
ウッドデッキにDIYで屋根を設置!メリットや適切な素材を解説!
ウッドデッキは、お家の魅力を高める素敵な空間ですが、天候によって使えないときがありますよね。雨が降れば使えず、強い日差しは木材を傷める原因にもなるため、屋根の設置を検討する方も多いようです。屋根があれば、一年中快適にウッドデッキを活用でき、家族との団らんやホームパーティーなど、さまざまなシーンで活躍します。
この記事では屋根を設置するメリットや、選ぶべき素材、DIYでの設置が可能かどうかについて詳しく見ていきます。具体的な知識と実践的なアドバイスで、あなたのウッドデッキをより快適な空間へと変えられるはずです。
目次
1 ウッドデッキに屋根を設置するメリット
ウッドデッキに屋根を設置することで、雨や紫外線からデッキを守り、長持ちさせることができます。雨対策、耐久性向上、室内環境への効果という3つの視点から屋根を設置するメリットを見ていきましょう。
1-1 雨を防ぐことができる
ウッドデッキに屋根を設置する最大のメリットは、雨天時でもウッドデッキを利用できることです。予報が外れた急な雨や梅雨の長雨など、屋根がなければせっかくのウッドデッキが使えない日が多くなりますよね。
しかしウッドデッキに屋根があれば、バーベキューや友人とのパーティーなどの屋外イベントも安心して計画できます。また、洗濯物を干す場所としても活用でき、天気予報を気にせず家事を進められる利点もあるのです。
さらに、雨で床が濡れるのを防ぐことで、小さな子どもやお年寄りにとって安全な環境を維持できます。屋外家具も雨から守れるため、片付ける手間が省け、より気軽にデッキスペースを活用できるようになるでしょう。
1-2 ウッドデッキを長持ちさせられる
ウッドデッキ自体の寿命を延ばすことも、屋根設置の重要なメリットです。木材は風合いが美しい素材ですが、屋外環境では雨や紫外線にさらされることで劣化が進みやすくなります。
屋根があれば、繰り返し降る雨水による木材の腐食を防げます。雨水が木材に染み込むことで起こるカビや腐敗のリスクが大幅に減少し、ウッドデッキの美しさを長く保てるのです。
また、強い日差しによる日焼けやひび割れも抑制できます。夏場の直射日光は木材の表面温度を上昇させ、乾燥による収縮を引き起こすことがあります。屋根によって木材を紫外線から守ることで、塗装の劣化も遅らせられ、メンテナンス頻度と費用を大幅に削減できるでしょう。
1-3 リビングへの日差しも抑えられる
ウッドデッキの屋根は、外での活動を快適にするだけでなく、室内の環境も大きく改善します。多くの住宅では、ウッドデッキがリビングやダイニングに面して設置されているため、屋根の有無が室内の快適さに直接影響するのです。
夏場の強い日差しは窓から差し込んでリビングの室温を上昇させますが、ウッドデッキの屋根が日光を遮ることで、室内の温度上昇を抑制できます。これにより、エアコンの使用頻度が減り、電気代の節約にも繋がるでしょう。
また、直射日光によるカーテンや家具、フローリングの色あせも防止できます。特に南向きの大きな窓がある住宅では、ウッドデッキの屋根が自然な日よけとなり、一年を通して快適な光環境を実現できるのです。
メリットについては、こちらのウッドデッキに屋根を後付けすることの解説記事もご覧ください。
1-4 ウッドデッキに設置する屋根の素材は?
ウッドデッキに設置する屋根は、見た目の美しさだけでなく、耐久性や施工のしやすさ、コストなど、素材選びが重要なポイントになります。木材、樹脂、布地、アルミの主な4つの素材について詳しく見ていきましょう。
素材 | 耐久性 | メンテナンス性 | 初期費用 | デザイン特性 | 特徴 | デメリット |
---|---|---|---|---|---|---|
木材 | △ | 手間がかかる(年2〜3回の塗装・点検) | 中程度 | 自然な温かみ 和風・ナチュラル向き | ・ウッドデッキとの統一感 ・季節による表情の変化 ・独特の雰囲気を演出 |
・定期的な塗装必須 ・防腐処理が必要 ・雨や紫外線で劣化 |
樹脂(人工木) | ○ | 簡単(年1〜2回の洗浄程度) | やや高い | 木材に似た質感 カラー豊富 多様なスタイルに対応 | ・腐食やシロアリ被害なし ・水や湿気に強い ・彩木は耐候性が高い |
・天然木ほどの質感はない ・表面温度上昇(彩木は対策済み) |
布地(シェード・タープ) | × | やや手間(使用時の取付/収納、汚れ洗浄) | 安い | 軽やかな印象 リゾート感 カジュアル向き | ・手軽さと低コスト ・季節に応じて調整可能 ・風通しを確保 |
・強風や大雨に弱い ・耐久性が低い ・長期使用には不向き |
アルミ | ◎ | とても簡単(年1回程度の洗浄のみ) | 高い | スタイリッシュ モダン シャープな印象 | ・錆びにくく熱に強い ・メンテナンス少 ・遮光・遮熱効果高い |
・日当たりが悪くなる ・初期費用が高い ・金属特有の印象 |
1-5 木材
