ウッドデッキを利用した収納アイデア|床下収納のDIY方法も
ウッドデッキのメリットといえば、家族や仲間と外で気軽にバーベキューやパーティを楽しめる点や、のんびりと日向ぼっこを楽しめる点などを挙げる人は多いでしょう。しかし、ウッドデッキのメリットは、有意義な時間が増えるだけに止まりません。デッドスペースに見える床下を収納スペースとして活用できる点も、メリットといえます。
そこで今回は、ウッドデッキを床下収納に活用するアイデアや、床下収納を作る方法、ウッドデッキを長持ちさせるためのポイントを紹介します。ウッドデッキの収納アイデアを知りたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
1.ウッドデッキを床下収納に活用するアイデア
ウッドデッキの上に物品を放置することは、防犯面においても美観面においても、おすすめできません。また、物置を設置すると、ウッドデッキのサイズによっては開放感が失われ、窮屈になってしまうでしょう。しかし、ウッドデッキは、工夫次第で最高の収納空間にすることができます。
ウッドデッキを収納に活用するアイデアとしては、下記の3つが挙げられます。
●床下収納を作る
一般的なウッドデッキの床下部分は、風通しが良い上に広々としているため、収納スペースに最適です。ウッドデッキが広ければ、タイヤのような大きなものを収納できる床下収納を作ることができます。
●収納ボックスつきのウッドデッキベンチを作る
より気軽に使える収納スペースを設けたいのであれば、脚部分が収納ボックスとなっているウッドデッキベンチを作ってみると良いでしょう。子供のおもちゃやハンモック、キャンプ用品などの収納場所に適しています。
●収納ボックスつきのウッドデッキを購入する
より手軽に収納スペースを設けたいと考えている人には、収納ボックスがついているウッドデッキを購入することをおすすめします。天板に雨漏り防止シートがついているタイプの商品を選べば、水に濡れて欲しくない物品でも安心して収納できるでしょう。
ウッドデッキに床下収納を作る場合には、収納する物品をどこから、どのように出し入れするかを吟味することが大切です。以下では、ウッドデッキの「天板側」に収納扉をつけるアイデアと、ウッドデッキの「側面」に収納扉をつけるアイデアのそれぞれを紹介します。
1-1.ウッドデッキの「天板側」に収納扉をつける
あまり高さの無いウッドデッキの床下を収納スペースとして活用したいと考えている人は、ウッドデッキの「天板側」に収納扉をつけると良いでしょう。
天板がすべて外れるようにしておけば、バーベキューコンロなどの大きなアウトドアグッズもスムーズに収納することが可能です。一方、天板の一部だけが開くようにしておけば、庭いじりの道具などを気軽に出し入れできる収納スペースとなります。
なお、ウッドデッキに高さがある場合には、ウッドデッキのステップに床下収納を作ることで、小さなものも気軽に収納できます。
1-2.ウッドデッキの「側面」に収納扉をつける
高さがあるウッドデッキや、ウッドデッキの目隠しフェンスなどがある箇所に床下収納を設けたい場合には、ウッドデッキの「側面」に収納扉をつけてみてください。
ウッドデッキの側面に収納扉をつければ、床下に収納したものが見えにくくなるのみならず、野良猫など動物の侵入を防止することもできます。また、キャスターつきの引き出し収納を設置すると、奥行きがあるウッドデッキであっても、奥まで大量のものを収納できるようになります。
2.【ウッドデッキDIY】床下収納を作る方法
既に設置されているウッドデッキをリフォームして、床下収納を作りたいと考えている人は、DIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。ここでは、ウッドデッキの「天板側」に収納扉をつけて床下収納を作る方法を紹介します。
ウッドデッキに床下収納を作る際に最低限用意しておきたい道具は、下記の通りです。
- チョークライン
- 丸ノコ
- 防腐剤
- インパクトドライバー
- 添え木
- ビス
道具を用意し終えたら、いよいよDIYに取り掛かります。ウッドデッキの床下収納を作る際の流れは、下記の通りです。
1.チョークラインを引く | 床板を外す前に、チョークで根太の中央を通るラインを引きましょう。また、それぞれの床板に目印をつけておいてください。 |
