ベランダをDIYでおしゃれにしよう!DIYのポイントやメリット、注意点まで解説
ベランダのDIYには、バルコニーや手作りの棚を設置したり、床を自分好みにアレンジしたりするなど、さまざまなリフォーム法があります。また、使用する材料によってベランダの雰囲気も大きく変わるため、自分好みのベランダにしたい場合、慎重に材料などを選ぶことが重要です。
そこで今回は、ベランダのDIYに利用できるものや、使用するデッキパネルの材質、メンテナンス方法について詳しく解説します。また、ベランダでDIYをする際に注意すべき点についても紹介しているため、ベランダのDIYを行いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1. ベランダDIYのメリット
ベランダに少し手を加えるだけで、住まいの雰囲気は大きく変わります。
デッキやラグ、グリーンを取り入れれば室内とつながりを感じられ、毎日の生活にちょっとした心地よさが生まれるでしょう。
ここでは、ベランダDIYが暮らしにもたらすメリットを詳しく紹介します。
1-1. おしゃれな雰囲気を作ることができる
ベランダをDIYで整えると、家全体の印象がぐっと引き締まります。
床材を変えるだけでも印象が変わり、木目調ならあたたかなナチュラルテイストに、タイル調なら洗練された雰囲気にもできます。
また、家具や照明、植木鉢を組み合わせれば、自分だけの「小さなアウトドアリビング」に仕上げられるでしょう。
ちょっと気分転換したいとき、ベランダに出る習慣ができると、暮らしの幅も広がります。
ベランダDIYは、限られたスペースでも工夫しやすく、賃貸でも取り入れやすいのが魅力です。
1-2. 様々な過ごし方ができる
ベランダを整えると、過ごし方の幅が広がります。
朝のコーヒータイムを楽しんだり、休日に本を読んだり、植物のお世話をしながらゆっくり過ごす場所にしたりと、用途に合わせて活用できます。
コンパクトな折りたたみチェアやローテーブルを置けば、ちょっとしたカフェスペースにもなるでしょう。
夜は照明を置いてリラックスしたり、家族で小さなピクニック気分を味わったりと、日々の暮らしに楽しみが増えます。
屋外に出る気分で楽しめるのに、移動の手間がないのもポイントです。
1-3. ベランダに愛着がわく
自分の手で作り上げた空間は、自然と愛着が湧いてきます。
季節に合わせて配置を変えたり、植物を足したりと、手をかけるほど自分の居場所になっていく感覚を楽しめます。
また、日々少しずつアップデートできるのもDIYならではです。
さらに、暮らしの変化に合わせて調整ができるため、飽きずに長く楽しめます。
「住まいを育てていく」という意識が生まれることで、掃除やメンテナンスにも前向きになり、家そのものへの愛着も深まります。
MINOが提供する彩木スナップデッキは、パズル感覚で繋げるだけで簡単に、ベランダをウッドデッキ風に仕上げることができます。
カラーは6色から選ぶことが可能ですので、雰囲気に合ったお好みの材料をみつけてみてくださいね。
2. ベランダのDIYに利用できるもの
ベランダのDIYをする際に利用できるものは、数多くあります。ホームセンターだけでなく、100均でもDIYで人気の商品を揃えることができるため、コストを抑えて自分好みの空間を作ることが可能です。
今回は、ベランダのDIYをする際、主に使用する材料について詳しく紹介します。それぞれの材料の特性や使用用途について紹介するため、DIYの材料選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
2-1. 木材
木材は、DIYを行う上でもっとも代表的な素材です。加工や設置するためには時間と労力が必要となりますが、ウッドデッキを作ったり、ベランダの空きスペースを有効活用したりすることができます。
加工した木材の例として、自作DIYの棚やウッドデッキなどがあります。自分で作成する場合には時間がかかりますが、すでに加工されている木材を購入することで、簡単にベランダをDIYをすることが可能です。
MINOではメンテナンス性とデザイン性に優れた人工木、彩木を使ったウッドデッキをご提供しております。
汚れにくく、汚れが落ちやすいため、お手入れが非常に簡単です。
また、木調を越えた「天然木」をつくるため、本物の木目とさわりごこちまで表現されており、ご満足いただけること間違いありません。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
2-2. デッキパネル
