犬走りとは?コンクリート・砂利で施工するメリットも解説!

犬走りとは?コンクリート・砂利で施工するメリットも解説!

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新築やリフォームの際に、建設業者から「犬走り」という言葉を初めて聞いた方もいるのではないでしょうか。犬走りは日常的に使用する言葉ではないため、意味・役割について知らない方も少なくありません。

そこで今回は、犬走りの概要・犬走りを作るメリット・犬走りの施工方法・DIYを行う際の注意点について解説します。新築やリフォームの際に、犬走りを作るか否かの判断材料が欲しい方や、有用性の高い犬走りを設けたい方は、ぜひ参考にして下さい。

 

1.犬走りとは?

犬走りとは、建物の周囲の外構に作る細い道のことです。犬走りの名称の由来は、「犬が通れるくらいの細い道」であると言われています。

犬走りは、約40~60cmの幅を設けられるケースが一般的です。近年はコスト削減を理由に、犬走りを作らない家も少なくありません。

しかし、犬走りには建物の利便性や居住性を高めるといったメリットが多くあります。そのため、マイホームの新築・リフォーム時には、犬走りの施工を検討する価値は大いにあると言えるでしょう。

 

2.外構に犬走りを作る3つのメリット

犬走りは、家を立派な佇まいに見せる以外に、下記のようなメリットがあります。

  • 雨の水はねや泥はねによる汚れを防ぐ
  • 雑草が生えず住まいの美観を維持できる
  • 家の中に害虫が侵入する心配がない

犬走りを作るメリットは、過ごしやすい建物が手に入ることです。他にも、エアコン室外機の振動を軽減したり、砂利を敷いて防犯対策としたりすることができます。

以下では、上記のメリットについて、詳しく紹介します。

 

2-1.雨の水はねや泥はねによる汚れを防ぐ

犬走りの本来の目的は、家の周囲に張り巡らせることで雨の水はねや泥はねによる汚れから、建物を守ることです。

現在は、屋根から流れ落ちる雨を集約し地面に流すことができる「雨どい」が設置されていますが、昔の家には設置されていないことも少なくありませんでした。そこで考案された建築手法が、犬走りです。

犬走りには、単に建物のエクステリアとして施工されるのではなく、建物の汚れやダメージを防ぐ重要な役割を担っています。

 

2-2.雑草が生えず住まいの美観を維持できる

犬走りを作ると地面がむき出しになる状態を防げることから、家の周囲に雑草が生えにくくなります。

家の景観を維持するためには、草むしりが必須です。雑草は土がある場所あればどこでも生えてくるため、草むしりを怠ると住まいの周囲がすぐに雑草だらけになってしまいます。

犬走りを設けて周囲の地面を埋めてしまえば、雑草が生えて来なくなることから、メンテナンスの労力が省け、住まいの外観・美観の維持が可能です。

忙しくて草むしりを行う暇がない方や、草むしりの労力を省きたい方は、犬走りを施工することで悩みを解決できます。

 

2-3.家の中に害虫が侵入する心配がない

犬走りを作ることで、害虫が家に侵入しにくくなります。害虫の生息する場所は雑草が生い茂る場所です。そのため、犬走りを作り住処のもととなる雑草が生えなくなることで、害虫が家の周辺に寄り付かなくなります。

ただし、完全に害虫がいなくならない点には、注意が必要です。クモやムカデなど害虫によっては、雑草の有無に捉われず家の周辺に生息する種類もいます。そのため、犬走りと害虫駆除の薬品を併用することが大切です。

 

3.犬走りの施工方法|主な材質は2種類

犬走りに使用する材質は、機能性や外観とのバランスを意識して、コンクリート・砂利・タイル・レンガ・モルタルなどが使用されます。

以下では、犬走りの材質として多く用いられるコンクリート・砂利の特徴・メリット・デメリットを解説します。それぞれのメリット・デメリットを理解し、目的に合った材質を選びましょう。

 

3-1.コンクリート

コンクリートは、施工性・耐久性に優れている材質なため、丈夫な犬走りを作りたい方におすすめです。基本的に、コンクリートを使った犬走りの施工は、専門的な知識・技術が必要なことから、業者に依頼します。

コンクリートを使った犬走りのメリット・デメリットは、以下の通りです。

■メリット
  • 掃除がしやすい
  • 建物を守る機能性が高い
■デメリット
  • 後から変更を行うことが難しい
  • DIYが難しい

コンクリートを使った犬走りは、平坦であることから掃除を簡単に行えます。他にもコンクリートを使った犬走りは丈夫なため、雑草が生えにくく害虫を寄せ付けにくい点もメリットです。

