
ルーフバルコニーのおしゃれな活用例5選|活用時の注意点も解説!
ルーフバルコニー付きのマンション物件の人気は年々高まり、戸建てにも設置を希望する人が増えています。
ハイグレードマンションに設置されていることも多く、ルーフバルコニーのおしゃれでリッチなイメージに憧れを持つ人も多いでしょう。
しかし、せっかくのルーフバルコニーを上手に活用できずに悩む人も少なくありません。
そこで今回は、ルーフバルコニーの活用方法について、5つのおしゃれな実例やアイデアを紹介するとともに、活用の際の注意点や必要となるアイテムについても解説します。
ルーフバルコニーを有効に活用できていないという人は、ぜひ参考にしてください。
1.そもそもルーフバルコニーとは?
バルコニーの一種であるルーフバルコニーとは、階下の屋根の上に設置されたバルコニーのことです。
ちなみに、バルコニーとベランダはいずれも建物の外に貼り出した部分を指します。
双方における最大の違いは、屋根の有無です。
バルコニーには屋根がなく、ベランダには屋根があります。
そしてルーフバルコニーは一般的に通常のバルコニーより広く、上部に屋根がないため開放感があり、日当たりや風通しが良いことが特徴です。
○ルーフバルコニー
屋根 | なし |
---|---|
広さ | 広い |
階層 | 2階以上 |
○バルコニー
屋根 | なし |
---|---|
広さ | 狭い |
階層 | 2階以上 |
○ベランダ
屋根 | あり |
---|---|
広さ | 各家による |
階層 | 2階以上 |
○テラス
屋根 | 各家による |
---|---|
広さ | 各家による |
階層 | 1階 |
2.ルーフバルコニーのメリット
ルーフバルコニーは、通常のベランダやバルコニーにはない魅力を多く備えています。
開放感や日当たりの良さはもちろん、広さを活かして多目的に利用できるなど、ここでは代表的な3つのメリットを詳しく解説します
2-1.開放感がある
ルーフバルコニーの大きな魅力のひとつは、開放感を味わえる点です。
屋根がないため空が大きく広がり、視界を遮るものが少なく、風や光を存分に感じられます。
特に高層階にある場合は眺望にも恵まれ、人目をあまり気にせずリラックスできるのもポイントです。
リビングや寝室からそのままつながっていれば、まるでアウトドアリビングのように空間が広がり、住まい全体が開放的に感じられます。
朝のコーヒータイムや夜空を眺めるひとときなど、日常の中で自然を感じられる贅沢な場所になるでしょう。
2-2.日当たりが良い
屋根のないルーフバルコニーは、どの方角に面していても日差しを取り込みやすいのが特徴です。
一般的なベランダは庇や軒が影になり、時間帯によって光が差し込まないことがありますが、ルーフバルコニーなら日中を通して光を確保できます。
そのため洗濯物が乾きやすく、室内にまで自然光が届いて明るさを確保できる点もメリットです。
照明を使わずに過ごせる時間が増えることで、光熱費の節約や快適性の向上にもつながります。
太陽の動きを感じながら暮らせることで、心身のリズムを整える効果も期待できます。
2-3.広さがあり使い道が多い
ルーフバルコニーは、下の階の屋根部分を利用して作られるため、通常のベランダやバルコニーよりも広さが確保されやすいです。
そのため活用の幅が大きく、洗濯や物干しはもちろん、家庭菜園やガーデニング、DIY、トレーニングスペースとしても活用できます。
家具を置いて家族で寛ぐ空間にしたり、アウトドア気分を楽しんだりすることも可能です。
さらに、外から部屋の中が覗かれにくい構造になりやすいため、プライバシーを確保しながら開放的な空間を楽しめます。
工夫次第で「もうひとつの部屋」として生活を豊かにできるのが大きな魅力です。
3.ルーフバルコニーのおしゃれな活用例5選
明るく開放的なルーフバルコニーは、第2のリビングとして、その利用方法に注目が集まっています。
ルーフバルコニーを上手に活用するためには、どのような方法があるでしょうか。
ルーフバルコニーには、以下のようなおしゃれな活用例があります。
- ガーデニング・家庭菜園
- アウトドアスペース
- リラックススペース
- 子どもやペットの遊び場
- 撮影スポット
ここからは、それぞれの活用例を紹介するとともに、準備が必要となるアイテムや実践時の注意点・ポイントもあわせて解説します。