ベランダは、コンクリートでできていることがほとんどです。コンクリートは冷たい印象があるため、くつろいだ雰囲気には合いません。しかし、ベランダにデッキパネルを敷くことによって、温かみのある空間を演出することが可能です。
デッキパネルの材質は木材であるため、床にパネルをはめ込むだけで簡単にフロアデッキを作成することができます。そのため、ベランダのDIYが初めての方でも気軽に始めることが可能です。
デッキパネルは、基本的にすでに加工されてあるものを販売している上、リーズナブルな価格で入手することができるため、手間をかけずにベランダのDIYを行いたい方に人気です。
2-3. 人工芝シート
人工芝シートは、癒しの空間を演出することができます。そのため、家でも自然を感じたいという方に人気の材料です。
ベランダのDIYで使用することができる人工芝の材料には、人工芝シートの他に、人工芝デッキパネルもあります。シートだとベランダの床に合わせてサイズを調整する必要がありますが、デッキパネルであればシートのように調整する必要がありません。そのため、簡単に設置することが可能です。
また、人工芝は人の手によって作られたものであるため、水やりやカットなどの手入れの心配は要りません。手入れなど管理をせずとも手軽に自然を感じることができるでしょう。
2-4. すのこ
すのこは、そのまま立てて設置することで、風通しの良いおしゃれな柵として利用することができます。また、外からの視線が気になる場合は、一度バラし隙間なく組み直すことで、壁や目隠しフェンスとして利用することも可能です。
もちろん、組み直しには時間がかかってしまいますが、自分好みの壁やフェンスにアレンジすることができます。壁や目隠しフェンスに組み直したすのこで、エアコンの室外機を囲うことができる他、すのこの構造を活かして壁掛け収納にすることも可能です。
そのため、デザインを重視してベランダのDIYを行いたい方におすすめと言えます。
ベランダをおしゃれにするアイテムはこちらの記事をご覧ください。また、ベランダの雰囲気をガラッと変えた例を参考にされたい方はこちらの記事もおすすめです。
3. ベランダのDIYで使用するデッキパネルの主な材質4つ
ベランダに設置することのできるデッキパネルの材質はさまざまで、材質によってベランダの印象は変わります。そのため、ベランダのDIYで失敗しないためにも、事前にデッキパネルの材質の特徴について把握しておくことが大切です。
ここでは、ベランダのDIYに使用できるデッキパネルの主な材質の特性について詳しく紹介します。デッキパネルに使用されている材質の特性を知りたい方や、デッキパネルを設置したいものの、どの材質を選べば良いか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
3-1. 天然木
天然木のデッキパネルは、ウッドタイルで木の温かみを感じられることが最大の魅力です。そのため、天然木ならではのナチュラルな素材感を楽しみたい方におすすめの材質となっています。
天然木のウッドタイルは、樹脂によって品質が異なります。長持ちさせたいのであれば、アカシアやセランガンバツなど、耐久性の高い樹脂を選ぶことがおすすめです。
ただし、メンテナンスを怠ってしまうとすぐに腐食してしまう恐れがあるため、こまめにメンテナンスするようにしましょう。
天然木は、年が経つごとに少しずつ色あせていき、ウッドタイルに味が出てきます。色の変化を楽しむことができる点も、天然木の魅力の1つと言えるでしょう。
3-2. 人工木
人工木は、木とプラスチックを混ぜて形成されているため、木の風合いを残しながらも耐久性に優れた材質となっています。人工木のデッキパネルにはいくつかタイプがあり、表面に溝があるタイプや凹凸がないタイプがあります。
人工木は、形だけでなく、デザインやカラーも種類が豊富です。すべて同じデザイン・カラーにして統一感を出すこともできますが、異なるカラーを組み合わせておしゃれ感を演出することもおすすめです。
2-3.磁器
磁器が材質のタイルデッキパネルは、耐久性に優れており、手入れがしやすいという特徴があります。また、見た目もスタイリッシュに仕上がるため、ベランダのDIYで木質にこだわらないのであれば、磁器タイルデッキもおすすめです。
磁器タイルデッキはのデザインやカラーは、シンプルなものからモダンなものまで、種類が豊富です。そのため、自分好みの雰囲気にベランダをDIYすることができます。
重厚感、高級感のある磁器タイルデッキは、室内のインテリアテイストにも合わせやすいため、ベランダの空間をリビングと統一させることができるでしょう。