一方で、コンクリートを使った犬走りは、コンクリートに関する知識や技術がないと作ることが難しいため、DIYには向いていません。犬走りをDIYすることは不可能ではありませんが、上手く施工しないと見た目や水はけが悪くなるため注意しましょう。

 

3-2.砂利

建物の周囲に砂利を敷き詰めるだけであるため、簡単に犬走りを作りたい方に向いています。犬走りに砂利を使用する場合は、どの外観でも調和しやすい「玉砂利」が使われることが一般的です。

砂利を使った犬走りのメリット・デメリットは、以下の通りです。

■メリット
  • 施工が容易
  • 幅や範囲の変更が容易
  • 防犯対策になる
■デメリット
  • 施工が雑だと雑草が生えてくる場合がある
  • 犬や猫が寄ってくる場合がある

砂利を使った犬走りは、砂利を敷くだけで容易に作ることができます。そのため、DIYで犬走りを作ることが可能です。後から幅や範囲を変更できることから、生活環境に合わせて犬走りを作りたい方に向いています。また、砂利で作った犬走りは歩くと音がするため、防犯対策にも効果的です。

しかし、砂利で作った犬走りはコンクリートで作った犬走りに比べ、雑草が生えやすい傾向です。他にも、砂利で作った犬走りは、野良犬・猫などがフンをする恐れがあるため、犬除け・猫除け対策が別途必要となるでしょう。

 

4.犬走りを自分で施工する場合の注意点

犬走りは後からDIYで施工することもできますが、施工の仕方が悪いと建物にデメリットをもたらす恐れがあります。最悪の場合、建物の寿命を縮めてしまいかねません。

コンクリートの犬走りを自分で作る場合は、以下の2点に注意しましょう。

〇水はけ

水はけが悪いと、湿気から住まい周辺が蒸し暑くなったり、建物の基礎を腐らせたりする場合があります。

他にも、ナメクジや蚊など、水辺を好む害虫が繁殖する恐れもあります。

〇ひび割れ

コンクリートで作った犬走りにひび割れが生じると、隙間から害虫が入り込む場合があります。特にシロアリは、僅かな隙間からも入り込んで建物に被害をもたらすため、注意が必要です。

他にもひび割れた部分から、雑草が生えたり、ゴミが詰まったりし、掃除にかかる手間が増える恐れがあります。

コンクリートに関する知識が乏しい場合、自分でコンクリートを使った犬走りを施工すると、水はけの悪化・ひび割れなどを引き起こす恐れがあります。そのため、完成度の高い犬走りを設けたい場合は、専門の業者へ依頼することがおすすめです。

エクステリア専門の施工業者「MINO株式会社」では、美観・機能性に優れた施工を手掛けています。施工事例も豊富であるため、希望に沿った犬走りを作ることが可能です。

犬走りのDIYに自信がない方や、完成度の高い犬走りを設けたい方は、ぜひ「MINO株式会社」へご相談下さい。

 

5.犬走りこそ彩木ウッドデッキが輝く

犬走りは細長い形状のため、外構の維持管理を意識してコンクリートや砂利、タイル、レンガ、モルタルなどを用いるケースが多い場所です。時々しか利用しない、単なる通り道としての機能しか果たさない住まいも多く見られます。

しかし、この犬走りにウッドデッキを敷くと、住まいの印象と暮らしの幅が大きく変わる可能性があります。自宅と隣家の外壁に挟まれて薄暗い印象だったのが、つい歩きたくなる、利用したくなる明るい場所に変わった事例は数多くあります。

犬走りは狭くあまり陽の当たらない場所にあることが多いので、天然木より彩木ウッドデッキなどの人工木材をお勧めします。なぜなら、狭くてもメンテナンスが容易で、なにより白アリの心配が減るからです。

 

動画>アニメで分かる彩木の特徴

 

まとめ

家を建てるにあたって、犬走りは必ずしも作る必要はありません。しかし、犬走りには外壁や基礎を守ったり利便性を高めたりといった多くのメリットがあるため、新築でもリフォームでも検討する価値は大きいと言えます。

犬走りは使用する材質によって機能性や外観が異なるため、犬走りを作る際には目的や意図に合った材質を選ぶことが重要です。

日本古来の建築手法である犬走りは、現代においても価値があります。これからマイホームを建てる方やリフォームを行う方は、ぜひ犬走りの設置について着目して下さい。

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