3-1.①野菜や花を育ててガーデニング・家庭菜園に
広々として日当たり・風通しともに良いルーフバルコニーは、ガーデニングや家庭菜園に最適です。
本格的に土を盛った畑や樹木を植えることは構造上や管理規約上困難ですが、プランター栽培であれば、花や野菜を育てることが充分可能です。
子どものいる家庭であれば、親子で野菜を育てる楽しみも味わえ、自分で作った野菜を食べることで子どもの食育にも繋がります。
専用庭のないマンションでも、ルーフバルコニーで緑に触れる生活を味わえるでしょう。
〇ルーフバルコニーでガーデニングを楽しむ際の注意点 |
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3-2.②テーブルセットやテントを置いてアウトドアスペースに
ルーフバルコニーにテーブルセットやテント、バーベキューの器具などを置けば、広々としたスペースを活用して手軽にキャンプなどを楽しむことができます。
部屋と繋がっているため、食材の管理も冷蔵庫で容易に可能で、衛生的にも安心です。
ルーフバルコニーにテントを張り、家族で星空を眺めながら眠れば、遠出しなくてもアウトドア気分が満喫できます。
〇ルーフバルコニーでキャンプやアウトドアを楽しむ際の注意点 |
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3-3.③ハンモックやチェアを置いてリラックススペースに
タワーマンションなど、高層階や屋上に設置されることの多いルーフバルコニーの魅力のひとつは、周りからの目線を気にせず過ごせることです。
リクライニングできるデッキチェアやハンモックなどを置いて、自分だけのリラックススペースを作りましょう。
人目を気にせず水着や部屋着などでのんびり読書やお昼寝をすることで、家にいながらリゾート気分を味わえます。
近隣の花火大会も、遮るものなく大迫力で楽しむことができるでしょう。
〇ルーフバルコニーをリラックススペースとして楽しむ際の注意点 |
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3-4.④遊具を置いて子どもやペットの遊び場に
庭のないマンションでも、ルーフバルコニーがあれば子どもやペットの遊び場となります。
忙しくてペットを散歩に連れて行けないときでも、小型犬であればルーフバルコニーでの遊びだけで運動量は充分です。
また、水道を設置しているルーフバルコニーであれば、汚れや片付け・掃除の手間を気にせず、より気軽にプール遊びを楽しむことができます。
〇ルーフバルコニーで子どもやペットを遊ばせる際の注意点 |
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3-5.⑤SNS映えが楽しめるおしゃれな撮影スポットに
日当たりが良く、建造物などの障害物に邪魔されにくいルーフバルコニーは、SNS映えできる撮影スポットとしても最適です。昨今のアウトドア用品やエクステリア用品は、見た目もおしゃれでセンスの良いものが増えており、より本格的に撮影を楽しめます。
床にウッドデッキを敷き、おしゃれなインテリアの中でブランチやスイーツなどを撮影すれば、SNS映えすること間違いありません。
シーンに合わせてさまざまな印象の撮影スポットに変えられるよう、雑貨・小物などのアイテムをルーフバルコニーに置いておける「収納ボックス(ストッカー)」もあわせて活用しましょう。
〇ルーフバルコニーをおしゃれな撮影スポットとして楽しむ際の注意点 |
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4.ルーフバルコニーを活用する際の注意点
ルーフバルコニーは屋根がなく、広々とした開放的な空間であることが最大の魅力です。
しかし、その長所ゆえに活用には注意が必要な点がいくつかあります。
ルーフバルコニーの魅力を最大限楽しむためにも、考えられるリスクは最大限まで抑えたいものです。
最後に、ルーフバルコニーを活用する際の注意点を2つ紹介します。
4-1.定期的に掃除を行う
屋根がなく開放的であるという点はルーフバルコニーの魅力であり、多くのメリットがあります。
しかし、その分天候の影響を受けやすいというデメリットもあります。雨風への対策はしっかりと行うようにしましょう。