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2.丸ノコで床板をカットする | 床板を外して、チョークラインに従って丸ノコで床板をカットします。その後、すべての木口にしっかりと防腐剤を塗布してください。 |
3.根太に床板を仮置きする | カットした床板を目印に従って根太の上に並べます。 |
4.添え木をカットする | 床板をつなげて蓋にするための添え木をカットします。添え木の長さは隣の板に干渉しないよう、少し短めにしておくと良いでしょう。その後、添え木にも防腐剤を塗布します。 |
5.蓋にしない床板を根太にビス止めする | 先に蓋にしない床材を根太にビス止めしておきましょう。使用するビスは、長いものを使ってください。 |
6.蓋にする床板に添え木をビス止めする | 根太に仮置きした状態の蓋にする天板に添え木を乗せ、ビス止めしてください。ビスは、短いものを使います。 |
2-1.床下に収納する際の注意点
ウッドデッキの床下を収納空間とする際には、2つの注意点を必ず押さえておきましょう。
●収納したものは雨で濡れてしまう
ウッドデッキの床板には隙間があるため、床下に収納したものは雨で濡れてしまいます。もし、雨に濡れては困るものをウッドデッキの床下に収納したい場合には、完全防水できる収納ボックスを使用したり、ブルーシートを敷いたりするなどの対策が必要です。
●カビなどが発生する可能性がある
ウッドデッキの床下にものを収納すると、通気性が悪くなってしまい、湿度が高くカビなどが発生してしまう可能性があります。ウッドデッキの床下を可能な限り収納スペースとして活用したいと考えている人は、定期的に掃除するように心がけてください。
ウッドデッキの床下を収納に活用する場合は、湿気や水分に注意することで、ウッドデッキ本体や収納した物品の腐食・損傷を防げます。
3.ウッドデッキを長持ちさせるためのポイント
ウッドデッキを収納スペースとして活用するためには、ウッドデッキ本体を長持ちさせる必要があります。ウッドデッキを長く愛用するためには、定期的に手入れを行ったり、耐久性の高い材料を選んだりすることが大切です。
ここでは、ウッドデッキを長持ちさせるために押さえておきたい2つのポイントを紹介します。
3-1.定期的に塗り替えなどの手入れを行う
屋外に設置するウッドデッキは、テラス屋根などを設けない限り、常に紫外線や風雨にさらされます。紫外線は色あせを、雨はカビや腐食を発生させるため、ウッドデッキを長持ちさせるためには、定期的な塗り替えや水切りなどの手入れが欠かせません。
特に天然木で作られたウッドデッキは、しっかりと手入れを行わなければ、すぐに劣化してしまうため、注意が必要です。
一方、人工木で作られたウッドデッキは、軽く水拭きする程度のメンテナンスで長持ちさせることができます。中でも、MINOの「彩木」ウッドデッキは、耐候性に優れたトップコートが塗布されているため、長い年月を経てもほとんど色あせることはありません。
メンテナンスの手間を最小限に押さえたい場合は、「彩木」ウッドデッキを採用すると良いでしょう。
3-2.耐久性の高い材料を選ぶ
長持ちするウッドデッキを作りたい場合は、耐久性の高い材料を選ぶことが大切です。
天然木の中で特に耐久性の高いものとしては、ウリンやアマゾンジャラ、アピトンなどが挙げられます。しかし、どれほど耐久性が高い天然木も、メンテナンスを怠ればささくれなどが発生してしまうため、注意が必要です。
一方、人工木のウッドデッキであれば、耐久性が高い上にささくれが発生する心配はありません。特に、MINOの「彩木」ウッドデッキは高い耐久性を誇っているため、必要最小限の手入れで長持ちさせることができます。
まとめ
ウッドデッキの床下は、収納スペースとして活用できます。高さの無いウッドデッキに床下収納を作る場合には「天板側」に、高さのあるウッドデッキに床下収納を作る場合には「側面」に収納扉をつけると便利です。
既存のウッドデッキを収納スペースとして有効活用したい人は、DIYで床下収納を作ってみましょう。
収納スペースつきのウッドデッキを新設したい人は、耐久性・耐候性の高い素材で作ることをおすすめします。メンテナンスが楽で、長く使えるウッドデッキを求めている人は、耐久性・耐候性に優れたMINOの「彩木」でウッドデッキを設置してみてはいかがでしょうか。
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