3-4. プラスチック
プラスチック素材のデッキパネルは、レンガやタイルを表現したものが多いです。磁器素材のデッキパネルに比べると、高級感や重厚感はあまりありませんが、軽量でリーズナブルな価格で手に入れることができます。
また、プラスチック素材のデッキパネルは、掃除を簡単に行うことができるため、木材のようにこまめなメンテナンスは必要ありません。そのため、あまりメンテナンスに時間を割けない方におすすめと言えます。
4. ベランダデッキのDIYで意識したいポイント
ベランダデッキを自分で敷くときは、見た目だけでなく、使い勝手や安全性も意識して素材や設置方法を選びましょう。
とくに屋外は天候の影響を受けやすいため、室内とは違ったポイントを押さえることが重要です。
ここでは、失敗しにくい素材選びや設置のコツを紹介します。
4-1. 耐水性・排水性の良い素材を選ぶ
ベランダは雨や湿気がこもりやすい場所です。
そのため、耐水性にすぐれた素材を選び、反りやカビの発生を防ぎながら長くきれいな状態を保ちましょう。
人工木や樹脂製、タイルタイプのデッキ材は、水はけが良くお手入れもラクに済ませられるため、DIY初心者にも扱いやすい素材です。
また、水が通り抜ける構造のパネルを選べば、雨が降ったあとも乾きやすく、滑りにくいというメリットがあります。
排水口の方向をふさがないように敷き、湿気がたまりやすい場所はこまめに掃除できるようにしておくことも大切です。
4-2. パネルのサイズや枚数に気を付ける
デッキパネルは、サイズと枚数を事前に把握しておきましょう。
ベランダの形状に合わせて必要な枚数を計算し、無駄のないよう準備してください。
壁や室外機の近くはカットが必要になることもあるため、あらかじめ採寸し、可能であれば少し余裕を持って購入しておくと安心です。
パネルはロック式や差し込み式などさまざまなタイプがありますが、DIYでは組み立てがしやすい仕様がおすすめです。
実際に敷く前に仮置きして全体のバランスを確認し、浮きや段差がないかチェックしておくと、仕上がりがきれいになります。
4-3. デザインで床材を選ぶのもおすすめ
ベランダデッキは素材だけでなく、デザイン性も考えることで、より理想に近い空間をつくれます。
木目調や石目調、タイル風など、雰囲気に合わせて選ぶと統一感が出て、リビングとつながるような自然な仕上がりになります。
床材の色や柄で印象が大きく変わるため、家具や植物との相性をイメージして選ぶと失敗が少ないです。
また、色は明るいトーンを選ぶと空間が広く見え、暗めの色は落ち着いた雰囲気になります。
見た目を楽しみつつ、掃除のしやすさや耐候性もあわせて確認しておくと、長く快適に使えるベランダになります。
5. ベランダをおしゃれにできるDIYアイテム
ベランダに置くだけでも、いつもと違った雰囲気を演出できるアイテムを4点ご紹介しています。
お気に入りのアイテムを取り揃えてあなただけの贅沢な空間を作りましょう!
5-1. オーニング
オーニングとは日避けや雨よけの目的で設置される、カバーのことです。
オーニングを設置することで夏場でも快適に過ごすことができることはもちろん、雰囲気もガラッと変えることができます。
日避けというと、地味なカバーのことを想像されるかもしれませんが、最近ではデザイン性に富んだおしゃれなものも多数あります。
お気に入りの柄のものを選んで設置してみるのはいかがですか。
5-2. 観葉植物
ベランダには観葉植物を置くのもおすすめです。目に入る範囲に緑があることで視覚的にリラックスすることができます。
自宅にいながら自然の中で過ごしている気分を味わうことができるため、ベランダでの時間もより心地よいものになるでしょう。
観葉植物の管理が大変な場合にはフェイクグリーンを活用するのもおすすめです。お世話の手間が省けるためとても簡単に管理できます。
5-3. 室外機カバー
無機質な見た目の室外機はベランダの雰囲気を壊してしまうかもしれません。そのような時には室外機カバーを付けることを検討してみましょう。
通気性を確保した柵のようなもので室外機を覆うことで、室外機の機能は損なわずに見た目をグッと改善することができます。
もちろんDIYで作成することもできますのでチャレンジしてみるのも楽しいですね。
5-4. テーブル・チェア
ベランダでより快適に、おしゃれに過ごしたい場合にはテーブルやチェアを置くのも一つの手段です。
居心地がよくなるのはもちろん、これまでとは一風変わった特別な場所になることは間違いありません。
様々なサイズ、デザインのものがありますのでお好みに合わせて選んでみてください!
