ウッドデッキ塗料の選び方・塗り替えサイクルを解説!費用も紹介

ウッドデッキ塗料の選び方・塗り替えサイクルを解説!費用も紹介

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天然木のウッドデッキは、設置後も塗り替えや定期点検などのメンテナンスが必要です。 特に塗装はウッドデッキの見た目を美しくするだけでなく、木材の耐久性を高めるという重要な役割があるので塗料選びや塗装の仕方、下地作りを丁寧に行う必要があります。 今回は、以下の3つのポイントについてご紹介します。 ・ウッドデッキ塗り替えについての基礎知識 ・ウッドデッキ塗り替え時に大切な塗装剥がしのコツ ・メンテナンスの手間を抑えて美しさが長持ちするおすすめのウッドデッキ

 

ウッドデッキの塗り替えサイクルは?

ウッドデッキを天然木で作った場合、塗り替えをするのは美しい見た目を保つだけではありません。 以下のWikipediaでの説明のように塗装はデッキ自体を長持ちさせる要素のひとつでもあります。 ウッドデッキとは、建物の周囲や庭、港の桟橋などにおいて、居住性や歩行性の向上の目的で、地面より高く設置される木造または木造風の床(建築物)である。主には、建物の1階前面に設置される木造のデッキ(テラス)。耐久性は、使用する材料の性質や塗料の防腐などの性能、メンテナンスの程度、設置場所の気候に大きく左右される。 引用:ウッドデッキ – Wikipedia ウッドデッキなど、屋外に設置する木材用の塗料は防腐効果のあるものも多く、腐食等のダメージからデッキを守るためにも定期的なメンテナンスが必要なのです。

 

使用環境によって塗り替え期間が異なる

ウッドデッキの塗り替えサイクルは、設置・使用する環境によって適切な期間が異なります。 ・雨・雪が多い ・海が近くにある ・湿地帯 ・紫外線が強い などに当てはまる地域・立地にお住まいの場合は、木材が影響を受けやすいので1〜2年のサイクルで塗りなおすのがおすすめです。 比較的温暖な気候の地域であったり、極端な気候的影響を受けにくい場所にお住まいですと、3〜5年に一度くらいの長いスパンでも問題ありません。 ただ、使い方によっては短い期間で塗装が剥げたり、木材にダメージがある場合があるので、見て分かる程度に塗装が劣化している際は早めに塗り替えましょう。 また、ソフトウッドで作ったウッドデッキは外的要因の影響を受けやすいので、環境に関係なく1〜2年で塗り替えるのがおすすめです。 頑丈なハードウッドを使用している場合は3〜5年ほど塗り替えしなくても大丈夫ですが、状態を確認し心配であれば早めに塗り替えましょう。

 

見た目に異変がある場合は要注意

塗り替え自体はそれほど頻繁にする必要はありませんが、ウッドデッキの状態に異変がないか定期的に目視で確認しましょう。 ウッドデッキを使っている時、定期的なお掃除の時などに、以下のような変化がないかチェックしてみてください。 ・毛羽立ち、ささくれがないか ・変色している部分がないか ・カビが生えている部分がないか ・ボロボロになった部分がないか 毛羽立ちやささくれはやすりをかけて塗り替えをすればよいのですが、木材の状態によってはデッキの張り替えが必要な場合もあります。 また、白アリなどが原因の場合はデッキ自体を撤去しなければならないので、不振な点がある場合は業者に依頼して点検してもらいましょう。

 

ウッドデッキの塗り替えに必要なアイテムと費用目安

ウッドデッキの塗り替えには、塗料だけでなく作業をするためにいくつかのアイテムが必要です。 塗り替え作業に必要な道具と、それぞれの費用の目安についてご紹介していきますね。

 

