ウッドデッキに屋根は必要?メリット・デメリットや種類、選び方を解説
ウッドデッキに屋根を取り付けると、雨や日差しを遮りやすくなるほか、ウッドデッキを快適に使える期間が増えるなどのメリットがあります。一方で、日当たりや開放感が損なわれたり、強風や積雪の影響を受けたりする場合もあるため、設置前にメリット・デメリットを確認しておくことが大切です。
この記事では、ウッドデッキに屋根を取り付けるメリット・デメリットから、屋根の種類や選び方、設置時の注意点まで詳しく解説します。ウッドデッキの使い方や住環境に合った屋根を選び、より快適な屋外空間をつくりましょう。
目次
1.ウッドデッキの屋根を付けるメリット
ウッドデッキに屋根を付けると、雨や日差しを防げるだけでなく、室内への日射を抑えたり、プライバシーを確保したりする効果も期待できます。また、天候に左右されにくくなることで、ウッドデッキを活用できるシーンも増えるでしょう。ここでは、ウッドデッキに屋根を付けるメリットを解説します。
1-1.雨や日差しを防げる
ウッドデッキに屋根を付けると、雨や直射日光を遮りやすくなります。
屋根がないウッドデッキでは、雨が降ると床面やテーブル・椅子などが濡れてしまい、利用しにくくなることがあります。屋根があれば雨の吹き込みを抑えられるため、多少の雨でもウッドデッキを使いやすくなります。
また、夏場の強い日差しを遮ることで、ウッドデッキの表面温度が上がるのを抑えやすくなることもメリットです。あわせて、熱を溜め込みにくい素材を選ぶことで、夏場でもより快適に過ごせるようになります。
加えて、屋根によって雨や紫外線が直接当たる量を減らせれば、ウッドデッキの劣化を抑えることにもつながります。ただし、屋根があっても横からの雨や強風を完全に防げるわけではありません。雨除けを目的とする場合は、屋根の大きさや設置位置、雨の吹き込みやすさなども考慮しましょう。
1-2.室内への日射を抑えられる
ウッドデッキの屋根は、室内に入り込む日差しを抑えることにもつながります。
窓の外側に屋根を設置すると、夏場に窓から入り込む直射日光を遮りやすくなります。室内への熱の侵入を抑えることで、室温の上昇を抑えたり、冷房の効率を高めたりする効果が期待できます。
特に、南向きや西向きの窓に面してウッドデッキがある場合は、屋根による日射対策を検討するのもよいでしょう。
一方で、屋根は冬場の日差しまで遮る可能性があります。夏の日射対策だけでなく冬の日当たりも考慮し、屋根の大きさや素材、設置する方角などを選ぶことが大切です。
1-3.上部からの視線を遮りやすくなる
ウッドデッキに屋根を設置すると、上方向からの視線を遮りやすくなります。
たとえば、隣家の2階や周囲の建物などからウッドデッキが見えやすい場合、屋根が目隠しの役割を果たすことがあります。
さらに、屋根の側面に目隠しパネルやスクリーンなどを組み合わせれば、横方向からの視線にも配慮できます。
ウッドデッキで食事をしたり、子どもを遊ばせたりする際に周囲からの視線が気になる場合は、屋根と目隠しを組み合わせることで、よりプライベートな空間をつくりやすくなるでしょう。
ただし、屋根だけですべての方向からの視線を遮れるわけではありません。周囲の住宅や道路などからの視線を確認したうえで、必要に応じてフェンスや目隠しスクリーンなどを組み合わせることが大切です。
1-4.天候を気にせず活用できるシーンが増える
屋根付きのウッドデッキは、雨や強い日差しの影響を受けにくくなるため、快適に活用できるシーンが増えます。
たとえば、以下のような使い方ができます。
- ・洗濯物を干す
- ・テーブルや椅子を置いて食事をする
- ・バーベキューを楽しむ
- ・子どもの遊び場として使う
- ・読書やティータイムを楽しむ
屋根があることで、急な雨が降った際にも洗濯物が濡れるリスクを抑えやすくなります。また、夏場には日陰で過ごせるため、屋外で食事やくつろぎの時間を楽しみやすくなるでしょう。
ただし、屋根があっても強い雨や風を完全に防げるわけではありません。洗濯物干しやバーベキューなど、目的に合わせて屋根の大きさや形状を選ぶことが重要です。
2.ウッドデッキの屋根を付けるデメリット
