ウッドデッキに適した材料はどれ?木材の種類から選び方まで解説!

ウッドデッキに適した材料はどれ?木材の種類から選び方まで解説!

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ウッドデッキを作る際、床材や束柱に使用する木材はよく検討して選ばなくてはなりません。使用する木材の種類によって、ウッドデッキが完成したときの仕上がりや耐久性が変わるためです。

ウッドデッキに適した木材はさまざまな種類があり、一般的ではない木材もあるため、各木材が持つ特徴を知りたい人も多いのではないでしょうか。

今回は、ウッドデッキに適した木材を大きく2つの種類に分けて、それぞれの特徴からメリット・デメリット、選び方のポイントまでを解説します。ウッドデッキの材料選びで失敗したくない人は参考にしてください。

 

1.ウッドデッキ作りに適した木材の種類

ウッドデッキに使用する木材は、大きく分けて「天然木」と「樹脂・人工木」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。ウッドデッキは触ったときの質感や見た目だけでなく、施工性やメンテナンス性も重要であるため、木材の特徴を把握したうえで使用しましょう。

ここでは、天然木と樹脂・人工木の概要と、それぞれの代表的な木材について特徴を解説します。

 

1-1.天然木

天然木とは、自然に育った樹木から切り出した木材のことです。天然木で作るウッドデッキは、使用する木材の特性が大きく反映されることが特徴であり、木材の選び方次第で全く異なるウッドデッキができあがります。

天然木の種類は、大きく分けて「ハードウッド」と「ソフトウッド」の2つがあり、ウッドデッキに適した木材の多くはハードウッドです。下記は、天然木の代表的な6種類をまとめた表です。

樹種 特徴
ウリン
  • 木肌が美しく、高級感がある
  • 色は黄褐色~赤褐色
メリット
  • 耐久性が高い
  • 耐水性が高い
デメリット
  • 加工性が低い
  • 樹液が出やすい
樹種 特徴
アマゾンジャラ
  • ウリンの代替材として人気がある
  • 色は赤褐色
メリット
  • 耐久性が高い
  • 虫に強い
デメリット
  • 加工性が低い
  • 樹液が出やすい
  • ささくれが出やすい
樹種 特徴
イペ
  • 木目が詰まった木材であり、高級感を出せる
  • 色は黄褐色~赤褐色
メリット
  • 耐久性が高い
  • 虫に強い
デメリット
  • 価格が高い
  • ささくれが出やすい
樹種 特徴
セランガンバツ
  • 緻密かつ重厚な木目を持ち、色味が明るい
  • 色は黄褐色~赤褐色
メリット
  • 耐久性に優れる
  • ハードウッドの中で比較的安価である
デメリット
  • 割れや反りが出やすい
  • ささくれが出やすい
  • 木肌にざらつきが出る
樹種 特徴
オーストラリアサイプレス
  • 木肌に節が出るため、木材の趣を演出できる
  • 色は黄褐色
メリット
  • シロアリに強い
  • 加工性に優れる
デメリット
  • ハードウッドの中では耐久性が低い
  • 割れや反りが出やすい
樹種 特徴
アコヤ
  • 木材に酢酸を用いたアセチル化処理を行い、耐久性を高めている
  • 色は白色
メリット
  • 耐久性が高い
  • 虫に強い
  • 加工性に優れる
  • 塗装しやすい
デメリット
  • 価格が高い

 

1-2.樹脂・人工木

樹脂・人工木とは、天然木に似せて工業的に作られた木材です。樹脂・人工木は素材によって3つの種類に分けられ、それぞれ下記の特徴を持ちます。

素材 特徴
木粉と樹脂を混ぜ合わせて成型したもの 細かな木粉を、樹脂が接着剤となって固めている
メリット ・木に近い質感を出せる
デメリット ・木粉の比率が高い場合、腐食しやすい
素材 特徴
樹脂のみを原材料に成型したもの PP・PE・ABS樹脂などのプラスチック再生材のみを使用している
メリット ・腐食に強い
デメリット ・直射日光を浴びると熱くなりやすい
木粉やメーカー独自の素材を原材料に成型したものメーカーの研究・開発により、強度や質感・機能性を高めている

素材 特徴
メリット ・メーカー独自の素材による付加機能が期待できる
デメリット ・メーカーごとに商品の差が大きい

 

2.ウッドデッキに天然木を使うメリット・デメリット

ウッドデッキに天然木を使うメリット・デメリットは、以下のとおりです。

〇メリット

  • 木の風合いを楽しめる
    天然木は美しい木目と重厚な質感があり、木の風合いを楽しめるウッドデッキが作れます。木材の色が褐色からシルバーグレーへと経年変化する点も、天然木ならではの面白さです。
  • ホワイトウッドやソフトウッドは安価で入手できる
    ハードウッドは高価であるものの、ホワイトウッドやソフトウッドは安価であり、加工性に優れます。ホームセンターで販売されているため、DIY初心者がウッドデッキを作るときにも便利です。

