ウッドデッキが雑草対策になる理由|ウッドデッキの防草対策5つも

ウッドデッキが雑草対策になる理由|ウッドデッキの防草対策5つも

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庭を綺麗な状態に保つためには、雑草対策をする必要があります。しかし、次々と生えてくる雑草を手作業でむしり取ることは、面倒だと感じている方も多いのではないでしょうか。庭にウッドデッキを作ると、雑草対策の手間を少なくすることが可能です。

当記事では、ウッドデッキが庭の雑草対策に効果的である理由や、ウッドデッキがある庭の雑草対策について解説します。雑草対策を可能な限り自力で行い、おしゃれな庭を楽しみたい方はぜひ参考にしてください。

 

1.ウッドデッキが庭の雑草対策になる理由

ウッドデッキが庭の雑草対策に効果を発揮する理由は、ウッドデッキの下に日陰ができるためです。雑草に限らず、植物は光合成によって成長します。ウッドデッキは植物の成長に必要な日光を遮る効果があるため、雑草対策に有用です。

以下では、庭に雑草が生えるメカニズムや、雑草の主な種類を紹介します。

 

1-1.雑草が生えるメカニズムとは?

庭に種をまいていないにもかかわらず、雑草が生えてくる理由は次の通りです。

○雑草の種子は動物や風などによって運ばれるため

雑草は広範囲に種子を拡散させるための仕組みを持っています。動物の体に種子が付着して運ばれたり、鳥のフンに種子が残っていたりすることが、さまざまな場所から雑草が生えてくる理由の1つです。また、軽い種子は風で飛ばされて庭に根付くこともあります。

○茎や地中の根が長く生き残るため

多年草の雑草は、茎や根だけの状態で生き続けることが可能です。そのため、草むしりを行ったとしても、地中に残った根や茎から芽が出て増える場合があります。

○1つの株から大量の種子が作られるため

1つの株から5万粒以上の種子が作られることも、庭の雑草が増える理由です。作られた種子の多くは発芽し、雑草の生えている範囲が庭全体へ広がってしまいます。

 

1-2.雑草の主な種類2つ

雑草は増え方によって次の2種類に分けることが可能です。

○種子で増える雑草

種子で増える雑草は、わずかな水分があれば発芽し、養分の少ない場所でも成長できます。また、種子の状態で長く生き残り、条件が整ったときに発芽することも一般的です。

種子で増える雑草の代表種として、次のような植物が挙げられます。

  • タネツケバナ
  • ハルジオン
  • ホトケノザ
  • エノコログサ
  • オヒシバ

種子で増える雑草の対策ポイントは、種子ができてしまったあとは可能な限り手で草むしりをして、種子を周りに散らさないことです。

○地下茎で増える雑草

地下茎で増える雑草は、地上部が枯れてしまっても地中で生き残り、気候などの条件が整ったときに再び発芽します。草むしりをして処理できたように見えても、時間がたつとまた生えてくることが地下茎で増える雑草の特徴です。

地下茎で増える雑草の代表種として、次のような植物が挙げられます。

  • ヒルガオ
  • ドクダミ
  • シロツメクサ
  • スギナ
  • セイタカアワダチソウ

地下茎で増える雑草の対策ポイントは、庭の土を耕す前に地中に残った茎を取り除くことです。地中で切り刻まれた地下茎は分裂し、さらに繁殖してしまいます。

 

2.ウッドデッキがある庭の雑草対策5つ

ウッドデッキがある部分は、ほかの場所と比べて雑草が生えにくいものの、施工方法によっては雑草が生えることも一般的です。

ウッドデッキのわずかな隙間から地面に日光が届くと、ウッドデッキの下であっても雑草が生えます。そのため、適切な雑草対策が必要です。

ここからは、ウッドデッキ周辺に生える雑草の対策方法について解説します。

 

2-1.防草シートを敷く

ウッドデッキの下に防草シートを敷くと、雑草の繁殖を抑えることが可能です。防草シートは水だけを通し、光や植物を通さない素材で作られています。そのため、雑草の発芽や生育を抑えたい場合に有用です。

防草シートは、ウッドデッキを設置する時点や完成後に敷くことができます。また、シートを敷くだけのため低コストで実施できる点がメリットです。

ただし、ウッドデッキの下に防草シートを敷く際は、構造上の都合でシートの一部に切り込みを入れる必要があります。束石と呼ばれる部分は防草シートで覆うことができないため、わずかな隙間に多少の雑草が生えてしまう傾向です。