ウッドデッキの屋根には多くのメリットがある一方で、設置することで日当たりや開放感に影響したり、強風や積雪への対策が必要になったりする場合があります。ここでは、ウッドデッキに屋根を付ける前に知っておきたいデメリットを解説します。
2-1.冬場の日当たりや室温に影響する
屋根は夏場の強い日差しを遮ってくれる一方で、冬場に室内へ入り込む日差しまで遮る可能性があります。
冬は太陽の位置が低くなるため、窓から入る日差しによって室内を暖めたい場合、屋根を設置することで日当たりが悪くなったと感じることがあります。
特に、もともと日当たりがあまりよくない場所にウッドデッキがある場合は注意が必要です。
屋根を選ぶ際は、夏の日射を遮ることだけでなく、冬場にどの程度の日差しが室内に入るのかも考慮しましょう。
また、透明・半透明の屋根材を選ぶことで、屋根の下や室内に光を取り込みやすくする方法もあります。
2-2.開放感が損なわれる場合がある
ウッドデッキに屋根を設置すると、これまで見えていた空が屋根で覆われるため、開放感が損なわれる場合があります。
また、屋根を支える柱が必要なタイプでは、ウッドデッキの周囲に柱が増えることで、空間が狭く感じられることもあります。
開放感を重視する場合は、透明・半透明の屋根材を選んだり、必要なときだけ開閉できるオーニングを選んだりする方法があります。
屋根を設置する前に、ウッドデッキから見える景色や庭とのバランスを確認し、屋根を付けた後の空間をイメージしておくとよいでしょう。
2-3.強風や台風、積雪などの影響を受ける
ウッドデッキの屋根は、台風や突風などの強風によって破損する可能性があります。
また、積雪地域では屋根の上に雪が積もることで、大きな荷重がかかる場合があります。
そのため、屋根を選ぶ際はデザインや価格だけでなく、お住まいの地域の気候に適した強度を持つ製品を選ぶことが大切です。
特に、風が強い地域や積雪量の多い地域では、屋根材だけでなく、柱や基礎部分を含めた構造全体の強度も確認しましょう。
また、オーニングやサンシェードなどのタイプは、強風や台風時に収納・撤去できるかどうかも確認しておくと安心です。
2-4.屋根の種類によっては清掃・メンテナンスが必要
屋根を設置するとウッドデッキに直接当たる雨や紫外線を減らせる一方で、屋根そのものには雨やほこり、落ち葉などの汚れが付着します。
そのため、屋根の種類によっては定期的な清掃や点検が必要です。
たとえば、ポリカーボネート製の屋根は汚れが目立つ場合があり、オーニングは生地の汚れや劣化、パーゴラは植物の剪定などの管理が必要になります。
また、高い位置に設置した屋根は、自分で清掃することが難しい場合もあります。
設置時にはデザインや機能だけでなく、どの程度のメンテナンスが必要なのか、将来的にどのような手間がかかるのかも確認しておきましょう。
3.ウッドデッキの屋根の種類
ウッドデッキに設置できる屋根には、さまざまな種類があります。
雨や日差しをしっかり防ぎたいのか、自然を感じられる空間にしたいのか、必要なときだけ日除けしたいのかによって適した屋根は異なります。
ここでは、代表的な6種類を紹介します。
3-1.テラス屋根
テラス屋根は、住宅の外壁側に柱や骨組みを設け、その上に屋根材を取り付けるタイプです。ウッドデッキの屋根としても定番で、雨や日差しを防ぎたい場合に適しています。
屋根材にはポリカーボネートなどが使われることが多く、透明・半透明の素材を選べば、屋根を設置しながら採光性を確保しやすくなります。
また、製品によっては側面に目隠しパネルなどを設置できるものもあります。雨や風の吹き込みを抑えたり、周囲からの視線を遮ったりすることにもつながります。
「雨の日でもウッドデッキを使いたい」「日差しをしっかり遮りたい」など、屋根としての機能を重視する方に向いているタイプです。
3-2.ポリカーボネート屋根
ポリカーボネートは、ウッドデッキの屋根材としてよく使用される素材です。
ポリカーボネートの屋根には、平らな板状の「平板」と、波型に加工された「波板」などがあります。
ポリカーボネートは軽量でありながら強度が高く、透明性にも優れていることが特徴です。透明・半透明の屋根材を選べば、雨や紫外線を遮りながら、屋根の下に光を取り込みやすくなります。
