査しましょう。

ここからは、ウッドデッキの状態を確認する方法や必要な道具を解説します。

 

1-1.板の釘穴や木にヒビが入っている

デッキ板の釘穴や木にヒビが入っている場合は、部品の交換や修理が必要です。

デッキ板の裏側までヒビが入ると水分が浸入し、腐食の原因となります。また、裏側に届いていないヒビでも、奥深くまで亀裂があることで腐敗菌が発生するため、パテ埋めや防腐処置が必要です。

ウッドデッキの表面・釘穴の周辺・木材の切断面にヒビがないか、目で見て確認しましょう。

 

1-2.踏んだときに沈み込む

ウッドデッキを踏んで沈み込む場合は、デッキ板や周辺の部品が傷んでいます。

木材のヒビや亀裂から水分が浸入すると、ウッドデッキを構成する各部の木材が柔らかくなります。踏んだときに沈み込む部分は、見た目は正常でも裏側や内部が傷んでいることがあるため、部材などの交換が必要です。

目でヒビの有無を確認したあと、ウッドデッキの上をくまなく歩き、沈み込む場所がないかチェックしましょう。

 

1-3.板が腐ってきている

ウッドデッキの板が腐っている場合は、素材の交換や補修が必要です。
板の腐食状態を確認する方法は4つあるため、以下のいずれかの方法を試してみてください。

  • 木を触ってみる
    木に触れた際、雨が降っていないのに湿っている場合や、強く押すと凹む場合は、板が腐っている証拠です。
  • 細いマイナスドライバーや釘で突く
    強い力を入れなくてもマイナスドライバーや釘を突き通せる場合は、板の腐食が進んでいます。
  • ゴムハンマーで叩く
    ゴムハンマーで軽く叩いたときの反響音がほかの場所より鈍い場合や、空洞音が聞こえる場合は、板の内部が腐っています。
  • 高圧洗浄を行う
    高圧洗浄機から噴射される水で木片がボロボロと飛び散る場合、板が腐敗しています。

 

2.ウッドデッキの修理手順と修理費用

ウッドデッキの修理費用は、傷んでいる範囲の広さや程度によって異なります。大きなウッドデッキほど、高額な修理費用となることが一般的です。

ここからは、修理費用の相場や参考価格を紹介します。ウッドデッキの修理方法や各工程の注意点も解説しているため、ウッドデッキを自分で修理したい方は参考にしてください。

 

2-1.ウッドデッキ修理に必要な費用は?

ウッドデッキの修理を業者に依頼する場合、修理費用の相場は下記の通りです。

修理費用の総額 7万円前後
内訳 材料費 約1万円
大工手間 約2万円
塗装費 約4万円

ただし、補修範囲の大きさや状況、施工業者によって修理費用が異なるため、正確な費用を知りたいときは必ず見積もりを依頼しましょう。

その一方で、ウッドデッキを自分で修理する場合、大工工賃や塗装工賃を省ける代わりに、木材の交換や塗装に使用する各種工具の購入費用がかかります。とはいえ、トータルコストは修理業者に依頼するときよりも安くなることが一般的です。

費用の問題から自分で補修しようと考えている方は、下記に紹介する修理手順を参考にしてください。

 

2-2.修理手順①傷んだ床板を剥がす

ウッドデッキを自分で修理する際は、まず傷んだ床板を剥がします。自分で作業するときは軍手やグローブを使用し、ささくれで怪我をしないように注意してください。

傷んだ床板を剥がすと同時に、床板を固定している釘やネジも外しましょう。
釘を抜くときは、ペンチや金槌の後ろに付いている釘抜きを使うと便利です。ドライバーを使ってネジを外すときは、ネジの頭を潰さないようにしましょう。

 

2-3.修理手順②傷みの度合いによって補修・交換を行う

床板の一部を補修するか、全部を交換するかは、傷みの度合いによって判断しましょう。
判断の目安として、腐っている部分が全体の5分の1以上に及ぶ場合は木材の交換が必要です。

床板材を交換するときは、張り替える前と同じ木材を用意し、交換部分と同じ形状にカットしてください。なお、ウッドデッキに使用されるハードウッドは固いため、ノコギリで切ると時間がかかります。自分でカットする場合は電動丸ノコを使う方が効率的です。カットが終わったら、木材をウッドデッキに取り付け、釘やネジで固定しましょう。