木材は、ウッドデッキと統一感を生み出せる屋根材です。自然な温かみと風合いが特徴で、ナチュラルな雰囲気や和風の住宅に特に合います。ウッドデッキとの一体感が生まれ、美しい空間を演出できるのが最大の魅力です。季節ごとの光の変化や木材が醸し出す雰囲気は、他の素材では得られないでしょう。
ただし、屋外で使用する木材には定期的なメンテナンスが必要です。適切に設計され、防腐・防水処理を施した木製屋根は、定期的な点検や塗装をすることで、長く美しい状態を維持できます。自然素材の風合いを大切にしたい方におすすめの素材です。
1-6 樹脂
樹脂素材は、メンテナンス性と耐久性に優れた屋根材です。水や湿気に強く、腐食やシロアリ被害の心配がないため、長期間きれいな状態を保てます。また、カラーバリエーションが豊富で、住宅の外観に合わせやすい点も魅力的です。
人工木でも、中には表面温度が上昇しにくく設計されているものもあり、特に彩木の人工木材は耐候性、耐久性に優れています。メンテナンスの手間を減らしたい方におすすめです。
1-7 布地
布地(シェードやタープなど)は、手軽さと低コストが魅力の屋根材です。季節や天候に応じて柔軟に対応でき、デザインや色の選択肢も豊富です。
遮光タイプの布地は、日差しを和らげながらも風通しを確保できるため、夏場の暑い日も快適に過ごせます。取り付けや撤去も比較的簡単なため、DIY初心者でも挑戦しやすい素材です。
ただし、耐久性は低く、強風や大雨には弱いため、一時的な日よけとして使うのが最適でしょう。
1-8 アルミ
アルミ素材は、軽量ながら耐久性と耐候性に優れた屋根材です。錆びにくく、熱に強いため、雨や紫外線といった過酷な環境でも長期間品質を保ちます。また、メンテナンスの手間が少なく、定期的な洗浄だけで美しい外観を維持できるでしょう。
遮光・遮熱効果も高く、夏場の強い日差しを効果的にカットするため、ウッドデッキを快適に使用できます。モダンでスタイリッシュなデザインが特徴で、現代的な住宅との相性が良いです。
ただし、光を通さないため日当たりが悪くなる場合があり、初期費用が比較的高めという点も考慮が必要です。
2 ウッドデッキにDIYで屋根は設置できる?
ウッドデッキに屋根を設置したいと考えたとき、DIYで行うべきか、プロに依頼すべきか迷う方も多いでしょう。実際、屋根の種類や規模によって難易度は大きく異なるため、それを考慮して判断したほうが良いでしょう。
2-1 シェードやタープなら簡単に設置できる
DIYで手軽に設置できる屋根として、シェードやタープが人気です。これらは比較的軽量で、専門的な知識や特殊な工具がなくても取り付けられるため、DIY初心者でも挑戦しやすいでしょう。
費用面でも、シェードなら数千円から、タープでも1万円前後から購入できるものが多く、比較的リーズナブルです。DIYで設置すれば工賃もかからないため、経済的に屋根を設置できます。
市販のシェードやタープは、取り付け金具を設置し、そこに固定するだけで完成します。使わない時は収納できるタイプもあるため、季節や天候に応じて柔軟に対応できるのも魅力です。ただし、強風時には収納するなど、適切な使用方法を守ることが長持ちさせるコツといえるでしょう。
2-2 本格的な屋根の設置は業者に任せた方が安心
固定式の本格的な屋根を設置する場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。特にアルミ製テラス屋根、木製パーゴラなどは、構造計算や防水処理などの専門的な知識と技術が必要になります。
費用面では、テラス屋根が5~20万円、パーゴラなら15~25万円程度が相場です。基礎工事、屋根取り付け工事、防水加工などを合わせると、一般的な規模の屋根で20〜40万円程度の予算を考えておくと良いでしょう。
DIYで無理に設置すると、強度不足による崩落や雨漏りのリスクがあります。台風や大雪などにも耐えられる強度を確保するには、壁面への固定や基礎工事などプロの施工技術が欠かせません。安全性と耐久性を考えれば、経済的な選択です。
まとめ:ウッドデッキの屋根の取り付けはDIYでは難しいかも
ウッドデッキに屋根を設置することで、雨や紫外線から守り、一年中快適に利用できる空間を作ることができます。屋根の素材選びは、見た目の美しさだけでなく、耐久性やメンテナンス性、予算に合わせて検討することが大切です。
軽量で取り外しが容易なものであればDIYでの設置も可能ですが、固定式の本格的な屋根を設置する場合は専門業者に依頼するのが良いでしょう。
また、快適なウッドデッキライフを実現するなら、デッキ本体の素材選びも重要です。彩木ウッドデッキの人工木材は、メンテナンスの手間が少なく、四季を通じて美しさを保ちます。手入れが簡単でありながら自然の風合いを感じられる空間づくりが、より豊かな住まいを実現するでしょう。
ベランダやバルコニーへのデッキの設置なら彩木ルーフデッキDRもおすすめです。ニーズに合わせてご覧ください。
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