マンションのベランダにウッドデッキは設置できる?メリット・デメリットから注意点まで解説

マンションのベランダにウッドデッキは設置できる?メリット・デメリットから注意点まで解説

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マンションのベランダ部分にウッドデッキを設置したい、そうお考えの方も多くいらっしゃいます。 技術的にはもちろん可能なのですが、賃貸や集合住宅などでは物件ごとのルールを守らなければなりません。
また、ベランダのように狭い部分にウッドデッキを設置する場合、素材の運搬やメンテナンスの方法などにも気を配る必要もあります。

そこで今回は

  • マンションにウッドデッキを置く前に確認する4つのポイント
  • マンションのベランダにウッドデッキを置くメリットとデメリット
  • マンションのベランダにおすすめのウッドデッキ

について詳しく解説していきます。

1. マンションのベランダにもウッドデッキは置ける?

マンションのベランダにもウッドデッキは設置可能です。 施工方法としてはいくつかあって、

  • デッキの下地部分をビス留めする
  • 強力な接着剤を使う
  • 置くだけのパネルのような物を設置する

などが一般的です。

ビス留めや強力な接着剤を使用する場合は工事が必要です。 業者に頼む場合も、DIYをする場合も事前に専用使用部分工事申請書を記入して申請しておきましょう。 置くだけのウッドデッキパネルは土台などが不要で高さも出にくく、設置が容易なことからDIYが好きな人を中心に人気があります。

2. ウッドデッキ設置前にマンションに確認すべき4つのポイント

ウッドデッキをマンションのベランダに設置したい時は、戸建てよりも確認すべきポイントがたくさんあります。

2-1. マンションの規約

まずは、マンションのルールでベランダのウッドデッキ設置が禁止されていないか確認しましょう。 契約時に管理規約が渡されているはずなので内容を確認し、それでも分からなければ管理会社・分譲会社に確認してください。
マンションのベランダやバルコニーは購入した物件であっても、物件全体の共有部分という扱いです。 勝手にウッドデッキを設置すると思わぬ事態に発展する恐れがあるので、かならず規約を順守してください。

2-2. 防水・外壁工事のスパン

マンションは管理側が決めたタイミングで改修工事や外壁塗装、ベランダの防水工事が行われます。
工事の内容によってはウッドデッキを撤去しなければなりません。 近く改修工事がある場合は、工事が終わってからウッドデッキを設置しましょう。

2-3. 虫害への影響

天然木でウッドデッキを作る場合、虫害が出ないように対策が必要です。 虫害が出るとデッキ材の腐食が進んで張り替えや撤去を余儀なくされるだけでなく、屋内や隣の部屋にも影響が出る可能性があります。
無垢材のまま使わず、防腐・防虫効果のある塗料を2度塗りしてください。 塗装は1〜2年のスパンで塗りなおしが必要です。

2-4. デッキのメンテナンスの有無

ウッドデッキのメンテナンスは、ベランダのように限られたスペースだと面倒に感じるかもしれません。 特に固定されたデッキだと、塗装剥がし・やすり掛けをした後の木粉の処理がしにくく、DIYでは対処できずメンテナンスを業者に依頼しなければならないことも。
1~2年単位で大規模なメンテナンスが必要だと、手間がかかる上その都度マンションの管理に届出を出さなければなりません。

3. マンションにウッドデッキを設置するメリットとは?

マンションのバルコニーやベランダにウッドデッキを設置することのメリットについて見ていきましょう。

3-1. ベランダをテラスのように使える

マンションのベランダは、ほとんどが無地の床です。 ベランダやバルコニーが広い物件や、景色の良い高層階に住んでいるとベランダで過ごすのが気持ちがいいですよね。
普通の無地の床の上に椅子を置くと事務的な感じがして憚られますが、ウッドデッキがあるとテラスやキャンプのようなナチュラルで暖かい雰囲気が出ます。 ちょっとコーヒーを一杯のむだけでも、ウッドデッキがあるベランダと普通のバルコニーの床では大分気持ちが変わります。

3-2. コンクリートよりも温かみがあってインテリアと統一感が出る

広いバルコニーがあると、テーブルやグリーンを置いたりして雰囲気作りをしている人も多いかと思いますが、床が無地で殺風景だとなんとなくくつろぎにくくなりがち・・・。 ウッドデッキをベランダに敷くと、雰囲気が一気に変わって暖かみが出ます。
カーテンを開けてお部屋から見る景色も、ウッドデッキがあると大きく違います。 フローリングの部屋だとベランダのウッドデッキと統一感が出て、空間が広く感じますよ。

