樹脂系ウッドデッキと天然木の違い6選!おすすめの素材も合わせてご紹介!

樹脂系ウッドデッキと天然木の違い6選!おすすめの素材も合わせてご紹介!

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樹脂系ウッドデッキは木粉と樹脂を混ぜた人工木で作られます。
天然木と違い、カビや腐食に強いことからウッドデッキやフェンスなどのエクステリアの素材として広く使われるお馴染みの素材です。
今回は、樹脂系素材と天然木のウッドデッキには使用感や見た目などでの違いについて詳しく解説します。

丈夫で使いやすい彩木のウッドデッキについてもご紹介しているので、デッキの素材選びのご参考になれば幸いです。

 

1.ウッドデッキは樹脂系素材と天然木どちらがいいの?

ウッドデッキの素材は主に天然の木材と、人工木に分けられます。
人工木の中でも、デッキなどのエクステリア素材として使われることが多いのが、プラスチック樹脂と木粉をブレンドした樹脂系素材です。

「ウッドデッキなんだから木の方がいいんじゃないの?」「プラスチックだと見た目や使い心地が悪そう」と思う方もいるかもしれません。
しかし樹脂系人工木(WPC,WPRC)は、以下のように広く使われています。

WPRCは木材と異なり、腐って折れてしまうことや、ささくれやトゲを発生しない特性が評価され、子供が走り回る幼稚園や小学校等の教育施設にデッキ材として使用されている。その他、水に強く、手入れが簡単であるという特性を生かし、多くの利用者が集まる商業エリアのデッキフェンスや外構フェンスに用いられている。また、施設の「和」のイメージを生み出すアクセントとして、外壁や門扉にルーバーとして用いられている。
引用元:木材・プラスチック再生複合材 – Wikipedia

たしかに天然の木材は、自然素材ならではの風合いやテクスチャー、経年変化が楽しめます。
しかし、木材によって耐久性が大きく異なる上に、カビ・虫害・腐食などのリスクもあるため、メンテナンスが簡単で頑丈な樹脂系人工木材が広く普及するようになりました。

天然木と樹脂系人工木のどちらがいいか?という疑問の答えは、「その人が重視するポイントによって選ぶべき」です。
記事後半では、天然木と樹脂系人工木の違い・樹脂系以外におすすめの人工木についてもご紹介していますので、ご自分がウッドデッキのどの要素を重視するか判断する材料にしてみてください。

 

1-1.ウッドデッキに使われる樹脂系人工木とは

ウッドデッキで使われる樹脂系人工木は、正式には木材・プラスチック複合材(WPC)と呼ばれます。
WPC(Wood-plastic composites)はスギの間伐材や、廃材となった木材を粉にしてプラスチック樹脂と混ぜた素材で、リサイクルされた木材やプラスチックが使われることが多いです。
リサイクル材を使った複合材は、WPRCと呼ばれます。
木粉を混ぜることでプラスチックにありがちな不自然な艶はなく、マットでナチュラルな質感でウッドデッキとして庭やバルコニーに設置してもしっくりと馴染みます。

画像引用元:木材・プラスチック複合材

また、WPCには木材を粉砕せずそのままの状態でプラスチック樹脂を染みこませたWood Plastics CombinationまたはWood Plastics Coatという素材もあります。
天然木の質感や木目などを損なわず、樹脂加工によって強度・耐候性も上がるので人気があります。

このように同じWPCでも製造方法が異なるため、Wood-plastic compositesは樹脂系人工木に、Wood Plastics Combination/Wood Plastics Coatは加工された天然木として分類されます。

樹脂系人工木には熱可塑性(高温で軟化するが、常温では変形しにくい性質)の
・ポリ塩化ビニル
・ポリエチレン
・ポリプロピレン
・ABS
などのプラスチック原料が使われることが多いです。

木粉は木材だけでなく、竹の繊維が用いられることもあります。

90年代から欧米で実用化されて以降、今や世界中で建材や日用品の素材として使われるようになりました。

 

2.樹脂デッキと天然木デッキの6つの違いを解説

樹脂系素材と天然木は、ウッドデッキとして使用する際にどのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの項目ごとに比較しつつ、詳しく解説したいと思います。

 

2-1.設置方法

天然木と樹脂系人工木のウッドデッキは、設置の方法も異なります。

天然木を使用する場合は、以下の手順で行います。
1.木材をカット・基礎部分の準備
2.やすり掛け
3.乾燥
4.塗装(1度目)
5.乾燥
6.塗装(2度目)
7.乾燥
8.組立・設置
天然木のウッドデッキは、床部分だけでなく束柱・土台部分も木材を使うので、カット・やすり・塗装に手間と時間がかかります。
天然木への塗装は見た目だけではなく、防虫・防腐目的でもあるので見えない部分にも行います。
また、木肌のささくれや割れなどがあるとケガをして危険なのでやすり掛けも大事な工程です。

樹脂系人工木を使ったデッキの設置は、天然木と比べると工程は少なめです。
1.デッキ部分、土台部分の材料をカット
2.基礎を作る
3.土台部分の組立
4.デッキ部分を設置

人工木の場合は元々着色されていますし、木材のようにささくれないのでやすり掛けや塗装などの作業は不要です。
土台部分はアルミや鋼などの金属素材を用いるのが一般的です。
手工具では時間がかかるので、ご自分でDIYする場合は電動のこぎりなどを使用するとよいでしょう。

 

2-2.カラーバリエーション

天然木は塗装で色合いが自由に変えられますが、木目を活かすために派手な色ではなく透ける浸透タイプの塗料を使うことが多いです。

素材のカラーバリエーションは、人工木材の方が豊富で色合いもはっきりしています。
ただ、木の粉と樹脂を混ぜるという製造方法のため、白い製品はほぼないようです。

 