6. ベランダのDIYにおけるメンテナンス方法
ベランダのDIYは、デッキパネルや棚を設置したら完了というわけではありません。デッキパネルなどを設置するだけでメンテナンスを怠ってしまうと、早い段階で色があせたり壊れたりしてしまいます。そのため、ベランダをDIYした際は、定期的に掃除をするなど、こまめにメンテナンスを行うことが重要です。
しかし、デッキパネルなどを設置したベランダは、具体的にどのようなメンテナンスを行えば良いか分からない方もいるのではないでしょうか。
ここでは、ベランダのDIYにおけるメンテナンス方法を詳しく解説します。DIYをしたベランダのメンテナンスを行う際は、ぜひ活用してください。
6-1. ほうきでの掃き掃除や雑巾での拭き掃除
ベランダでDIYをした部分は、基本的にほうきで掃いたり、雑巾で拭いたりするだけで十分です。ほうきや雑巾で掃除をする場合、まずほうきで砂やホコリを掃きます。そして、汚れが目立つ部分は堅く絞った雑巾で拭いていきましょう。
ほうきや雑巾を使用するだけで、ほとんどの汚れをとることができるため、DIYで設置したデッキパネルや棚などをきれいに保つことができます。しかし、前述した通り、掃除を怠っていると、デッキパネルの劣化の速度は上昇します。DIYをした部分を長持ちさせたいのであれば、普段から入念に掃除を行いましょう。
デッキパネルの材質が天然木の場合、土が直接触れてしまうと黒ずみの原因となるため、掃除を行う際は十分に注意してください。
6-2. 排水口が詰まるようなゴミはすぐに撤去する
ベランダに設置したデッキパネル付近に、排水口が詰まるほどのゴミがある場合は、すぐに撤去しましょう。排水口が詰まってしまうと、雨が降った際にベランダが浸水し、デッキパネルの劣化が早まる恐れがあります。デッキパネルの材質が木材の場合、腐敗してすぐに傷んでしまうことも少なくありません。
また、台風シーズンには特に注意が必要です。強風でベランダに置いている植物や掃除道具などが散乱し、散乱したもので排水口を詰まらせる可能性があります。
そのため、普段からゴミを撤去する他、台風シーズンにはできるだけものを置かないようにしましょう。
6-3. 雨などの天候の影響がある場合は再塗装
雨などによる影響が大きい木材を使用している場合は、再塗装することをおすすめします。なぜなら、木材のデッキパネルの多くは、オイルステンという木材保護着色剤が塗られているためです。
デッキパネルに使用されているオイルステンは、通気性を保ちながら撥水効果を発揮してくれますが、いつまでも撥水効果が続くわけではありません。そのため、雨などの天候の影響を考慮し、定期的に再塗装しましょう。
デッキパネルを再塗装する際に使用する塗装料は、撥水性が強いものを選ぶことがおすすめです。撥水性が強い塗装料は雨を弾いてくれるため、木材の劣化を防ぐことができます。
再塗装を行う際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 塗料缶をよく振り、塗料を均一にする
- 塗りにくい部分から塗料を塗っていき、最後に目につきやすい部分を仕上げる
- 木目に沿って塗装していき、ムラにならないように一筆で仕上げるように心がける
上記のポイントを押さえた上で再塗装することで、きれいに仕上げることができます。
7. ベランダのDIYで注意すべき点
ベランダをDIYするにあたり、使用する材料の特性やメンテナンス方法を把握するだけでなく、注意すべき点についても押さえておく必要があります。たとえば、近隣住民などとのトラブルを回避するためにも、DIYができる環境であるかどうか確認しておくなど、事前に把握しておかなくてはならないことはさまざまです。
最後は、ベランダのDIYを行う際に注意すべき点を4つ紹介します。ベランダのDIYを楽しむためにも、これから紹介する注意点を押さえるべき理由をしっかりと把握しておきましょう。
7-1. 排水経路をしっかり確認する
ベランダの床にデッキパネルを敷いたり、ガーデニングセットを設置する場合、排水経路を確保しておきましょう。
