フェンスの設置に必要な独立基礎とは?重要性や施工方法を徹底解説!
フェンスの設置にあたって、最も重要と言えるのが基礎部分です。基礎部分には種類がいくつかありますが、本記事では「独立基礎」を取り上げ、重要性やメリット、デメリット、施工方法などを詳しく解説しています。
1.フェンスの設置に必要な独立基礎とは?
独立基礎とはフェンスを設置する時の土台となるコンクリート製のブロックです。1個1個が独立するように、地面に基礎ブロックの穴を掘っていき、そこにフェンスの支柱を立てることでフェンスを設置できるようになります。
ちなみに独立基礎以外には、ブロック基礎と杭基礎があります。ブロック基礎は道路との境界線あたりにあるブロックを利用して、その上にフェンスを設置するタイプです。
杭基礎はコンクリートや銅管などを使わず、支柱を直接地面に打ち込み、その上にフェンスを設置するタイプです。
2.独立基礎を設置するメリット
独立基礎を設置するメリットとしては、大きく以下の3点が挙げられます。
- ・短い工期で設置が可能
- ・比較的安価に設置できる
- ・フェンスの安定性が増す
それぞれ詳しく解説します。
2-1.短い工期で設置が可能
独立基礎を設置する大きな流れは以下の通りです。
- 1.設置場所に分かりやすく印をつける
- 2.印をつけた箇所に穴を掘る
- 3.独立基礎を設置する
- 4.モルタルで根巻きをする
- 5.掘った土を埋め戻す
工数だけを見ると少し多く感じますが、2の「穴を掘る」以外はいずれも簡単な作業です。穴を掘る工程では独立基礎のサイズの3分の2程度を埋める必要があるため、少し労力がかかります。それでもショベルなどの工具があれば、難しくはありません。
数時間もあれば作業は完了するでしょう。一方でブロック基礎の場合は、3~7日程度の日数が必要となります。
そのため独立基礎は短い工期で簡単に設置できる点が大きなメリットです。独立基礎の位置を少しずらしたい場合なども、簡単に作業できます。
2-2.比較的安価に設置できる
独立基礎では使用するコンクリートやモルタルの量が少なくなります。なぜなら施工箇所が柱の位置だけであるためです。そのため独立基礎の設置工事にかかる費用は比較的安価で済みます。
2-3.フェンスの安定性が増す
支柱部分をしっかりと地面に埋め込んでおけば、独立基礎は安定性が高くなります。目隠しフェンスを地面に直接埋めて設置する場合に比べると、倒れたり、破損したりするリスクが小さくなる点もメリットです。
3.独立基礎を設置するデメリット
独立基礎はメリットばかりではなく、デメリットもあります。特にブロック基礎と比較した場合は、強度が低くなる点はデメリットです。独立基礎は支柱部分にしか基礎がないため、強い衝撃を受けたり、強風の影響を受けたりすると、支柱が破損してフェンス全体が傾くといった影響も考えられます。
例えば大通りに面している、海沿いで強い風が吹きやすいといった立地だと、独立基礎のデメリットの方が目立つ可能性が高いので、設置すべきか否かは慎重に検討した方が良いでしょう。
4.独立基礎にフェンスを設置するまでの流れ
独立基礎を築き、フェンスを設置するまでの具体的な流れは以下の4ステップです。
- 1.一定間隔に穴を掘る
- 2.掘った穴に独立基礎を配置する
- 3.モルタルなどで周囲を固定して土などで見た目を整える
- 4.独立基礎にフェンスを設置する
それぞれのステップについて、詳しく解説します。
4-1.一定間隔に穴を掘る
まずは支柱を立てる場所に穴を掘ります。見た目を整えたり、安定性を高めたりするためには、等間隔で穴を掘ることが重要です。
そのため、いきなり穴を掘る作業を始めるのではなく、事前にどこに穴を掘るのか印をつけておくと分かりやすいでしょう。作業自体は簡単ですが、間隔を間違えると正しくフェンスを設置できなくなります。
