エクステリア工事とは?外構工事との違い・費用相場も紹介!

エクステリア工事とは?外構工事との違い・費用相場も紹介!

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築年数が経つ家に住んでいると、リフォームを検討する方も多いのではないでしょうか。エクステリア工事は、家の外にある設備を取り換えて雰囲気を一新できます。

しかし、エクステリア工事が初めての場合、工事内容や費用相場は分からないものです。

そこで今回は、エクステリア工事について徹底解説します。外構工事との違いや、代表的なエクステリア工事とその費用相場についても紹介しているため、住宅のリフォームを検討している方は、ぜひ当記事を参考にしてください。

 

1.エクステリア工事とは?

エクステリア工事は、建物の外部をおしゃれで快適な空間にするために行われます

エクステリア工事には3つのスタイルがあり、建物のデザインや周囲との位置関係、景観などによって工事内容は異なります。そのため、エクステリア工事を行う際は、工事をする目的に適したスタイルを選ぶことが重要です。

ここでは、3つのエクステリアスタイルについて、詳しく解説します。

 

1-1.3つのエクステリアスタイル

3つのエクステリアスタイルの詳細は、以下の通りです。家の敷地と周囲をどの程度仕切るかによって、エクステリアスタイルが決まります。

◆オープンスタイル
オープンスタイルは、家の敷地と道路の境界を門やフェンスで仕切らないスタイルです。オープンスタイルは日当たりが良く、開放的でのびのびとした雰囲気が味わえます。限られた敷地を広く見せられることも、オープンスタイルの特徴です。

近隣からの目線が気にならない郊外などでは、オープンスタイルが適しています。オープンスタイルは、植栽や門柱などのパーツで家の敷地と道路の境界を表すことが魅力です。

◆クローズドスタイル
クローズドスタイルは、門やフェンスを活用して家の敷地を囲うスタイルです。周囲から家の敷地が見えづらいため、プライバシーを確保できることがクローズドスタイルの特徴となります。

人口が多い住宅街に住んでいる場合は、クローズドスタイルが適しています。クローズドスタイルなら、バーベキューやスポーツの練習など、他人の目を気にせずプライベートな時間を楽しむことが可能です。また、侵入者を防げるため、クローズドスタイルは安全性が高いと言えます。

◆セミオープンスタイル
セミオープンスタイルは、オープンスタイルとクローズドスタイルの特徴を兼ね備えたスタイルです。低いフェンスを使用するため、仕切りを作りながら開放感を保てることが、セミオープンスタイルの利点と言えるでしょう。

 

2.エクステリア工事と外構工事の違い

エクステリア工事と外構工事は、両方とも家の外側で施工される工事です。しかし、それぞれの対象設備や目的は異なります。

エクステリア工事と外構工事の違いは、下記の通りです。

エクステリア工事

対象設備
  • 門扉
  • 門柱
  • フェンス
  • 玄関アプローチ
  • カーポート
  • テラス
  • 植栽
  • 照明
重視される要素 デザイン性
主な目的 おしゃれで快適な空間づくり

外構工事

対象設備
  • 門扉
  • フェンス
  • 建物周りの舗装
  • 排水設備
  • 造園設備
重視される要素 機能性
主な目的 防犯対策や室外設備の補修・強化

エクステリア工事と外構工事で共通する対象設備として、門扉やフェンスが挙げられます。
しかし、同じ設備を工事する場合でも、エクステリア工事はデザイン性、外構工事は機能性と重視される要素は異なります。

ただし、デザイン性を重視するエクステリア工事においても、防犯対策などの最低限の機能性は考慮されます。また、外構工事でも景観を損ねることがないよう、デザイン性への配慮は欠かせません。

さらに、業者やハウスメーカーによって、エクステリア工事と外構工事の使い分けが異なる場合があります。やり取りの中で不明な点があれば、必ず確認するようにしましょう。

 

3.代表的なエクステリア工事と費用相場

エクステリア工事は、依頼する業者によって、工事内容や費用は異なります。しかし、エクステリア工事の経験がない場合、どのような工事内容があり、どの程度の費用が必要なのか分からないものです。