また、製品によっては熱線を吸収・反射する遮熱タイプもあり、夏場の日差し対策を重視したい場合に適しています。
一方で、屋根の上には雨やほこり、落ち葉などが溜まるため、汚れが目立つ場合があります。屋根の高さによっては自分で掃除することが難しいため、メンテナンス方法まで考えて選びましょう。
3-3.パーゴラ
「パーゴラ」は、つる性の植物を木材などの棚に絡ませる屋根のことです。
植物の葉が屋根代わりとなるため、自然を楽しみながらエコな空間を演出することができます。また、ガーデンスペースとして楽しむことができるでしょう。
木製の棚は通気性が良く、腐食しにくい加工が施されているため耐久性も期待できます。
葉の隙間から雨水が入るため、雨除けの効果は高くありません。反対に緑で覆われた屋根は遮熱性が高く、爽やかな風を感じることができます。
落葉する植物を選びパーゴラに設置することで、冬場は葉が落ちて日差しを取り入れることができ、季節感を味わいながら過ごせることも、パーゴラならではの魅力です。
3-4.オーニング
「オーニング」とは日除けという意味で、日本では可動式テントを指し、テント生地で作られていることが多く遮熱性に優れています。
また、取り付けも容易で季節や天候に合わせて閉じたり広げたり自在に操作することができ、日差しを調節できるなど柔軟性も高いため、ウッドデッキの楽しみ方もグンと広がるでしょう。
なお、商品によってはウッドデッキの広さに対応しきれず、オーニングを広げていても雨が吹き込んだり直射日光が差し込む恐れがあるため、幅や奥行きなど事前のサイズ確認は必須です。
また、台風などの悪天候の時には風に煽られる心配があることから、オーニングはたたんでコンパクトに収納しておきましょう。
オーニングは経年変化により、生地が傷んだりホコリや汚れが目立つこともあります。定期的な屋根の掃除とメンテナンスが必要となるでしょう。
3-5.サンルーム・テラス囲い
「サンルーム」は側面をガラスで囲い、ウッドデッキの空間を全体的に部屋のようにデザインする温室です。
雨や風をしっかり防ぐことができ、花粉や砂ぼこりの侵入も大幅に軽減できます。
その上、日光をふんだんに取り入れることができるため、冬場は暖かくリビングルームの延長としてくつろぐことができます。
一方、夏場は空気がこもり気温が上昇しやすいため注意が必要です。
暑い季節でもサンルームで快適に過ごすためには、ガラスを二重にする、紫外線カットの加工を行う、シェードやカーテンを付けて日陰を作るなどの工夫をしましょう。
汚れは比較的つきやすく、屋根に加えてガラスの清掃やメンテナンスも必要です。
サンルームは設置にメンテナンス費用がかかりますが、ガラスに囲まれたテラスのような雰囲気のあるお洒落な空間は、たくさんの思い出が刻まれる大切な場所となるでしょう。
3-6.サンシェード・タープ
サンシェードやタープは、布などのシートを柱やフェンス、建物などに固定して日差しを遮る方法です。
比較的手軽に設置でき、必要なときだけ取り付けられるため、本格的な屋根を設置するほどではないものの、日除けをしたい場合に向いています。
また、製品によってはDIYで設置できるものもあり、費用を抑えやすいこともメリットです。
一方で、本格的な屋根と比べると雨除けや耐久性の面では劣ります。強風や台風の際には取り外して収納する必要があるため、設置・撤去のしやすさも確認しておきましょう。
4.ウッドデッキの屋根の選び方
ウッドデッキの屋根は、見た目だけでなく「何のために設置するのか」を考えて選ぶことが大切です。
屋根によって、雨除けや日除け、採光、開放感、メンテナンス性などに違いがあります。
ここでは、ウッドデッキの屋根を選ぶときのポイントを解説します。
4-1.目的から選ぶ
まずは、ウッドデッキに屋根を付けて何をしたいのかを明確にしましょう。目的に合った屋根を選ぶことで、設置後の「思っていたものと違った」という失敗を防ぎやすくなります。
| 目的 | 向いている屋根 | 特徴 |
|---|---|---|
| 雨を防ぎたい | テラス屋根・ポリカーボネート屋根 | 雨除け性能を重視したい場合に向いている |
