ウッドデッキをリフォームで設置するポイント&施工別の費用相場
庭やベランダなどにウッドデッキを取り付けたいと思ったものの、施工方法や費用が分からず気になった方も多いのではないでしょうか。ウッドデッキは素材や作りによって機能性・耐久性が異なるため、正しい知識を身に付けたうえで導入することが大切です。
当記事では、DIYではなくリフォームでウッドデッキを設置するポイントや価格相場、施工事例別のリフォーム費用について解説します。予算内で希望に合うウッドデッキを作りたい方はぜひ参考にしてください。
1.DIYではなくリフォームでウッドデッキを付けるポイント
DIYでウッドデッキを付ける場合、技術不足によって土台の安定性や耐久性が確保できない可能性があります。そのため、ウッドデッキはDIYではなく、プロのリフォーム業者による設置工事がおすすめです。
ここでは、リフォームでウッドデッキを付ける際のポイントについて解説します。
1-1.【材質】人工木・天然木のどちらにするか
ウッドデッキに使用される素材は、天然木と人工木の2種類です。各素材の特徴として、次のような点が挙げられます。
○天然木の特徴
天然木で作られたウッドデッキは、木ならではの自然な風合いが特徴です。天然木は素材の固さによってハードウッドとソフトウッドに分けられます。
ハードウッドは比較的耐久性が高いものの、天然の素材のためシロアリや湿気による被害を受ける点に注意が必要です。ソフトウッドは耐久性が低く、防腐剤を使用していても腐食が進んでしまう場合があります。
天然木のウッドデッキを導入する場合は、定期的な塗装やメンテナンスが必要です。
○人工木の特徴
人工木とは、樹脂や木粉などで作られた素材で、天然木よりも耐久性に優れています。また、人工木は天然木にあるようなささくれがないため、安全に使用できる点も特徴です。
人工木のデメリットとして、天然木と比べて熱を保持しやすく、温度が上がりやすい点が挙げられます。ただし、遮熱対策の加工が施されている人工木なら、問題なく使用することが可能です。
1-2.【手摺】使用目的に合う高さになっているか
ウッドデッキの手摺は、使用目的によって適切な高さが異なります。ウッドデッキからの転落防止が目的の場合は、80センチメートル程度の低い手摺で問題ありません。小さな子どもが居る家庭などでは、ウッドデッキを安全に使用できるように手摺の高さを調整しましょう。
ウッドデッキが近隣の家や道路に面していて、目隠しのために手摺を付ける場合は、ある程度の高さが必要です。160センチメートル程度の高さがあれば、周囲からの目線を遮れます。
ただし、目隠しのために手摺を高くしすぎると閉塞感の原因となったり、日陰が多くなったりする傾向です。家族の身長や周囲の状況を考慮して、適切な高さを設定しましょう。
1-3.【屋根】メンテナンスや遮光性を優先するか
ウッドデッキを設置する際は、屋根の有無も重要なポイントです。メンテナンスや遮光性を優先したい場合は、屋根を付けることでメリットが得られます。
屋根を付けると、ウッドデッキが劣化する原因となる雨や強い日差しから本体を守ることが可能です。そのため、屋根がない状態よりも手入れの手間が省けます。
ただし、屋根を付けるとウッドデッキと隣接する部屋の日当たりが悪くなる傾向です。また、屋根のデザインによっては見た目に圧迫感が出てしまう場合もあります。
ウッドデッキを設置する場所の日当たりや、デザインを考慮して屋根の有無を決めましょう。
2.ウッドデッキをリフォームで設置する際の価格相場
ウッドデッキをリフォームで設置する場合の価格相場は、使用される素材の種類やウッドデッキの面積によって異なります。
リフォームサイトなどの情報をもとに算出した価格相場は下記の通りです。
素材 | 1平方メートルあたりの価格相場 |
---|---|
人工木タイプ | 2.5万~3万円 |
天然木タイプ | 2万~4万円 |
人工木は、耐久性やデザイン性に優れた商品ほど価格が高く設定されます。天然木は、ハードウッドのほうがソフトウッドよりも価格が高い傾向です。
