DIYで彩木ウッドデッキを組み立てる方法と必要な道具
目次
届いた部材を組み立てるだけ
彩木ウッドデッキには、デッキ材から土台の部材までを揃えたセット商品があります。DIYを楽しむユーザーに向けて開発しており、大きさにもよりますが初めての方でも一人で1日もあれば完成するように設計しています。先ずは設置したいウッドデッキの大きさ(縦と横の長さ)を決定してください。注文を確定すると、後日、その寸法に合わせてカットされたデッキ材と、束や根太などの土台の材料が届きます。組み立て用の取り扱い説明書や図面はもちろん、使用するビスや基礎部と束柱を固定する接着剤なども同梱済みです。
メジャー
ウッドデッキの組み立てでは、正確な寸法を測るために「メジャー」が欠かせません。
強度や見栄えを良くするためには、ウッドデッキを均一な寸法で組み立てる必要があり、各部材の長さや設置場所を確認する際にメジャーが必須になります。
とくに、束柱や大引きなどの土台部分は、デッキ全体の安定性を左右するため、正確な寸法が重要です。
メジャーでしっかりと測定し、部材同士のズレを最小限に抑えることが、頑丈で長持ちするウッドデッキを作るポイントになります。
水平器
ウッドデッキがしっかりと水平を保っているかどうかを確認するためには「水平器」が必要です。
水平がしっかり取れていないとデッキが傾き、見た目が悪くなるだけでなく、使用する際の安全性も損なわれ怪我などに繋がる恐れがあります。
とくに、基礎部分の大引きや束柱を設置する際には、全体の水平をこまめにチェックし、デッキ全体を均一に仕上げることが重要です。
水平器を使えばわずかな傾きも確認でき、完成後のトラブルを未然に防げます。
差し金(90度)
「差し金」は、直角を出すために使われる工具です。
ウッドデッキの組み立てでは、柱や角を直角に設置することが非常に重要。
とくに、デッキの土台となる束柱や根太の角度が狂うと、全体が歪んでしまい、デッキの強度や美観にも影響を与えてしまいます。
差し金を使って正確に直角を確認しながら作業することで、しっかりした構造のウッドデッキが完成します。
DIY初心者でも、差し金を使えば簡単に精密な角度が出せるためとても便利な道具です。
インパクトドライバー
ウッドデッキの組み立てにおいては、数の多いビスを効率よく打ち込むために「インパクトドライバー」が不可欠です。
特に硬い木材を使う場合や、束柱と根太、大引きをしっかり固定する際にインパクトドライバーが強い味方となります。
手動でビスを打ち込むよりも圧倒的に作業が楽で時間短縮にもつながり、ビスの打ち込みミスを防ぎ、仕上がりも美しくなります。
スムーズで正確な作業を進めるためにはインパクトドライバーは、必須の工具です。
コーキングガン
「コーキングガン」は、ウッドデッキの隙間や接合部分をしっかりと固定・密閉するために使う工具です。
屋外で使用するウッドデッキでは、雨水の侵入や湿気による劣化を防ぐために、隙間をコーキング材で埋める作業が大切になります。
コーキングガンを使えば、一定の力でスムーズにコーキング材を押し出せるため、仕上がりが均一になり、耐久性の高いウッドデッキが作れます。
しっかりと防水対策を施すためにも、コーキングガンを活用し隙間埋めを施すことが重要です。
カッターナイフ
「カッターナイフ」は、梱包材を開封したり、デッキの部材を細かく調整する際に役立つ工具です。
とくにウッドデッキの施工では、梱包された材料の開封作業や、断熱材やコーキング材の切断にカッターナイフが必須。
また、ウッドデッキの幕板や小さなパーツを微調整する際にも、カッターナイフを使って細かく切り揃えることで、見た目も美しく仕上げられます。
手軽でありながらも汎用性が高いため、ウッドデッキ作りに欠かせないアイテムです。
基本的なDIYの工具でOK
DIYを行う方の多くが所持している基本的な工具だけで組み立てが可能です。
・長さを計るための「メジャー」
・ウッドデッキなどの水平を確認する「水平器」
・直角出しや寸法を測る「差し金(90度)」
・ビスなどの取り付けに用いる「インパクトドライバー」
・接着剤を用いる際につかう「コーキングガン」
・荷ほどきなどに用いる「カッターナイフ」
組み立ての際に気をつけるのは、どのような状態の地面に設置するかです。例えば、コンクリート土間であれば、その上に束柱を立てることができます。芝生や土の上に設置する際は土台を安定させるために、コンクリート平板を用いましょう。今回の参考例は、芝生の上にコンクリート平板を置いて、その上に束柱を立てます。もし土の場合は、コンクリート平板が沈まないように平板に合わせて土を掘り、砂利を入れてから平板を乗せましょう。(*コンクリート平板は別途ご用意ください。サイズは20~30センチ角)。
先ずは基礎部分から組み立てよう
まず最初に、図面に束柱配置図があるので、その寸法に従ってコンクリート平板を配置していきます。