特に排水口が詰まると雨漏りの原因となり、階下の住人にも多大な迷惑となります。
そのため、定期的な掃除は欠かせません。
少なくとも、月に一度は排水口の掃除と詰まりなどの問題がないかをチェックしましょう。
バーベキューやパーティーなどをして、庭で食べ散らかしたゴミを放置すると悪臭を放ちます。楽しんだ後はしっかりと後始末をし、ゴミを残さないようにしましょう。
4-2.集合住宅の場合は近隣住民への配慮を忘れずに
マンションなどの集合住宅で賃貸物件の場合、ベランダやバルコニーは各部屋に付属しているため誤解されがちです。
しかしベランダやバルコニーは各住人の「専用部分」ではなく、マンション全体の「共用部分」という扱いとなります。
もちろん、ルーフバルコニーも例外ではありません。
共用部分のため、勝手に大型の物を設置したり、土を盛って本格的な庭を作ったり、リフォームをしたりすることは禁止されています。
バルコニーは災害の際の避難経路としての機能を持つことが多いため、家具などは周りへの経路を塞がないように配置する必要があります。
雨漏りや騒音、においの漏れなど、近隣に迷惑となる可能性があることも把握しておくことが大切です。
魅力的なルーフバルコニーを存分に活用するためにも、周囲への配慮を忘れず、気持ち良く楽しみましょう。
4-3.天候によっては使用できないことがある
ルーフバルコニーは屋根がないため、天候の影響を大きく受ける点に注意が必要です。
晴れた日には開放感を楽しめる反面、雨や雪の日にはほとんど利用できません。
夏の直射日光は熱がこもりやすく、特に床面が高温になってしまうと素足やペットの足を傷める恐れもあります。
強風の日には植木鉢や軽い家具が倒れたり飛ばされたりするリスクもあるため、安全のために利用を控える判断も求められます。
また、急な天候変化に備えて、バルコニーに置くアイテムは片付けやすいものを選ぶことが大切です。
天候に左右されやすいという特性を理解し、屋外利用が難しい日には室内で代替できるよう計画 しておきましょう。
4-4.周囲が気になる場合がある
ルーフバルコニーは高い位置にある分、視線を遮るものが少なく、解放感を得やすい一方で「周囲からの視線が気になる」というケースもあります。
特に隣家やオフィスの窓と正対している場合、くつろいでいても落ち着かず、利用頻度が下がってしまうことがあります。
そのため、必要に応じて目隠しフェンスや植栽を取り入れるのがおすすめです。
ただし、高さのある目隠しを設置する場合は、圧迫感や風通しの悪さを招かないようデザインにも配慮しましょう。
また、生活音やバーベキューの煙などが隣家へ届きやすいため、時間帯や使用方法にも注意が必要です。
周囲への配慮を心掛けることで、安心して利用できる快適な空間を保てます。
4-5.メンテナンスしやすい家具を選ぶ
ルーフバルコニーで快適に過ごすためには、家具選びにも工夫が必要です。
屋根がないため雨風や紫外線の影響を受けやすく、木製や布製の家具は劣化が早まる場合があります。
そのため、アルミや樹脂製など耐候性に優れた素材を選ぶと安心です。
また、軽量で移動しやすい家具なら天候が悪化した際に素早く片付けられ、修繕工事の際も撤去がスムーズに行えます。
クッション類は防水仕様のものを選ぶか、使用後は室内に取り込むようにしましょう。
さらに、定期的に掃除しやすいデザインかどうかもポイントです。
シンプルで手入れがしやすい家具を選ぶことで、見た目の美しさを長く保ち、日常的に安心してルーフバルコニーを楽しむことができます。
まとめ
ここまで、ルーフバルコニーのおしゃれな活用例をメインに、実際に実践する際の注意点も説明しました。
ルーフバルコニーはおしゃれ、かつリッチな雰囲気を持っており、物件を選ぶ際のの条件においても人気です。
屋根のない広々としたルーフバルコニーの居住空間は非常に魅力的ではあるものの、もちろん活用時には注意点もいくつかあります。
特に、騒音やにおいなどは周囲に迷惑となり、近隣住民とのトラブルが起こるケースも珍しくないため、常に配慮が必要です。
今回の記事を参考に、近隣住民とのトラブルを最低限抑えながら楽しめるルーフバルコニーのおしゃれな活用例を、実際に実践してみてはいかがでしょうか。
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