〇デメリット

  • 天候の影響を受けやすい
    天然木の種類によっては、雨や雪の水分によって早く腐食する可能性があります。木材腐朽菌による腐朽やシロアリ被害が起こる可能性にも注意してください。耐候性・防腐性が高い木材であっても、防腐処理・シロアリ対策は必要です。
  • 定期的にメンテナンスをする必要がある
    天然木のウッドデッキを長持ちさせるためには、こまめな掃除と、1~2年に1回の木材保護塗料による塗装が必要です。定期的なメンテナンスを怠ると、カビ・劣化・退色が発生しやすくなります。
  • ささくれが発生しやすい
    天然木は経年劣化すると、表面にささくれが発生しやすいことがデメリットです。ウッドデッキを素足で歩いたり、お子さんを遊ばせたりする場合は注意しなければなりません。

 

3.ウッドデッキに樹脂・人工木を使うメリット・デメリット

ウッドデッキに樹脂・人工木を使うメリット・デメリットは、以下のとおりです。

〇メリット

  • メンテナンスがしやすい
    樹脂・人工木は天然木と比べて腐食が起こりにくく、シロアリ被害も起こりません。防腐処理や表面塗装といったメンテナンスが不要であり、定期的な掃除だけで綺麗に使い続けられます。
  • ささくれがなく怪我のリスクが低い
    天然木のような経年劣化によるささくれは、樹脂・人工木では起こりません。怪我のリスクが低いため、ウッドデッキでお子さんを遊ばせるときも安心です。
  • メーカーによっては天然木のような手触りを楽しめる
    メーカーによっては、樹脂・人工木の質感を天然木に近づけていることがあります。たとえば、木目が付けられる型枠で成型された樹脂・人工木は、表面にしっかりと凹凸があり、天然木のような手触りを楽しめることがメリットです。

〇デメリット

  • 熱を持ちやすい
    樹脂・人工木のウッドデッキは、直射日光を浴びると熱を持ちやすいことがデメリットです。特に夏の場合、日光が当たった部分は素足で歩けないほど熱くなることもあります。
  • 木本来のぬくもりは感じにくい
    樹脂人工木は天然木とは原材料や構造が異なるため、木が本来持つ質感や風合い、香りは出せません。ウッドデッキに木本来のぬくもりを求めたい人にとっては、デメリットとなるでしょう。

 

4.ウッドデッキに使用する材料を選ぶときのポイント3つ

ウッドデッキに使用する材料を選ぶときは、以下で紹介する3つのポイントを押さえて材料を選びましょう。

〇価格

ウッドデッキを作る際は、設置するサイズに見合った量の材料が必要です。単価が高い材料を選ぶと総額も高くついてしまうため、材料の価格は予算内に収めることを考慮して選びましょう。

特に天然木を使用する場合は、価格に注意してください。天然木の種類によっては伐採量が制限されているケースがあり、供給の減少によって価格が高騰する可能性もあります。

〇加工性

材料の加工性も重要なポイントです。DIYでウッドデッキを作る場合は、切断・穴あけが簡単にできるよう、加工性に優れた材料を選びましょう。ウッドデッキ作成をプロの施工業者に依頼する場合も、材料の加工性が低いと施工費用が高くなる傾向があります。

〇耐久性

ウッドデッキを長く使い続けられるよう、耐久性が高い材料を選びましょう。腐食・シロアリに強いだけでなく、経年劣化によるささくれ・割れが起こりにくいかどうかも大切なポイントです。

住宅との調和を重視したい、メンテナンスを少なく済ませたい人は、人工木を選ぶことがおすすめです。人工木は綺麗な状態を長く保てるため、ウッドデッキの材料に適しています。

 

まとめ

ウッドデッキに適した材料は、天然木と樹脂・人工木の2種類があります。天然木は樹木から切り出した木材であり、木の風合いを楽しめることがメリットです。一方、腐食・シロアリ被害やささくれの発生、定期的なメンテナンスが必要な点はデメリットと言えます。

樹脂・人工木は、工業的に作られた木材です。樹脂・人工木にも熱を持ちやすいなどのデメリットはあるものの、メンテナンスのしやすさや高い耐久性があり、本来の木にはない付加機能を持った製品も存在します。

メンテナンスの手間をかけず、長く使い続けられるウッドデッキがほしい人は、人工木を選ぶことがおすすめです。

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