ウッドデッキにフェンスは必要?後付けできる?メリット・デメリットも紹介
自宅の庭にウッドデッキを作ったものの、後になってフェンスを付けたいと思う方は多くいます。フェンスを付けると外からの視線が気にならなくなり、快適に過ごすことが可能です。
初めからフェンスを付けていなかった場合は、フェンスの後付けができるのか確認をしてから、種類や価格を検討しましょう。
この記事では、ウッドデッキにフェンスは後付けできるのかどうか解説します。後付けする際のメリット・デメリットや、付ける際のポイントも解説するため、ウッドデッキを快適な場所にしたい方は参考にしてください。
目次
1. 【結論】ウッドデッキにフェンスをつけることはおすすめ
ウッドデッキにフェンスを設置することは、快適で安全な住環境を作るために非常に効果的です。その理由は、次の2つのメリットにあります。
- ・プライバシーの保護
フェンスを設置することで、外部からの視線を遮り、通行人や近隣からの視線を気にせず過ごせる空間を作ることができます。これにより、子どもがプールで遊ぶ時間やバーベキューを楽しむ際も、周囲を気にせず過ごすことができるのです。 - ・安全性を高める
フェンスは子どもの転落事故やペットの脱走を防ぐ役割を果たします。特にウッドデッキが高い場所に設置されている場合は、適切な高さのフェンスを設けることで、安心して家族で利用できるスペースとなります。また、フェンスの隙間が狭いデザインを選ぶことで、さらに安全性を高めることもできます。
加えて、フェンスは風や目隠しにもなるため、生活の利便性が向上し、プライベート空間の充実と家族の安全確保を両立できるでしょう。
2. ウッドデッキの目隠しフェンスを作る際のおすすめの木材
ウッドデッキの目隠しフェンスを選ぶ際は、木材の特徴を理解し、用途に合った素材を選ぶことが重要です。以下、木材を特徴と用途に分けてご紹介します。
- ・杉(スギ)
- 特徴:軽量で加工しやすく、価格が手頃。木目が美しく、ナチュラルな雰囲気を演出。
- 用途:DIY初心者やコストを抑えたい場合におすすめ。ただし、防腐処理を施す必要があり。
- ・ウリン
- 特徴:「鉄木」と呼ばれるほど硬く、防腐性や耐久性が非常に高い。シロアリやカビに強く、経年変化で味わい深い色合いになる。
- 用途:耐久性を重視する場所や、メンテナンスの手間を減らしたい場合におすすめ。
- ・レッドシダー
- 特徴:軽量で加工がしやすく、防虫性に優れている。赤みを帯びた木目が美しく、デザイン性も高い。
- 用途:デザイン性を重視したい場合や、DIYで目隠しフェンスを作りたい場合に最適。
天然木材にはそれぞれ魅力がありますが、メンテナンスや耐久性に課題がある場合もあります。MINOの「彩木」シリーズは、天然木の質感と人工木材の耐久性を兼ね備え、雨や紫外線に強く、長期間快適に使用可能です。カラーバリエーションも豊富で、住まいのデザインに合わせた選択ができるのも魅力のひとつです。
3. フェンスの後付けは可能?DIYでの設置方法
ウッドデッキにフェンスを後付けすることは可能です。
ただし、仕上がりの美しさや強度、転落防止などの安全面を考えると、専門業者に依頼することも検討しましょう。
ここでは、DIYで取り付ける場合のおおまかな流れを紹介します。
3-1. STEP1:フェンス設置箇所に支柱を建てる
まずは、フェンスの土台となる支柱を固定します。
ウッドデッキ用の専用金具を使い、床板の上に固定するタイプが一般的です。
強度を確保するため、設置場所はデッキの根太(下地材)の位置を確認しながら選びましょう。
支柱の間隔が広すぎると横板のたわみやぐらつきが起きやすいため、目安として90〜120cm程度で等間隔に配置してください。
また、支柱が垂直に立つよう水平器を使いながら固定することも大切です。