また、ウッドデッキをリフォームで設置する価格相場は、10平方メートルあたり25万~50万円と算出されます。
3.施工事例別!ウッドデッキのリフォーム費用
ウッドデッキの設置にかけるリフォーム費用によって、デザインや仕様が異なる傾向です。
一般的に、工事費用をより多くかけるほどデザイン性や機能性、大きさなどが向上します。ウッドデッキを設置する際は、予算と実現できる仕様のバランスを考慮しましょう。
ここからは、ウッドデッキの施工事例をリフォーム費用別に紹介します。
3-1.30万~50万円:工夫次第で使いやすく快適な空間に
リフォーム費用が30万~50万円の場合、仕様やデザインに多少の制限がかかるものの、工夫次第で使いやすいウッドデッキを作ることが可能です。
たとえば、庭のウッドデッキでバーベキューや飲み会をしたい場合、特に視線が気になる箇所のみに目隠し用のフェンスを付けると費用が抑えられます。また、目隠しに使用する木材の隙間も適度に調整することで、材料費を減らすことが可能です。
また、デザインをシンプルに抑えると、段差を少なくするなどバリアフリーの工夫もできます。リビングの床面とウッドデッキの高さを合わせると、移動時に安全で快適です。
限られた予算を有効活用するために、優先順位の高い仕様を考えてリフォームを依頼しましょう。
3-2.50万~70万円:曲線やステップなどの工夫が可能
リフォーム費用が50万~70万円の場合、基本的な仕様に加えて、デザイン面の工夫を凝らしたウッドデッキを作ることが可能です。
たとえば、ウッドデッキの一部に曲線の形状を取り入れたり、地面との間にステップを追加したりできます。
木材の色味や素材の選択肢も広がるため、明るい色で開放的な雰囲気を楽しんだり、暗い色で高級感を演出したりすることも可能です。目隠し部分の木材を白色にすると、日光を反射するため部屋が明るい印象となります。
また、ウッドデッキと同じ素材で小さなベンチを作ることも可能です。ウッドデッキの使用目的や好みのデザインに合わせて、付帯するオプションを考えましょう。
3-3.70万~90万円:3坪以上の広さのある目隠し付き
リフォーム費用が70万~90万円の場合、広さとプライバシーを両立したウッドデッキを作ることが可能です。
たとえば、3坪以上の広さがあるウッドデッキに、十分な高さの目隠しが設置できます。一部だけでなくウッドデッキ全体を囲うような目隠しが作れるため、プライバシーの確保が可能です。
目隠しに使用する木材の隙間を調整することにより、ウッドデッキ全体を囲った場合であっても風通しのよい状態が保てます。また、人影が分かる程度の隙間を残しておくことは、防犯性の面でも効果的です。
広々としたウッドデッキで、周囲の目を気にすることなく快適に過ごしたい方は、目隠し部分の設計も含めてリフォームを依頼しましょう。
3-4.100万円以上:空間を活用した大きなウッドデッキ
リフォーム費用が100万円以上の場合、家の周囲にある空間を最大限に活用したウッドデッキを作ることが可能です。
たとえば、1階にある駐車スペースを覆うように、2階分の高さを持つ大きなウッドデッキが設置できます。また、大きなサイズのウッドデッキは子どもが屋外で遊ぶスペースとして活用できる点も魅力です。
さらに、斜面などの変則的な設置場所にもウッドデッキが作れます。斜面や高所など、設置が難しそうな場所にウッドデッキを取り付けたい場合は、プロの業者に相談しましょう。
まとめ
ウッドデッキを取り付ける際はDIYではなくリフォームがおすすめです。ウッドデッキをリフォームで設置する際の費用相場は、10平方メートル当たり25万~50万円となっています。費用をかけると、広さだけでなくステップや目隠しなど機能面も充実させることが可能です。
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ウッドデッキを設置したい方は、リフォームの依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
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