塗料

ウッドデッキ用の塗料を選ぶ時は、まず「木材保護塗料」を選びましょう。一般的な家具用の塗料では耐久性が足りないため、必ず屋外用の木材保護塗料を使います。

塗料の種類は、塗装タイプで2種類、成分で2種類に分かれます。

■ 塗装タイプで選ぶ 浸透タイプ:木材の中まで染み込む塗料。木目が活きた自然な仕上がりに。 造膜タイプ:表面にしっかり膜を作る塗料。高い防水性が特徴。

■ 成分で選ぶ 油性タイプ:耐水性が高く長持ち。 水性タイプ:扱いやすく、安全性が高い。ただし、耐久性は油性より劣る。

この2つを組み合わせて使います。例えば「木目を活かしたい」なら浸透タイプ、「耐久性を重視」なら油性タイプというように、目的に合わせて選べます。

 

 

ローラー/刷毛

ローラーは広い面、刷毛は側面など細かい部分の塗装に使用します。 きれいに仕上げるためにはどちらか一方だけではなく、両方使うことがおすすめです。 ペイント用のローラーは数百円〜3,000円くらい、刷毛は1,000円以下で購入可能です。 塗りやすくするためにペイント用のトレイがあるとよいのですが、刷毛・ローラー・トレイがセットになったものも1,000円〜3,000円くらいで販売されています。

 

養生シート/テープ

塗り替え時に塗料が他の場所に付かないように、窓・外壁・サッシ・庭などを養生する必要があります。 塗装用の養生シートはローラー状になっており、必要な長さに切ってテープで養生したい部分に貼ります。 この際、剥がしやすく跡が残りにくい養生テープを使うのがおすすめです。 塗装用の養生シートは10〜50mくらいで、600円〜3,000円で購入できます。 養生テープは1巻き300〜500円前後で売られています。

 

やすり/サンダー

塗り替え時に古い塗装面を剥がすためのやすりは、電動がおすすめです。 時短にもなりますし、作業時にかかる労力が大幅に短縮できます。 デッキ材同士の隙間などはサンドペーパーを使って手作業でやすりがけをする必要がありますので、どちらも用意しておきましょう。 サンダーや電動やすりは、5,000円〜で購入できます。 サンドペーパーは数百円で購入できますが、綺麗に仕上げるために粗さの違うものを2〜3枚ほど用意しておきましょう。

 

やすりでの塗装剝がしは塗り替えの仕上がりを左右する!

ウッドデッキの塗り替えの仕上がりを左右するのは、古い塗装を剥がす工程であるといっても過言ではありません。 塗装剥がしをする際の手順について見ていきましょう。 1.掃除 →デッキ部分のゴミ、汚れを落とす。 水を使って掃除をする場合は、掃除後1日かけて木材を乾かします。 2.ヤスリがけ →サンダーやサンドペーパーを使って表面の塗装を剥がします。 木肌の痛みが強い場合や、ささくれのある部分は粗いやすりを使いましょう。 塗装を剥がす際は木目に沿ってやすりがけすること、表面がデコボコしないようフラットに整えることがポイントです。(塗料がなじみにくくなるのでつるつるにする必要はありません。) 木くずが残らないように、ほうきや掃除機で掃除したあと乾拭きをしましょう。 3.周囲の養生 窓・外壁・サッシ・各種メーター等に塗料が飛ばないように、養生シート・養生テープを使って保護します。 デッキの下、塗装道具の下にもシートを敷いて、汚れないようにします。 4.塗装 1回目の塗装を行いましょう。 造膜タイプ、浸透タイプに関係なく、塗料の缶を開ける際はよく振ってムラのないようにします。 塗る順番は側面や木材の間、外壁に近い箇所など塗りにくい場所から始めると塗り忘れがなくきれいに仕上がります。 5.再塗装 1回目の塗装後数時間かけて乾かしたら、2度目の塗装を行います。 色ムラなく均一に仕上げるため、塗料の防腐効果を活かすためにも2回は塗り重ねると良いでしょう。 お好みで3回塗装しても良いですが、しっかりと乾燥させてから重ね塗りするのが原則です。 6.乾燥 きちんと乾燥させ、作業が完了したら養生を外しましょう。 清掃から塗装完了まで作業が中断しないように、晴れが3日くらい続くタイミングで行うのがおすすめです。