3-3. 防水加工&コーティングが長持ちする

マンションのベランダの床は、防水のための塗装やコーティングが施されています。
この防水加工は紫外線の影響を受けやすく、タワシなどの硬いもの、高圧洗浄機などによって傷ついてしまいます。
ウッドデッキのようにコーティングを覆うものがあると、日光や紫外線の影響も軽減して防水加工やコーティング剤が長持ちしやすくなります。

4. ベランダにウッドデッキを置くデメリット

マンションのベランダにウッドデッキを置くことは、見た目やコーティング剤の保護にもよいことをご説明しました。 しかし、デメリットに感じる点もあるようです。

4-1. 物件によって設置の可否が違う

物件によってウッドデッキを設置してもいいかどうかは変わります。
ベランダは火災など非常時の時の通路としての共有スペースでもあるため、ベランダの広さや物件のルールによっては入居者都合の工事などができない可能性があります。
また、広さ的には問題がなくても手すりと床の距離が近くなる場合、お子さんの落下リスクが上がることを理由にウッドデッキの設置ができないケースも。 これは、賃貸・分譲関係なく物件ごとの設備や規約によって異なるため、設置を検討した時はまずマンションのルールについて確認しましょう。

4-2. 素材によってはメンテナンスに手間がかかる

ウッドデッキは天然木、人工木、アルミ系素材などが材料として使われます。
天然の木材は木目や色味、風合いなどで木にしか出せない味わいがあると人気ですが、定期的なメンテナンスが必要です。
半年に一回は虫害・湿気による腐食や破損がないか目視でよく確認し、1~2年に一度は防腐剤が入った塗料を塗りなおさなければなりません。
天然木を使った置くだけのデッキパネルのような製品もあり、設置は簡単ですが定期的なメンテナンスは必要です。
「でも人工木やアルミ系の素材はいかにも人工的で抵抗がある・・・」とお考えの方には、彩木のウッドデッキがおすすめです。

5. DIYにおすすめ!ウッドデッキの種類

バルコニーにウッドデッキを設けたいけれど、「どのタイプを選べばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。DIYで設置する場合は、大きく分けて「固定式」と「パネル式」の2種類があります。設置方法や必要な手間、管理上の注意点が異なるため、住まいの条件や使い方に合ったタイプを選ぶことが大切です。ここでは、それぞれの特徴と注意点を詳しく見ていきましょう。

5-1. 固定式

固定式のウッドデッキは、大きな木材を購入し、ベランダのサイズに合わせてカット・固定してつくる本格的なタイプです。
防水床にビスを打ち込むか、高い接着力をもつエポキシ系接着剤で固定するのが一般的で、強度が高く、しっかりとした安定感が得られます。

固定式のウッドデッキをマンションへ設置するには、いくつか注意が必要です。

  • 共有部であるバルコニーに工事を行うことになるため、「専用使用部分工事申請書」を提出して管理組合の許可を得る必要がある
  • 改修工事や防水工事の際には一度ウッドデッキを解体しなければならず、再設置にコストがかかる
  • 木材の厚みによっては床面が上がるため、バルコニーの手すりが建築基準法で定められた高さ1m10cmを下回らないか、安全面の確認が必須

上記の注意点をクリアできない場合には、パネル式が選択肢になります。

5-2. パネル式

パネル式ウッドデッキは、DIY初心者にもおすすめの簡易タイプです。施工といっても、ベランダにパネルを並べてジョイント部分をはめ込むだけ。必要に応じてカッターでサイズ調整もでき、管理組合の許可も不要です。

防水層を傷つける心配が少なく、気軽に設置・撤去できるのが大きな魅力。パネル自体が薄いため、床の高さがあまり上がらず、安全面でも安心です。

さらに、土台の樹脂部分に隙間があるため水はけがよく、定期的にめくって掃除するだけで清潔に保てます。もし一部が割れたり汚れたりしても、その部分だけ交換できるため、長く美観を維持しやすいタイプといえます。

6. マンションでのウッドデッキDIYの注意点

マンションのベランダでウッドデッキをDIYする際は、見た目の美しさだけでなく、安全性や管理上のルールにも注意が必要です。排水の確保や傾斜、改修工事などの将来的な対応も見据えた設置のコツをおさえておきましょう。