3-2. STEP2:柱の高さを揃え、木材を固定する
支柱をすべて設置したら、フェンスの高さを揃えます。
デッキ全体のバランスを見ながら、必要に応じてカットし、上端が一直線になるよう調整してください。
高さが不揃いだと、仕上がりの印象が大きく崩れてしまいます。
支柱が揃ったら、横板を取り付けるためのビス穴を事前にあけ、木割れを防ぎながら固定します。
電動ドライバーを使うとスムーズですが、ビスを締めすぎると木材が割れる場合があるため注意しましょう。
支柱と横板がしっかり連結されると、フェンスの強度が安定します。
3-3. STEP3:横板を張る
支柱の準備ができたら、横板を順番に取り付けます。
板の間隔を均等に保ちながら、上から下へと固定していくと、仕上がりが美しくなります。
目隠しを重視する場合は板間を詰め、風通しを確保したい場合は数センチ空けるなど、用途に合わせた設計をおこなってください。
施工中はこまめに水平を確認し、板が斜めにならないよう注意しましょう。
すべての板が固定できたら、ビス頭の浮き・ささくれの確認や防腐塗装の仕上げを行うと、長く使えるフェンスになります。
ただし、強風時の耐久性や経年劣化を考えると、プロ施工のほうがより安心です。
どのウッドデッキフェンスを設置しようかと迷っていらっしゃる方におすすめなのは、MINOの彩木フェンスです。人工木でありながらも、自然木の見た目と質感を持っています。メンテナンス性も高く、お手軽に本格的な雰囲気のフェンスを設置したい方はぜひご検討ください。
4. ウッドデッキにフェンスを付けるときのポイント
ウッドデッキにフェンスを後付けする場合は、あらかじめポイントを押さえることで思わぬ事故や短期間での破損を防げます。ウッドデッキの設置目的をはっきりさせることは、コスト削減のためにも重要です。
ここでは、ウッドデッキにフェンスを付けるときのポイントを3つ解説します。
4-1. フェンスの種類を把握する
フェンスを設置することで得たいメリットを実現させるためには、フェンスの種類を把握することが重要となります。
ウッドデッキによく用いられるフェンスは、以下の3種類です。
○横張りフェンス(ボーダーフェンス)
もっともポピュラーな横張りフェンスは、板材が横方向に並んでいます。定番デザインであるため既製品の選択肢が多く、縦張りフェンスより少ない材料でDIYが可能です。
○縦張りフェンス(ストライプフェンス)
板材が縦方向に並ぶ縦張りフェンスは、子どもがよじ登りにくいため安全性の高さが特徴です。また、横張りフェンスやクロスフェンスと比べて板の隙間に雨水・雪がたまりにくい構造になっています。
ただし、フェンスの上下それぞれに板を固定する枠(材料)が必要なため、設置コストはやや高めです。
○クロスフェンス
クロスフェンスは、板材を井桁格子・斜め格子状に張ったフェンスです。見た目がおしゃれでつる性植物(ゴーヤーや朝顔など)を這わせやすく、ガーデニングや家庭菜園が好きな方にもおすすめです。開放感を重視する場合は、2枚の細板を☓字状に張ったタイプも良いでしょう。
4-2. 費用を把握する
ウッドデッキにフェンスを付ける場合、費用相場の把握が重要です。
フェンスはサイズ・素材によって価格差が大きくなりますが、フェンス1枚当たり約5,000円~を目安にしましょう。風合いを重視する方には天然木、掃除のしやすさや耐久性を重視する方には人工木材がおすすめとなります。
ウッドデッキを子どもやペットの遊び場として活用したい場合は、軽くて高さがあるアルミ製フェンスも活用できます。例えば、幅4m×奥行き2mほどのスペースに高さ1.2mのアルミフェンスを設置する場合、フェンス本体価格は10万円前後です。
上記は製品価格のみの相場であり、ホームセンターなどで既製品を買いDIYをすれば、工賃を浮かせることができます。DIYに自信がない場合は、無理せず専門業者に依頼しましょう。