ここからは、エクステリア工事の内容と、ぞれぞれの費用相場を紹介します。ここで紹介する工事内容や費用相場はあくまで例であるため、実際の工事内容や費用については、依頼する業者に確認しましょう。

 

3-1.門扉

門扉とは、出入口にある扉のことです。門扉のエクステリア工事では、扉の素材や開閉方法が変更されます。
門扉のデザインは、家の外見を決める重要なポイントです。

門扉のエクステリア工事にかかる費用相場は、総額で20万円前後です。内訳として、土台となる地面の基礎工事に3万円前後、門扉の材料費や工事費、ポスト、表札の取り付けなどに17万円前後が含まれます。さらに、門扉を交換して古いものを撤去処分する場合には、処分費用が必要です。

 

3-2.玄関アプローチ

玄関アプローチとは、門から玄関までを結ぶ通路部分のことです。玄関アプローチのエクステリア工事では、素材変更や花壇の設置などが行われます。
玄関アプローチは見た目だけでなく、歩きやすさも重要なポイントです。

玄関アプローチのエクステリア工事にかかる費用相場は、30万円から60万円までと幅があります。玄関アプローチの工事費用は地面の状況や施工面積によって異なり、平米単価の目安は2万円から5万円ほどです。玄関アプローチ沿いに花壇を設置する場合は、追加の費用がかかります。

 

3-3.塀・フェンス

塀やフェンスのエクステリア工事では、素材変更や、生垣・ブロック塀・土壁の設置などが行われます。ブロック塀とアルミ柵を上下で組み合わせることが一般的です。

フェンスのエクステリア工事にかかる費用相場は、30万円から50万円までと幅があります。フェンスは素材や高さによって費用が異なり、たとえばアルミフェンスの相場は80cmの高さで1mあたり5000円前後です。

塀のエクステリア工事にかかる費用相場は、50万円から100万円までと大きな幅があります。塀の全長や面積、素材によって決まる材料費のほか、基礎工事を行う場合は追加の費用が必要です。

 

3-4.カーポート・ガレージ

カーポートとは、屋根と柱で作られる車庫のことです。一方、ガレージは車を格納できる建築物のことを指します。カーポートやガレージのエクステリア工事では、支柱タイプの変更や屋根の取り換えが行われることが一般的です。

カーポートのエクステリア工事にかかる費用相場は、10万円から40万円までと幅があります。安価なカーポートは10万円ほどの材料費で購入が可能です。地面にコンクリートを流し、柱を立てる施行を行う場合は40万円以上かかることがあります。

ガレージのエクステリア工事にかかる費用相場は、60万円前後です。ガレージのデザインや設置する場所の状況によって、工事費用が異なります。

 

3-5.テラス・ウッドデッキ

テラスやウッドデッキのエクステリア工事では、木材やタイルなどの素材変更や、屋根の変更・設置などが行われます。

テラスやウッドデッキのエクステリア工事にかかる費用相場は、40万円前後です。屋根付きの場合は設置費用がかかるため、金額が上がります。

また、ウッドデッキは素材や地面の状況によって作業内容や設置費用が異なり、腐食・虫害防止の加工がされた人工木は平米単価で3万円前後、天然木は平米単価で2万円前後です。
設置場所の地面が土の場合は、ウッドデッキの束柱を支えるための束石設置費用が追加されます。

 

まとめ

外構工事とは異なり、装飾性やデザイン性が重視されるエクステリア工事には、3つのスタイルがあります。そのため、エクステリア工事を行う場合は、周囲の環境や求める雰囲気によって適切なスタイルを選ばなくてはなりません。

エクステリア工事の対象となる設備として、主に門扉や玄関アプローチ、塀・フェンス、カーポート・ガレージ、テラス・ウッドデッキなどが挙げられます。これらの工事内容や費用は、リフォーム業者によって異なるため、事前に見積もりをとって詳細を確認した上で、依頼する業者を選ぶようにしましょう。

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