印を付けたら複式ショベルなどの道具を活用して、順次穴を掘ります。穴の深さは基礎ブロックの3分の2程度が目安です。
雑草が作業の邪魔になっている場合などは、事前に草抜きもしておくと良いでしょう。
4-2.掘った穴に独立基礎を配置
穴を掘り終わったら次は基礎ブロックを埋め込んで、独立基礎を配置します。しかしその前に、必ず穴が等間隔になっているか確認しましょう。もし間隔が等しくない場合には、再度穴を掘り直す必要があります。
穴の間隔が等しければ、穴の中に独立基礎を配置します。基礎ブロックを落とすと衝撃で破損する恐れもあるので、ゆっくりと地面に接するまで手を離さずに置くようにしてください。
4-3.モルタルなどで周囲を固定して土などで見た目を整える
基礎ブロックを入れた後は、支柱がすべて垂直、なおかつ高さが一定になるように調整します。支柱が傾いていたり、一部の支柱の高さが違ったりすると、フェンスを正しく設置できません。目視だけだと正しく把握できない可能性もあるため、水平な棒などを使うのがおすすめです。
実際の作業としては、高さを揃えるためにモルタルを入れます。モルタルは24時間程度すると固まるので、なるべく作業は分割せずに行うと良いでしょう。
モルタルが固まった後は、土を戻して見た目を整えます。独立基礎の周りをすき間がないように埋めることが重要です。
4-4.独立基礎にフェンスを設置する
独立基礎が完全に固定されたのを確認できたら、支柱部分にフェンスを設置します。完全に固定されていない状態で作業すると、支柱が傾いたり、最悪の場合は倒れたりする可能性もあるので危険です。少し支柱部分に力を加えてみて、ビクともしないことを確認できたらフェンスの設置作業に移りましょう。
5.独立基礎の上に設置したいおすすめの目隠しフェンス
独立基礎と相性が良いのは目隠しフェンスです。目隠しフェンスは単に侵入を防ぐだけではなく、周囲から自宅の内部を見えなくする効果があります。特にプライバシーの確保、防犯性の確保を優先的に考えている時にはおすすめです。目隠しフェンスのメリットは、こちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。
数ある目隠しフェンスの中でも特にMINOの彩木フェンスは、プライバシーの確保や防犯性の向上に加えて、おしゃれな外観を作ることも期待できます。なぜならMINOの彩木フェンスは、人工木材でありながらも天然木と間違えるほどの質感であるためです。
水を吸わない材質、汚れが付着しにくい特殊舗装など、耐久性も優れているため、メンテナンスも手間にはなりません。一度設置すれば、劣化の心配などはなく少ないメンテナンスで美しい外観を長期間キープできるでしょう。
高さは700㎜から2,000㎜まで幅広く調整できるので、自分の好みに最も適した目隠しフェンスを設置できます。
まとめ:目隠しフェンスの設置には独立基礎が必要
目隠しフェンスを設置したい場合には、独立基礎が必要となります。独立基礎は穴を掘って基礎ブロックを埋めるという簡単な作業で設置でき、工期が短く費用も安いのが特徴です。
ただし風の強いエリアなどでは支柱が折れる危険性もあるので、独立基礎が適しているか否かは居住環境によって異なります。
独立基礎ができたら目隠しフェンスを設置しましょう。目隠しフェンスには様々な種類がありますが、本記事では特にMINOの彩木フェンスをおすすめしました。MINOの彩木フェンスは非常に耐久性が強いため、メンテナンスに手間がかかりません。
プライバシーの確保や防犯性の向上はもちろんのこと、おしゃれな外観も作ることができます。
ウッドデッキ、バルコニーの製品一覧
ウッドデッキ・ガーデンデッキの施工例
RANKING
人気ランキング