外装材の耐候性が外観維持を左右する(前編)
変化を楽しむか維持を優先するか
住まいの美しさを長く維持したいという思いは、どの家主にも共通するのではないでしょうか。また一方で、住宅メーカーや工務店などの住宅提供側もその気持ちは同じでしょう。「すぐに最初と違う色になった」「1年後には劣化が目立っている」などと良くない評判が立つと、その後の会社のイメージにも影響します。
「小まめな手入れが必要です」「色は年月で変化します」などと、天然木のウッドデッキを計画する際には、住宅受給者側が施主に何度も念を押すのではないでしょうか。天然木は時間とともに、風合いに深みを増す点が魅力の一つになります。しかし、変化を風合いと取るか劣化と判断するかは、人それぞれ違いがあるでしょう。計画段階における家主と住宅提供側との意識の摺合せが重要で、「予想通り」なのか「想定外」なのかが変わってきます。
耐候性に優れた彩木シリーズ
ただし、悩ましいのは必ずしも思ったように変化するとは限らないという点です。また、家主が「思っていた以上に手入れが大変だ」と感じるケースもあるでしょう。変化や手間を含めて深く愛せるのが天然木の良い所で、ある意味、「メンテナンスでは腹を括る」必要があると言えるでしょう。
彩木ウッドデッキは、「経年劣化」に注目すると天然木の対極の存在と言えるかもしれません。耐候性試験では、30年相当の時間が経過しても、わずかな色の変化しか確認できないという結果を得ました。次回は、彩木シリーズの耐候性試験の結果について詳しく説明します。
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