配置が終わったら次は、束柱と大引きを所定の位置に並べて、取り付け準備をしましょう。設置する高さを、建物の床などから測定し、束柱の高さを決めます。束柱は上下に高さを調整できる構造になっているので、高さ揃えは容易に行えます。
【サッシ下に合わせる事例】
コンクリート平板から500mmの高さにあるサッシ下とウッドデッキ天面を合わせる場合、束柱の長さの計算式は次のようになります。
・彩木材34mm+スライド11根太106mm+大引き55mm+5mm(クリアランス)=200mm
・500mmー200mm=300mm(束柱の長さ)
サッシ下で初めに高さを調整した束柱の長さを測り、他の束柱も同じ長さにします。ここでは、大まかに高さを合わせるだけなので、微調整は後で行います。
束柱のある程度の高さを決めたら、大引きにビスで取り付けていきます。ビスを打つ際は、部材を地面に寝かせて行う方法をお勧めします。
束柱と大引きの取り付けができたら、コンクリート平板の上に仮置きして、大引きの上に根太をおおよその位置に並べていきましょう。
その次は、根太の短部にストッパー部品を取り付け、ウッドデッキの板材を一列だけ取り付けます。ウッドデッキは、スライド取り付け形式を採用しており、ウッドデッキ裏面にある金具を根太の溝にはめ込んで取り付けるため、ビス止めは不要です。
両方の対角線で寸法を測ると、歪みがないかが分かります。垂直平行、そして水平が確認出来たら、いよいよ大引きに根太をビスで固定していきます。これで土台は完成です。ここで、束柱とコンクリート平板を固定するために接着剤を使用します。束柱ごと全体を持ちあげながらコンクリート平板の束柱を置く場所に、束柱の断面内に収まるように直径60mm程度の円で一周する感じで塗ると良いでしょう。
固定が終われば反対側に、ウッドデッキの板材を一列だけ仮にはめ込み、対角に寸法を測るなどして全体に歪みがないかを確認しましょう。問題がなければ、建物側の一列目を固定するために、スライドクリップを設置していきます。ここからはウッドデッキの板をはめ込み、スライドクリップを設置して板材を固定する作業を繰り返します。
ウッドデッキの板材をすべて設置し終えたら、完成までもう少しです。最後は幕板をビスを使って貼ります。幕板の取り付け方は、ウッドデッキの板材の天面に合わせる幕板勝ちタイプです。幕板の取り付け金具を根太にビス止めし、取り付け金具に幕板をビスで固定していきます。この際のビス止めでは、下穴を開けてからやると良いでしょう。
幕板の取り付けが終われば、完成です!
このくらいのウッドデッキ(D1800×W4000mm)であれば、初めての方でも1日もあれば十分に完成させることができるでしょう。今回紹介した作業の様子は、MINOの公式YouTubeでも実際の映像を交えて公開しますので、ぜひそちらも参考にしてください。
MINOの公式YouTube:https://www.youtube.com/user/minonetwork
彩木ウッドデッキは、人工木材を使用した高品質なウッドデッキです。 天然木のような美しい見た目を持ちながら、耐久性やメンテナンス性に優れているため、多くの家庭や商業施設で採用されています。 とくに耐久性の面では紫外線や雨風にも強く、色褪せしにくいのが特徴。 木材特有の割れや反りが発生しないため、長期間にわたって美しい状態を保てるのも大きな魅力です。 さらに、彩木ウッドデッキは表面が滑らかでささくれがなく、小さなお子様やペットが安心して過ごせる仕様になっています。 彩木ウッドデッキのもう一つの魅力は、施工のしやすさです。 DIYでの組み立ても可能で必要な工具や部品が揃っているため、初心者でもスムーズに作業が進められます。 また、カラーやデザインのバリエーションも豊富で、現代の住宅や庭のデザインに調和する選択肢が揃っているのも嬉しいポイント。 彩木ウッドデッキは、機能性とデザイン性を兼ね備えた、高品質な人工木デッキの代表的な製品です。 彩木ウッドデッキの特徴に魅力を感じた方や、実際に自宅に取り入れたいと考えている方には、MINOのウッドデッキ商品ラインナップがおすすめです。
こちらでは、天然木のような美しい質感を持ちながら、耐久性に優れた人工木材のウッドデッキを豊富に取り揃えています。 また、彩木ウッドデッキシリーズでは、さまざまなデザインやカラーから選べるため、庭やバルコニーに合わせた最適なデッキを見つけることができます。
彩木ウッドデッキは、メンテナンスが簡単で、ささくれがないため安全性も高く、家族全員が快適に過ごせる空間を提供します。ウッドデッキの板材を取り付けよう
一列のウッドデッキを取り付けたら、狙い通りの高さに設置できているかを確認し、反対側の束柱と大引きの高さも確認して全体の水平を出します。水平を測る時は、まず大引きの水平が取れているか、その次に根太の水平が取れているかを見ます。
全体に歪みがないか小まめにチェック
彩木ウッドデッキとは?
ウッドデッキ、バルコニーの製品一覧
ウッドデッキ・ガーデンデッキの施工例
RANKING
人気ランキング