部分補修で済むときは、木材補修用のエポキシ樹脂材などを使って、ヒビや腐食部分を埋めます。

 

2-4.修理手順③腐食や割れを防止する塗料を塗装する

ウッドデッキの傷んだ部分に樹脂や新しい木材を付けたあとは、腐食や割れを防止する塗料を塗装します。

補修部分だけを塗装する場合、一部だけ色が変わってしまうため、見た目が気になることがあります。見栄えを良くしたいときは、床材の全体に塗装してください。
なお、塗料には床材の表面をコーティングして傷むことを防ぐ効果もあります。ウッドデッキを長持ちさせるためにも、きちんと塗装しましょう。

 

3.ウッドデッキを長持ちさせるためのお手入れ方法

ウッドデッキを長持ちさせるコツは「ウッドデッキの種類にあわせて手入れすること」「定期的に塗装メンテナンスを行うこと」の2点です。

ウッドデッキに使われる木材には複数の種類があります。素材によってお手入れの方法が異なるため、違いを理解した上で定期的にメンテナンスしましょう。

ここからは、ウッドデッキを長持ちさせるためのお手入れ方法を解説します。

 

3-1.ウッドデッキの種類にあわせて手入れする

ウッドデッキに使われる木材は、ハードウッド・ソフトウッド・人工木材(樹脂木)の3種類です。
それぞれの木材におけるお手入れ方法を紹介します。

  • ハードウッド
    ハードウッドに分類される木材には、イタウバ・サイプレス・ウリン・アンジェリーナ・セランガンバツ・イペなどがあります。ハードウッドは雨やシロアリに強いため、防虫・防腐処理は必要ありません。ハードウッドをお手入れする場合は、高圧洗浄機やデッキブラシを使って洗浄し、サンドペーパーで表面を研磨しましょう。
  • ソフトウッド
    ソフトウッドに分類される木材には、ベルダデッキやレッドシダー、SPF材などがあります。ソフトウッドは傷みやすい材質のため、防虫や防腐のための塗装が必要です。高圧洗浄機やデッキブラシで洗ったあと、防虫防腐剤入りの塗料で塗装しましょう。
  • 人工木材(樹脂木)
    人工木材は、木粉とプラスチックを混ぜて作られる部材です。天然木材ではないため、防虫や防腐を目的とした塗装は必要ありません。人工木材をお手入れする場合は、高圧洗浄機やデッキブラシを使って汚れを取り除くだけで十分です。

 

3-2.定期的に塗装メンテナンスを行う

ウッドデッキを長持ちさせるためには、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
特にソフトウッドは傷みやすいため、1年または2年に1回の頻度でメンテナンスしましょう。

メンテナンスに使う塗料は、浸透タイプまたは造膜タイプのいずれかです。

  • 浸透タイプの塗料
    木材の内部に浸透して腐敗を防ぎます。ウッドデッキにひび割れがある場合は、浸透タイプの塗料が効果的です。
  • 造膜タイプの塗料
    木材の表面に膜を作り保護します。ウッドデッキの塗装が剥がれているときや、色が変化しているときに使用しましょう。

また、塗料には水性と油性の2種類があります。ウッドデッキを長持ちさせるためには、浸透性と耐久性に優れた油性塗料がおすすめです。

塗装するときは晴れている日を選び、高圧洗浄機やデッキブラシで、ウッドデッキの砂やホコリを洗い流します。木材に残っている塗料を研磨したら、塗装しない部分をビニールで覆って保護し、木目の流れに沿って塗りましょう。

自分で塗装することは面倒かもしれませんが、ウッドデッキを長持ちさせるためには欠かせない作業です。当記事で紹介した内容を参考に、ぜひ実践してみてください。

 

まとめ

経年劣化によりウッドデッキにヒビが入っていたり、木材が腐っていたりする場合は、補修や交換が必要です。ウッドデッキの補修方法や修理費用は、傷んだ部分範囲などによって異なります。傷みの度合いにあわせて、適切に処理しましょう。

ウッドデッキは、定期的にメンテナンスすることで長持ちします。
ウッドデッキを修理すべきタイミングやお手入れの方法を理解し、新築の頃のようにきれいなウッドデッキを楽しみましょう。

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