| 日差しを防ぎたい | オーニング・テラス屋根・サンシェード | 日射を遮り、日陰をつくりやすい |
| 自然を楽しみたい | パーゴラ | 植物と組み合わせて緑のある空間をつくりやすい |
| 天候に左右されず使いたい | サンルーム・テラス囲い | 雨や風の影響を受けにくい |
| 手軽に設置したい | サンシェード・タープ | 比較的簡単に設置・撤去しやすい |
たとえば、「雨の日でも洗濯物を干したい」のであれば、雨の吹き込みを抑えやすいテラス屋根が候補になります。
一方、「夏の日差しだけを遮りたい」という場合は、必要なときだけ開閉できるオーニングやサンシェードが適しています。
このように、まず目的を明確にしてから屋根を選びましょう。
4-2.採光・開放感から選ぶ
ウッドデッキに屋根を設置すると、屋根がない場合と比べて、室内や屋外の明るさ・開放感が変わる可能性があります。
特に、屋根を設置する場所がリビングなどの大きな窓の前にある場合は、採光性を考慮することが大切です。
透明・半透明のポリカーボネートなどを使用した屋根であれば、雨や紫外線を遮りながら光を取り込みやすくなります。
ただし、透明度が高ければ必ず明るくなるとは限りません。屋根の大きさや色、設置する方角、周囲の建物などによっても室内に入る光の量は変わります。
また、夏の日差しだけでなく冬の日差しも考慮しましょう。
「夏は日差しを遮りたいけれど、冬はできるだけ室内に日差しを取り込みたい」という場合は、屋根のサイズや素材を慎重に選ぶ必要があります。
4-3.住んでいる地域の気候から選ぶ
ウッドデッキの屋根は、住んでいる地域の気候に合わせて選ぶことも重要です。
特に確認したいのが、以下の4点です。
■強風・台風
台風や強風が多い地域では、屋根が風の影響を受ける可能性があります。
屋根材だけでなく、柱や基礎を含めた構造の強度を確認し、地域の環境に適した製品を選びましょう。
■積雪
積雪地域では、屋根の上に雪が積もることで大きな荷重がかかります。製品ごとに対応できる積雪量が異なるため、地域の積雪量に適したものを選びましょう。
■日射量
日差しが強い地域では、遮熱性能のある屋根材やオーニング、サンシェードなどを検討するとよいでしょう。特に夏場にウッドデッキを利用することが多い場合は、日陰をしっかり確保できるか確認しましょう。
■雨量
雨の日にもウッドデッキを利用したい場合は、雨除け性能を重視する必要があります。
屋根の奥行きが十分でないと、雨が吹き込んでウッドデッキが濡れる場合があります。屋根のサイズや角度、雨樋の有無なども確認しましょう。
5.ウッドデッキに屋根を付ける際の注意点
ウッドデッキの屋根は、設置して終わりではありません。屋根の大きさや強度、排水、法規制、メンテナンス性などを事前に確認しておくことが大切です。
5-1.屋根の大きさ・位置を確認する
屋根の大きさや位置は、ウッドデッキの使い勝手だけでなく、室内の採光や雨の吹き込みにも影響します。
まず、「雨をどこまで防ぎたいのか」「日差しをどの時間帯まで遮りたいのか」を考えましょう。
また、洗濯物干しとして使う場合は、洗濯物を干す位置まで屋根で覆えるか確認する必要があります。
一方で、屋根を大きくしすぎると室内が暗くなったり、開放感が損なわれたりする可能性があります。
さらに、隣家との距離や境界も確認しておきましょう。
設置前に屋根を付けた状態をイメージし、ウッドデッキの利用方法と室内への影響を考えることが大切です。
5-2.強風・積雪に耐えられる構造にする
屋根は風や雪の影響を受けるため、地域の気候に適した製品を選ぶ必要があります。特に確認したいのは、屋根材だけではありません。柱や梁、基礎部分を含めた構造全体が、設置する地域の風圧や積雪に対応できるか確認しましょう。
また、台風や強風時にオーニングやサンシェードを収納・取り外せるかなど、悪天候時の対応方法も事前に確認しておくと安心です。
5-3.排水・雨漏り対策を確認する
屋根を設置する場合は、雨水がどこに流れるのかも確認しておきましょう。
屋根に降った雨水が適切に排水されないと、ウッドデッキや住宅の外壁などに雨水が集中する可能性があります。