6-1. 排水の確保が必要

バルコニーの排水溝をふさいでしまうと、水はけが悪くなり、素材によってはウッドデッキが傷んでしまいます。
排水溝の上にデッキを設置すると冠水や漏水の原因になるため、必ず排水経路を確保しましょう。設置前には枯葉やほこりを取り除き、床面を清潔にしておくことも重要です。

もし排水溝を隠したい場合は、溝の壁側に角材を置き、その上にパネルを敷くことで、溝をふさがずに見た目を整えることができます。

見た目だけでなく、実用面でも排水の確保を意識することが、ウッドデッキを長持ちさせるポイントです。

6-2. 傾斜に注意する

マンションのバルコニーは、水が流れるようにわずかに傾斜がつけられています。そのため、ウッドデッキを均等に並べようとしても、場所によって高さにズレが生じることがあります。

無理に水平を取ろうとせず、実際の傾斜に合わせて高さを微調整しながら設置するのがコツです。

パネル式の場合はジョイントのはまり具合を確認しながら、固定式なら脚の高さや角材の厚みを調整して対応しましょう。

仕上がりの見た目だけでなく、水はけや安定性を保つためにも、傾斜への配慮は欠かせません。

6-3. マンションの改修などの際には取り外す必要がある

マンションでは、定期的に大規模修繕や防水工事が行われます。その際には、バルコニーを原状回復する必要があり、設置したウッドデッキも一時的に撤去しなければなりません。

固定式デッキの場合は解体に手間と費用がかかるため、あらかじめ工事の予定を確認しておくことが大切です。

パネル式ウッドデッキであれば、取り外しや再設置が比較的簡単に行えるため、改修時の対応もスムーズです。

長く快適に使うために、設置前には将来的な取り外しも想定しておくと安心です。

7. 彩木のウッドデッキはベランダにも設置可能

ハイブリッド人工木の彩木を使ったウッドデッキは、お庭や屋上だけでなくマンションのベランダ・バルコニーにも設置できます。
このように、バルコニーをウッドデッキにすると印象がガラっと変わりますよ。

・施工前

・施工後

彩木のスナップデッキは、特別な接着剤などを使わないので賃貸マンションでも設置しやすいのが魅力です。
バルコニーにデッキを設置するだけで、ぬくもりある空間に変えられるため小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめです。

・施工前

・施工後

8. 彩木のスナップデッキは置くだけ簡単設置でマンションでも使いやすい

彩木のスナップデッキは、置くだけで簡単に設置できるパネルタイプのデッキ材です。
大がかりな工事は不要で高さも出ないので、マンションにお住まいの方にぴったり。接着剤なども使わないため、元々のベランダの床材も傷みません。
彩木はアルミ芯材と断熱材の10倍の密度の硬質低発泡ウレタンを組み合わせているため、デッキ内部に熱が溜まりにくい構造になっています。

直射日光を浴びると表面は熱くなりますが中には熱は溜まらないので、打ち水をすれば素足で歩けます。
湿気にも強いので、お庭のようにお子さんが裸足で歩き回っても安心。

スナップデッキについては、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。
DIYでベランダおうち時間を楽しもう!彩木スナップデッキビフォーアフター④

8-1. 天然木にも遜色ない見た目でこだわり派にもおすすめ

彩木はウレタン樹脂を使った特殊な塗装とコーティングで、天然木にも負けない見た目の美しさを実現しました。 このように近くから天然木と比較しても、全く遜色ありません。(上にあるのが彩木) デッキ材をそのまま接着するので四角いパネルを置くだけの製品よりも、見た目も自然で溝もありません。

さらに、耐候性実験では下図のように優れた結果が出ています。

再塗装や大規模なメンテナンスは不要で、長く綺麗な状態が保てる高機能ウッドデッキはベランダやバルコニーを美しく彩ってくれます。

 

まとめ

ウッドデッキをマンションのベランダやバルコニーに設置することは、技術的には問題なく行えます。しかし、マンションのルールやメンテナンスなどが壁となって設置を決断できないという方も少なからずいらっしゃいます。

無機質な床を温かみのある空間に変えられるウッドデッキは、物件の規約で問題がなければとてもおすすめです。ローメンテナンスで季節問わず使いやすい彩木には、スナップデッキのようにマンション向けのバリエーションも揃えております。
気になる点やご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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