2-3.メンテナンスの頻度と方法

天然木の場合、2年ごとくらいのスパンでチェックとメンテナンスが必要です。
・ささくれなどがないか
・塗装が剥がれていないか
・腐食、カビなどがないか
といった点を確認します。

チェックした際に問題があれば、内容に応じてやすり掛け・再塗装・木材の取り換えなどの作業を行いましょう。
ハードウッドは丈夫で長持ちする素材ではありますが、定期的な確認をおすすめします。

樹脂系人工木の場合は、再塗装ややすり掛けなどの作業は不要です。
ただ、表面に溝を付けるデザインにより細かなゴミなどが溜まるので、週1くらいの頻度でお掃除をしましょう。

 

2-4.経年による色合いの変化

天然の木材は年数によって木の色合い、風合いが変わってきます。

画像引用元:Q&A|木材・プラスチック再生複合材普及部会

木の種類によって色が濃くなるか、薄くなるかは異なりますが、「育てる」という感覚で変化を楽しむ人も多くいます。
経年変化で深みが増すのは天然木だけが持つ特徴のため、手間がかかっても天然木を使ったウッドデッキの人気が衰えないようですね。

樹脂系人工木は耐候性を高める加工をしている製品が多いため、長く使ってもきれいな状態が保てます。
長年使っていると若干色合いが変わることがありますが、天然木と比べるとその差は些少なものです。

 

2-5.表面加工

天然木はその木だけが持つ色合いや、模様が楽しめます。
ウッドデッキのようにたくさん板を並べても1つとして同じ模様がないのです。

一方、樹脂系人工木は溶かした樹脂に木粉を混ぜて押し出して作るため、表面に溝がある程度で個体差はほぼありません。
均一であることは統一感があるという利点とも言えますが、ナチュラルな風合いや表情が楽しめないことが難点として感じる人も少なからずいるようです。

 

2-6.熱の溜まり方

天然木も樹脂系人工木も直射日光を浴びると温度が高くなりますが、蓄熱性や熱の感じ方については差があるようです。

樹脂系人工木(WPC,WPRC)は使用するプラスチック樹脂にもよりますが、天然木と比べて日光の熱や紫外線の影響を受けやすい傾向があります。

プラスチック樹脂は熱を逃がしにくい素材なので、内部に熱が溜まって冷めにくく、樹脂系人工木が持つ課題として研究が進められています。

 

3.樹脂系素材は蓄熱性が高いので夏熱い

プラスチック樹脂は原料の特性上熱が逃げにくいため、樹脂系人工木を使ったウッドデッキも一度受けた熱をため込みやすいです。

温度については、こちらのコラムで詳しくご紹介しております。
「人工木ウッドデッキが熱い」は古い?夏でも素足で歩ける彩木の秘密

そのため真夏の直射日光浴び続けると、表面・内部共にかなり高温になるケースがあります。
夏の暑さや冬の寒さに関係なく快適に使えるウッドデッキをお探しの方には、気候の影響を受けにくい素材を使った「彩木」がおすすめです。

 

4.彩木のウッドデッキは天然木の美しさと快適性を両立させた素材

彩木は、熱の影響を受けにくい硬質低発泡ウレタンを使用した人工木材です。
彩木に使われる硬質低発泡ウレタンは、一般的な断熱材の10倍の密度のものを厳選して使用しました。
そのため、同じ日光を浴びたとしても金属や樹脂系素材よりも内部の熱が溜まりにくいのです。

カラーは4種類展開で、ブラウン~ブラック系は色素が光を吸収するため表面温度は上がりますが、内部温度は低いので打ち水をして温度を下げれば素足で歩けます。

ホワイト(白茶)は表面温度も上がりにくく、打ち水をしなくても暑さを感じにくく歩きやすいのが特徴です。(小さなお子様やペットが入る場合は念のため打ち水をしてもいいでしょう。)

上図からも分かりますが、自然な木目模様も彩木ならではの特徴です。
複数の天然木から模様をかたどり、職人による塗装で本物の木材のような見た目に仕上がっています。
人工木では難しいホワイト(白茶)は、見た目も爽やかで空間が広く感じるため彩木でも人気のカラーです。

表面の特殊加工で水だけでも汚れが落としやすいので、お手入れも簡単と導入した皆様からご好評いただいております。
彩木やエクステリア製品についてより詳しく知りたい方は、MINOの公式サイトもぜひご覧ください。

ウッドデッキ・バルコニーの販売・施工専門会社【MINO株式会社】

 

5.DIYが好きな方におすすめのガーデンデッキキットも

彩木のガーデンデッキは、オンラインでサイズ・デザイン・カラーを選んで組み立てるだけのDIYキットも販売しております。

事前にデザインとサイズを指定するので、デッキ部分・土台分のカットは不要です。
インパクトドライバーやコーキングガンなど、一般的なDIY用工具があれば数時間でウッドデッキが組み立てられます。

大きさにもよりますが基礎部分の準備も含めて数時間あれば組み立てられるので、
・DIYに興味がある人
・施工費を抑えたい人
・スピーディに自宅にデッキを設置したい人
におすすめです。

MINO 彩木 ガーデンデッキ|DIYショップRESTA

 

まとめ

樹脂系人工木のウッドデッキは、天然木の問題点だった湿気やメンテナンスの面倒さを解決した優れた素材です。
しかし、天然木と比較してプラスチック樹脂自体の蓄熱性の高さや均一な表面加工などが気になる方も少なくありません。

彩木のウッドデッキは断熱性・耐候性に優れた素材を使用しているので、季節に関係なく快適に使える上にローメンテナンスなのが魅力です。
暑い季節でも快適に使える実用性と、ナチュラルな木の色合いが欲しい!という方にとてもおすすめです。

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