4-3. 目的や選び方を把握する
同じような大きさのフェンスでも、種類や形状によって性質は大きく変わります。フェンス選びに迷ったときは、予算とともに設置目的や重視したいポイントを改めて振り返ってみましょう。
以下の項目は、しっかりと把握することが重要です。
- 設置目的(防犯・目隠し、子どもやペットの転落・脱走防止など)
- サイズ、デザイン、素材
- 日当たり、風通し、開放感の重要度
- 子ども、ペットの有無
- 耐久性、耐水性、耐候性
- 設置方法(例:ウッドデッキに直接取り付けるかどうか、DIYが可能かどうか)
5. ウッドデッキにフェンスを付けるメリット
ウッドデッキにフェンスを設けると、空間の使い勝手や安全性がぐっと向上します。
ここでは特にメリットとされる3つのポイントを解説します。
5-1. プライバシーの保護になる
フェンスを設置することで、周囲からの視線を適度に遮り、落ち着いたプライベート空間が確保できます。
特に隣家が近い住宅地や、道路からデッキが見えやすい立地では、視線のストレスを減らす効果が期待できるでしょう。
高さや素材の選び方によって見え方を調整でき、格子状や半透明パネルなど、適度に光や風を通すタイプを選ぶと圧迫感を抑えながらプライバシーを守れます。
また、夜間でも周囲の視線を気にせず家族で食事やリラックスタイムを楽しめるようになります。
視線が気になる場所ほど、フェンスを付けるメリットがあるといえるのです。
5-2. 子どもやペットの転落防止になる
ウッドデッキが地面より高く作られている場合、フェンスがあると転落事故の防止に役立ちます。
小さな子どもが遊ぶ機会が多いご家庭や、ペットがいる場合には、安全対策としてフェンスが欠かせません。
なお、隙間が広すぎないデザインを選べば、さらにくぐり抜けや落下も防ぎやすくなります。
また、出入り口にゲートを設ければ、外への飛び出し対策にもつながり安心です。
安全性が確保されれば、家族みんなが安心してデッキを使えるようになります。
リビングの延長としてお茶を楽しんだり、来客時に子どもを遊ばせたりと、活用の幅も広がっていくでしょう。
5-3. 日除けができる
フェンスがあると直射日光を和らげられ、屋外でも心地よく過ごしやすくなります。
特に西日が強く当たる場所では、日差しをほどよく遮り、暑さや眩しさを軽減する効果が期待できるでしょう。
さらに、シェードやグリーンカーテンを組み合わせれば、季節や時間帯に合わせて日除けが調整でき、夏の暑い時期でもデッキに出る機会が増やせます。
また、日差しを遮ることで床材の温度上昇も抑えられるため、素足で歩きやすくなる点もうれしいポイントです。
こうした日よけ機能が加わることで、読書やティータイムなどの時間がより快適になり、子どもが遊ぶスペースとしても活用しやすくなります。
6. ウッドデッキにフェンスを付けるデメリット
一方で、フェンスの設置にはデメリットも伴います。
後から後悔することを避けるためにも、それぞれのポイントを見ていきましょう。
6-1. 圧迫感が生じる
フェンスの高さやデザインによっては、デッキ全体に圧迫感を与えてしまうことがあります。
特に空間が狭い場合や、視界を遮る板材タイプのフェンスを選んだ場合は、「囲まれている」印象が強くなってしまいます。
開放感を損なわないためには、スリット状のフェンスや格子デザインなど、光や風を通すタイプを選びましょう。
高さも必要以上に高くせず、目線の高さに合わせて設計すると、プライバシーを守りながら開放感を残せます。
また、カラー選びでは、濃い色は重く感じやすいため、外壁や床材と調和する明るめの色調を選ぶと空間が軽やかに見えます。
さらに植栽と組み合わせれば、視線を柔らかく遮りつつ、自然な抜け感もつくれます。
6-2. 日差しがさえぎられる
