彩木が苦手な汚れは何?(後編)
厳しい条件で耐性を確認
前回に引き続き、「耐汚染性試験」の結果から、彩木シリーズの汚れに対する強さを見ていきたいと思います。検査対象とした汚染材料・約30種類をジャンル別に分けて、解説していきます。
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家庭洗剤系
カビ取り用洗剤から、トイレ用洗剤、窓ガラス用洗剤、染み抜き剤、洗濯用洗剤などで検証を行いました。塩酸9.5%という強酸性の商品では、塗膜に変化が見られ、わずかに表面の色が白化することが分かりました。その1商品以外では、変化が見られませんでした。
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家庭の日用品
シャンプーや石鹸、整髪料、歯磨き粉、うがい薬、薬用入浴剤など、主にサニタリーにあるものをチョイスしました。変化があったのは整髪料、うがい薬、薬用入浴剤などです。成分の濃い液体や物体を長時間にわたって接触させると、主に艶増しが見られました。白茶の場合に限っては色の濃い製品では、変色が確認できました。
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食品関係
醤油やソース、ケチャップ、マヨネーズ、からし、コーヒー、食用油などで調査しましたが、特に変化はありませんでした。
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文具と口紅
水性ペンでは何も問題ありませんでしたが、さすがに油性マーカーでは表面の凹部分に汚れが残る結果となりました。また、油性マーカーに比べれば軽度ですが、クレヨンでも似た傾向が見られました。しかし、口紅は問題なく変化なしです。
「耐汚染性試験」では汚染材料を24時間も接触させ続けるという、日常生活では見られないような特別な状態で行っています。厳しい条件にもかかわらず、はっきりとした変化が出たのは油性マーカーだけでした。その他にも、いくつかの検体で変化が見られましたが、わずかなものでした。
以上のように彩木シリーズは、日常の中で発生する汚れに対して高い耐性を発揮します。
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