 

塗りムラを作らないために重ね塗りをしよう

塗装時に何度も重ね塗りするのが面倒なので、一度にたくさん塗ってしまいたいとお考えの方もいるでしょう。 しかし、一度に塗る塗料の量が多いと、ムラになりやすい上に乾燥するのに時間がかかります。 また、1度目の塗装のことは「下塗り」とも言い、2度目以降の塗装が乗りやすくなる下地的な役割もあります。 きれいに仕上げるためには乾燥→重ね塗りがベストな方法と言えるでしょう。

 

造膜タイプは塗装剥がししやすい

ペンキのような造膜タイプの塗料は木材に浸透しない作りなので、サンダー等で取り除きやすいのが特徴です。 ただし、ペタっとした平面的な仕上がりになりがちなので、木目を活かすウッドデッキの塗料としてはあまり人気が高くないようです。 傷んできたり、色褪せてきた木材をカバーするのにはおすすめです。

 

浸透タイプは残りやすい

浸透タイプの塗料は、元々の木目や風合いを活かしつつ色味をプラスできるため、ウッドデッキや木製エクステリアの塗料としてよく使用されます。 ただ、木材に浸透するという性質上、やすりだけで取り除くことが難しい場合もあります。 残りが気になる場合は、ナイロン製のブラシやクリーニングディスクを使用してみましょう。

 

ウッドデッキ用塗料の選び方

ウッドデッキの美観と耐久性を保つために、塗料選びは重要なポイントとなります。長く使い続けるために、以下の4つの観点から最適な塗料を選びましょう。

 

理想的な色選び – 室内と外観の調和を考える

ウッドデッキを美しく見せるポイントは、建物全体との調和です。特に室内のフローリングと色を合わせることで、視覚的に空間が広がって見える効果があります。また、窓枠や外壁との色合いも重要な要素となります。同系色でまとめると落ち着いた印象に、あえて濃い色を選べばアクセントとなり、個性的な空間を演出できます。

デッキ材に面した部屋の床材の色を基準に選ぶと失敗が少なく、特にリビングに面している場合は、室内との一体感を重視した色選びがおすすめです。色選びは、一時的な好みだけでなく、長く愛着を持って使えるかどうかも考慮に入れましょう。

 

目的別の塗料選び – 環境と使い方で決める耐久性

ウッドデッキの使用頻度や環境によって、最適な塗料は変わってきます。頻繁に使用する場合や、直射日光が強い場所では耐久性の高い塗料を選びましょう。特に子どもやペットがいる家庭では、耐摩耗性に優れた塗料がおすすめです。また、海沿いなど塩害の影響を受けやすい地域では、耐候性の高い塗料を選ぶことが重要です。

環境による影響も大きな要素です。日当たりの良い場所では紫外線対策が重要になり、雨の多い地域では防水性の高い塗料を選ぶ必要があります。使用環境と目的に応じて、それぞれの特性を理解した上で選択することが大切です。

 

4-3.色と質感の確認 – サンプルと実物で失敗を防ぐ

カタログやウェブサイトの写真だけでは、実際の色味や質感は分かりにくいものです。可能な限り実物のサンプルで確認することをおすすめします。多くの販売店やショールームでは、実際の施工例を見ることができます。また、サンプル請求ができる場合は、実際にウッドデッキを設置する場所で色味を確認するのも効果的です。

特に自然光の下での見え方は、室内照明下とは大きく異なることがあるので、可能であれば朝・昼・夕方など、時間帯による見え方の違いも確認しておくと安心です。塗料によっては経年変化で色味が変わるものもあるため、その点も考慮に入れましょう。

 