フェンスの位置や形状によっては、日光が入りにくくなります。
とくに南向きや日当たりの良い場所では、フェンスが影を作り、デッキや室内の採光に影響することもあるでしょう。
植物を育てたい場合には日照が不足する可能性があるため、方角と日射の入り方を確認して設計するのが大切です。
必要に応じて、格子や横板フェンスで太陽光を調整できる仕様にしたり、上部に空間を設けて光を取り込む工夫を検討しましょう。
さらに、人工木や樹脂フェンスの場合は素材自体の陰影にも差が出るため、サンプルを屋外で確認し、影の落ち方までチェックしておくと安心です。
採光と目隠しが両立できれば、快適なデッキ空間がつくれます。
6-3. 風通しが悪くなってしまう
フェンスが風の通り道を妨げると、通気性が低下して蒸し暑さや湿気がこもる原因になります。
湿気が溜まるとデッキ材の劣化を早めやすいため、風の抜けを意識した設計をしましょう。
スリットやパンチングパネルなど、風を取り込めるデザインを選ぶと、視線を遮りながら換気を確保できます。
また、風向きは季節によって変化するため、一年を通してどう風が抜けるかをイメージし、庭全体の通風計画と合わせて検討してください。
デッキ下の空気が滞らないようスペースを確保したり、必要に応じて防草シートや砂利で湿気の上がりを抑える対策もおすすめです。
7. フェンスは「彩木フェンス」がおすすめ
ウッドデッキのフェンス選びに迷う方には、MINO株式会社(以下、MINO)が提供する「彩木(あやぎ)フェンス」がおすすめとなります。
MINO独自の人工木材である彩木は、ウレタン樹脂とアルミを使用したエクステリア素材です。天然木から型を取って繊細な木目を再現し、丁寧な塗装を施して温かみのある色合いに仕上げています。
天然木より軽いためお手入れの手間が少なく、熱がたまりにくいことも彩木のメリットです。ささくれでケガをする心配がないことから、乳幼児やペットのいる家庭でも安心して利用できます。
カラーバリエーションが豊富な彩木は、和風・洋風を問わずさまざまな空間にぴったりです。住宅外壁・ウッドデッキ・バルコニー・玄関まわりなどの施工実績が豊富なMINOでは、建材のプロがひとりひとりのニーズにしっかり応えます。
ウッドデッキをより快適・安全な空間にしたい方は、ぜひ彩木シリーズを検討してみましょう。
ウッドデッキの目隠しフェンスを検討するなら、MINOの「彩木」シリーズが最適な選択肢です。天然木の質感をリアルに再現しながら、人工木材ならではの高い耐久性とメンテナンス性を兼ね備えています。雨や紫外線にも強く、長期間美しさを保てるため、忙しい家庭にもぴったりです。
彩木の魅力は、その見た目だけではありません。ささくれが発生しないため、小さな子どもやペットがいるご家庭でも安心して利用できます。さらに、軽量設計で施工が簡単な点もポイントです。豊富なカラーバリエーションと洗練されたデザインは、庭や住まい全体の印象を格上げします。
家族が安全に過ごせるウッドデッキ、そしてプライバシーが守られた快適な空間──彩木のウッドデッキ製品は、そんな理想の生活を実現し、毎日の暮らしをさらに豊かにしてくれるでしょう。
まとめ
ここまで、ウッドデッキにフェンスは後付けできるのかどうか、またメリット・デメリットやポイントなどを解説しました。
ウッドデッキにフェンスを取り付けると、プライバシー保護や転落事故防止などに役立ちます。しかし、フェンスの選び方を間違えると、圧迫感や日当たり・風通しの悪化によって生活の質が下がることもあるため、慎重に選ぶようにしてください。
フェンスを取り付ける場合は、MINOが提供する彩木フェンスがおすすめです。気になる場合は、資料請求をしてみましょう。
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