防草シートの品質は、生地の耐久性や編み込みの密度によって異なります。ホームセンターで販売されている市販の防草シートと比べて、プロの施工業者が使う業務用防草シートのほうが品質は高い傾向です。

ウッドデッキの下に高品質な防草シートを敷くと、長期間にわたり雑草の生育を抑えられます。ただし、日光や雨風の影響で経年劣化してしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。

防草シートを敷く方法のデメリットとして、シートがむき出しの状態となり、ウッドデッキ周辺の景観が悪くなってしまうことが挙げられます。

 

2-2.防草シート+砂利を敷く

防草シートの上に砂利を敷くと、より高い効果を得ることが可能です。庭造り用の砂利を防草シートの上に敷くと、日光をさらに遮断して雑草の生育を抑えられます。

防草シートと砂利を組み合わせて使う場合は、砂利の分だけ費用が高くなる傾向です。しかし、コンクリートなどでウッドデッキ周辺の地面を舗装する方法と比べると、安価に施工できます。

庭造り用の砂利にはさまざまな種類があるため、ウッドデッキに合わせて色味を選ぶことが可能です。ウッドデッキや外壁の雰囲気に合う砂利を敷き詰めると、防草シート単体で使用する場合よりも見栄えが良くなります。

一般的な灰色の砂利は、色のついた化粧砂利と比べて安価です。予算や見た目のこだわりに応じて適切な砂利を選びましょう。また、場所によって砂利の種類を変えると、コストと見栄えのバランスがとりやすくなります。

ただし、落ち葉が多い場所に砂利を敷くと、細かい落ち葉が砂利の間に残ってしまうため掃除しにくくなる点がデメリットです。

 

2-3.コンクリートを打つ・タイルを貼る

ウッドデッキ下の地面にコンクリートを打ったり、タイルを貼ったりすると、雑草対策ができます。コンクリートやタイルで覆った部分は、地面に日光が当たりません。そのため、防草シートや砂利よりもさらに高い効果を得ることが可能です。

ただし、コンクリートやタイルを使用したリフォーム工事には、比較的高いコストがかかります。また、ウッドデッキの下に施工することは難しいため、専門業者への依頼が必要です。

コンクリートは照り返しがあるため、庭全面を覆ってしまうと夏場は暑く感じる可能性があります。また、見た目も無機質な印象となってしまうため、ウッドデッキの下だけなど施工するスペースを絞ることが重要です。

 

2-4.除草剤を使用する

ウッドデッキの周辺に除草剤を使用すると、雑草が生えてこない状態が維持できます。除草剤には植物の成長や光合成を阻害する薬品が入っているため、地面に撒くことで雑草の除去が可能です。

除草剤には、粒タイプや液体タイプなど複数の種類があります。粒タイプは効果の持続期間が長く、液体タイプは速効性が高い点が特徴です。ウッドデッキの周囲に芝生がある場合、芝生への影響が少ないタイプが適しています。

除草剤はホームセンターなどで手に入るため、比較的安価に取り入れられる雑草対策です。ただし、雑草以外の草木を庭で育てている場合や、ペットや小さい子どもが居る場合は注意して使う必要があります。

 

2-5.固まる土を使用する

固まる土は防草舗装とも呼ばれ、ウッドデッキの周辺に撒くことで雑草対策が可能です。固まる土を敷いた地面には日光が届かず、また、固まる土自体に雑草が生えてしまうこともありません。

固まる土はホームセンターなどで入手でき、コンクリートやタイルと比べて低コストかつ手軽に施工できます。水はけが良いため、水たまりができにくい点も固まる土の特徴です。

ただし、固まる土はコンクリートやタイルと比べて強度が低く、割れたところから雑草が生えてしまう場合があります。また、ムラなく施工するためには技術が必要な点も固まる土のデメリットです。

固まる土を使用する際は、事前に除草を行っておくとひび割れが防げます。また、固まる前に雨が降ると仕上がりが悪くなるため、梅雨など雨の多い季節を避けて施工することがポイントです。

 

まとめ

ウッドデッキは日陰を作って植物の光合成を妨げるため、庭の雑草対策に適しています。ただし、ウッドデッキの施工方法によっては雑草が生えるケースもあり、対策が必要です。

ウッドデッキの主な雑草対策として、防草シートや砂利、コンクリートを使用する方法が挙げられます。また、除草剤や固まる土を使用することも一般的です。

ウッドデッキ下を手入れする手間を省きたい方は、当記事で紹介した内容を参考に、雑草対策を行ってみてはいかがでしょうか。

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