メンテナンスのタイミング – 塗り替え時期と費用を考える

ウッドデッキの塗料選びでは、初期費用だけでなく、将来のメンテナンスまで考えて選ぶことが大切です。特に油性塗料を使用した場合、木材に油分が染み込んでいるため、水性塗料をその上から塗ると塗料がはじかれてしまいます。そのため、次回の塗り替え時も同じ油性塗料を使う必要があります。

また、塗り替えの頻度は塗料の種類だけでなく、設置場所の環境によっても変わってきます。雨が多い地域や雪の多い地域では水分の影響で塗膜が劣化しやすく、また、日当たりの良い場所では紫外線の影響で色あせが早くなるため、より頻繁なメンテナンスが必要です。自身の予算と、どの程度の頻度でメンテナンスができるかを考慮して、総合的に判断することが大切です。

 

彩木のウッドデッキは天然木と遜色ない仕上がり

ウッドデッキの塗り替えは、意外と手間と時間がかかることが分かりました。 「ウッドデッキは欲しいけど、設置後のメンテナンスが面倒…」「きれいな状態を長く保って安心して使いたい!」なんてお考えの方には、彩木のウッドデッキがおすすめです。 アルミ芯材に硬質低発泡ウレタンを組み合わせたオリジナルの人工木材を使用した彩木は、耐候性・耐久性に優れ、手軽な掃除だけでも長年きれいな状態を保つことができます。 耐候性実験でも下図の通り、優れた結果が出ています。

※・・・カーボンアーク式サンシャインウェザーメーター照射+降雨(JIS A1415) 色彩色差測定(JIS Z8722)300時間で1年相当 木目模様は天然木から模り、熟練の職人が仕上げているため、近くで見ても自然な木材と遜色のない仕上がりになっています。

面倒な定期メンテナンスなしでウッドデッキならではのナチュラルな風合いをお楽しみいただけます。 彩木の詳細な特徴、施工例などはこちらのページからもご覧いただけます。

 

ローメンテナンスな専用デッキも人気

彩木のウッドデッキには、ご自分で組立ができる専用のDIYキットもあります。 あらかじめデザイン・カラー・サイズを指定して注文するので、面倒なカットなどは必要ありません。

基礎部分を除いた部品がセットになっており、必要な工具もインパクトドライバーやドリル等DIYでよく使うものだけ。 数時間で設置でき、虫食いや塗り替えの必要もないため、高コスパの製品としてご好評いただいております。 MINO 彩木 ガーデンデッキ|DIYショップRESTA

 

まとめ

ウッドデッキの塗り替えには手間と時間、そして定期的な費用がかかることがお分かりいただけたかと思います。彩木ウッドデッキの製品は、耐候性と耐久性に優れた人工木材を使用しているため、手軽な掃除だけで長年きれいな状態を保てます。天然木のような自然な風合いと、メンテナンスの手軽さを両立。

さらに、プロの職人でさえ見間違えるほどの質感で、表面加工により汚れも落としやすい設計です。長期的な維持管理を考えている方におすすめの、カラーバリエーション豊富な製品と言えます。

また、使用環境に応じた最適な製品選びもお手伝いいたします。直射日光が強い場所でも、雨の多い場所でも、それぞれの環境に合わせた提案が可能です。天然木の風合いを活かしながら、メンテナンスの負担を軽減したい方は、ぜひ彩木の製品ラインナップをご覧ください。

ウッドデッキの塗り替えは、ただ塗料を塗ればいいのではありません。 状態確認、清掃、入念なやすりがけ、塗装と乾燥の繰り返し・・・と全ての工程に2~3日はかかってしまいます。 どこかの工程を省いてしまうと、仕上がりに大きく影響しますし、耐久性にも問題が出かねません。 本文でご紹介した彩木は、人工木のため腐食・ささくれ・カビなど天然木にありがちな問題はありません。 風合いを活かす塗装により木材と遜色ないため、木材の風合いとローメンテナンスの便利さが両立されています。 きれいに長持ちするウッドデッキをお探しの方は、ぜひ彩木をチェックしてみてください。 MINOの彩木ウッドデッキページはこちら

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