排水経路を確保せずにデッキパネルを敷いたり、ガーデニングセットを設置したりしてしまうと、排水口に水が流れづらくなってしまい、デッキパネルが劣化する原因となります。さらに、隣接する住民のベランダも浸水することも少なくありません。そのため、ベランダのDIYを行う際は、事前にしっかりと排水経路をチェックした上で、デッキパネルやガーデンセットを設置しましょう。
万が一に備えて、取り外し可能なデッキパネルを設置することがおすすめです。仮に設置ミスで排水経路を塞いでしまったとしても、取り外しできるものであれば、いつでも設置場所を変えることができます。
取り外し可能なデッキパネルであれば、設置場所を変えられるだけでなく、一箇所だけデッキパネルを取り替えて、DIYを楽しむことも可能です。
7-2. 隔て板前のスペースは確保する
隔て板は通常、プライバシーを保護するためのものですが、非常時に二方向の避難経路を確保するためのものでもあります。そのため、ベランダのDIYを行う際は、隔て板前のスペースを塞いでしまわないように注意しましょう。壁やフェンスなどを隔て板前に立ててしまうと、非常時に避難経路を作ることができません。
また、デッキパネルも、設置場所によっては避難経路を塞いでしまう可能性があります。そのため、壁やフェンスと同様に、デッキパネルを設置する場所についても十分に注意しましょう。
隔て板は、自分だけでなく、隣に住んでいる方も利用します。万が一、自分が設置したDIY家具が邪魔となって、隔て板を利用することができなくなってしまった場合、謝罪だけでは済みません。そのため、ベランダにデッキパネルや棚などを設置する際は、隔て板を邪魔しないよう、設置場所には十分に注意しましょう。
7-3. 避難ハッチがある場合は塞がないようにする
原則として、ベランダに設置してある避難ハッチを塞ぐことは消防法で禁止されています。そのため、ベランダのDIYを行う際には、避難ハッチの位置をしっかりと確認し、塞がないように注意しましょう。
避難ハッチは床に設置しているため、避難ハッチの上に隔て板やデッキパネルを設置してしまうと、火災など災害が起こった際の逃げ道がなくなってしまいます。壁やフェンスが少しでも避難ハッチを塞いでしまうと、すぐにハッチを開けることができません。非常時など急いでいる場合は、尚更です。
ベランダをDIYでおしゃれな空間にする前に、まずは身の安全を考えて、デッキパネルや棚などを設置しましょう。隔て板前のスペースを確保するとともに、避難ハッチの上も十分なスペースを確保することが大切です。
7-4. 賃貸・分譲の場合はDIYが可能か事前に確認をとる
マンションやアパートなど、賃貸・分譲の物件でDIYを行う際には、まず大家さんや管理組合に確認をとりましょう。
また、DIYが可能だからといって何をしても良いというわけではありません。近隣住民にも配慮が必要です。特にベランダでDIYを行う際の作業音は、予想よりも隣接する部屋に響きます。そのため、日中に作業するなど、時間帯についても考えた上で、ベランダのDIYを行いましょう。
ペンキなどの塗料を使用する場合には、油性ではなく、水性にものを使うことがおすすめです。油性だと臭いが強く、近隣の方の迷惑となってしまいます。一方、水性の塗料は臭いが弱いため、あまり気になりません。
そのため、ベランダにデッキパネルなどを設置する際は、DIYが可能であるかを確認すると同時に、近隣住民への配慮も忘れずにベランダのDIYを行いましょう。
まとめ
ベランダのDIYを行うことにより、さまざまな空間を作りだすことが可能です。しかし、デザインやカラーだけを重視してデッキパネルや棚などを設置してしまうと、長持ちしません。そのため、ベランダをDIYする際は、デザインやカラーだけでなく、材料の特性についても事前に把握しておくことが重要となります。
また、ベランダのDIYは設置すれば終わりというわけではありません。設置したデッキパネルなどを長持ちさせるためにも、こまめにメンテナンスを行うなどし、使用する材料を選びましょう。
ベランダのDIYを楽しいものとするためにも、今回の記事で紹介した注意点を踏まえた上で、DIYを行いましょう。
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