特に確認したいのが、以下のポイントです。
- ・雨水の流れる方向
- ・雨樋の有無
- ・外壁との接続部分
- ・屋根材の継ぎ目
- ・シーリングなどの防水処理
住宅の外壁に屋根を接続するタイプでは、施工方法によって住宅側への影響が生じる場合があります。
後から雨漏りなどのトラブルを防ぐためにも、屋根の施工を行う業者に相談し、適切な防水処理を行ってもらいましょう。
5-4.建築基準法などの規制を確認する
ウッドデッキに屋根を設置する場合、屋根の形状や大きさ、設置方法などによっては、建築面積や建築確認などの法規制に関係する場合があります。
特に、屋根付きのウッドデッキを後から設置する場合は、既存の建物との関係も含めて確認が必要です。
必要となる手続きや条件は、建物の状況や地域などによって異なるため、「小さな屋根だから大丈夫」と自己判断しないことが大切です。
屋根を設置する前に、屋根の設置を依頼する施工業者や自治体などに確認しておきましょう。
また、住宅メーカーによっては、外壁に穴を開けるなどの施工方法が保証に影響する可能性もあります。新築時の保証などが残っている場合は、事前に住宅メーカーへ確認することをおすすめします。
5-5.メンテナンス性を確認する
屋根の種類によって、必要なメンテナンスも異なります。
たとえば、屋根材には雨やほこり、落ち葉などが付着するため、定期的な清掃や点検が必要です。また、可動式の屋根や布製の屋根などは、生地や可動部分の状態を確認する必要があります。
高い位置にある屋根は、自分で清掃することが難しい場合もあります。設置前に、どの程度のメンテナンスが必要なのか、将来的にどのような手間がかかるのかも確認しておきましょう。
6.MINOの「彩木」でつくるウッドデッキ
ウッドデッキに屋根を設置する場合は、屋根だけでなく、その下に設置するウッドデッキの素材にも注目しましょう。屋根によって雨や日差しを防いでも、ウッドデッキは屋外環境にさらされるため、素材選びも重要です。
MINOでは、屋根そのものではなく、ウッドデッキなどに使用できる人工木「彩木」を取り扱っています。
MINOの「彩木」は、天然木の木目を型取りして表面の質感を再現した、エクステリア向けの人工建材です。天然木のような自然な木目や色むらを表現しながら、屋外で使用することを想定した性能を備えています。
また、彩木には断熱性の高いウレタン素材が使用されており、夏の強い日差しを受けても熱くなりにくいことが特長です。そのため、「開放感を優先してあえて屋根をつけない」「予算や敷地の都合で屋根の設置を見送る」といった場合でも、彩木であれば夏場の表面温度の上昇を抑えやすく、素足でも歩きやすい環境を保つことができます。
耐候性や耐久性にも配慮されているため、屋外空間を長く美しく使いたい方に適しています。
ウッドデッキを「設置すること」だけでなく、「設置した後にどのように過ごしたいか」まで考えることで、より満足度の高い屋外空間をつくりやすくなるでしょう。
まとめ
ウッドデッキに屋根を付けることで、雨や日差しを防ぎやすくなるほか、ウッドデッキの劣化を抑えたり、洗濯物干しやバーベキューなど、活用できるシーンを増やしたりする効果が期待できます。
一方で、屋根によって室内の日当たりや開放感が損なわれる場合があるほか、強風や台風、積雪などの影響を受ける可能性もあります。
ウッドデッキの屋根を選ぶ際は、「何のために屋根を付けるのか」を明確にすることが大切です。「雨を防ぎたい」「日差しを遮りたい」「自然を感じたい」「必要なときだけ日除けしたい」など、目的によって適した屋根は異なります。また、採光性や住んでいる地域の気候、屋根の強度、メンテナンス性なども確認しましょう。
記事の執筆者
杉本 康浩|MINO株式会社 取締役常務
エクステリア業界20年、人工木材「彩木」の素材・製品開発に15年以上携わる。製品開発、マーケティング、営業から施工まで幅広く経験し、大手サッシメーカーとのOEM化も実現。現在も定期的に施工現場に携わり、開発・販売・現場の知見をもとに、庭・外構づくりに役立つ情報を発信しています。
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