ウッドデッキの繋がりをフラットにするには?メリット・デメリットも
ウッドデッキと室内の高さをそろえて、ひと続きの空間として使いたいと考える方は多くいます。
段差がないことで、リビングが広く感じられたり、外への行き来がしやすくなったりと、暮らしの動線が変わる魅力があります。一方で、屋内外がつながることで掃除の頻度が増えたり、立地によっては開放的に使いづらくなる可能性に注意が必要です。
この記事では、ウッドデッキをフラットにするメリット・デメリットに加えて、立地や使い方に合わせた検討ポイントを紹介します。
フラット仕様にするか迷っている方や、快適に長く使えるデッキ計画を立てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1. ウッドデッキをフラットにするメリット
室内とウッドデッキの高さをそろえることは、見た目だけでなく暮らしやすさにもつながってきます。
ここでは、ウッドデッキをフラットにするメリットを紹介します。
1-1. 開放感が生まれる
室内の床とデッキの高さをそろえると、室内と屋外の境界がなめらかになり、ひと続きの空間として感じられます。
これによりリビングが視覚的に広く見え、開放感が高まる点が大きな魅力です。
また、窓を開ければ風や光が自然に入り込み、屋外の空気を身近に楽しめます。
テラスリビングのような過ごし方がしやすくなり、家族のくつろぎや来客時の心地よいスペースとしても活躍するでしょう。
さらに植物やチェアを置くと、季節を感じられるアウトドアリビングに近い雰囲気をつくれます。
見た目の美しさにこだわりたい方や、屋内外の一体感を大切にしたい方におすすめです。
1-2. 家事育児や車椅子などの移動に便利
段差がなくなると、出入りのストレスが減り、家事や子育ての動線がスムーズになります。
洗濯物を運ぶときや、ベビーカーを押しながら移動するとき、庭仕事の道具を持ち出すときなど、段差を気にせず行き来できて便利です。
小さな子どもや高齢の家族がいる家庭では、つまずきやすい箇所を減らし、安全で動きやすい環境がつくれます。
また、将来的に車椅子を使用する場合のバリアフリー面でも役立つでしょう。
屋内外の段差をなくす設計は、転倒リスクの軽減だけでなく長く快適に暮らせる家づくりに役立ちます。
フラットな設計で、上部なウッドデッキをお探しの場合にはMINOの彩木ウッドデッキがおすすめです。自然木の風合いを持った人工木で作られており、見た目を損なうことなく、丈夫なウッドデッキに仕上げることができますよ。
2. ウッドデッキをフラットにするデメリット
段差をなくすことで得られる快適さがある一方、住まいの条件によっては気になる点もあります。
ここでは、施工前に知っておきたいデメリットを見ていきましょう。
2-1. 砂埃や虫が侵入しやすくなる
屋内と屋外がつながる形になるため、砂埃や落ち葉が室内に入りやすくなります。
芝生や植栽がある庭の場合は、葉や花粉も風に運ばれやすく、季節によって掃き掃除や拭き掃除の頻度が増えるケースも少なくありません。
さらに、雨の日は水気がデッキ側に残りやすく、足元の湿りを室内に持ち込んでしまう点にも注意が必要です。
快適に使うためには、屋内側にマットを敷いたり、日常的に掃き掃除ができる動線を整えるなど、簡単に手入れできる工夫を取り入れましょう。
2-2. 土地によっては窓を開放することが少ない
隣家との距離が近い住宅や、道路に面した立地では、視線や音が気になって窓を開ける機会が少なくなってしまいます。
その場合、屋内外をつなげても十分に活用しにくいでしょう。
また、花粉や排気ガスが気になる地域では、開放的に使う時間が限られ、フラットデッキの魅力を活かしきれないケースも多くなっています。
周辺環境や暮らし方によっては、フラット仕様より段差を残したほうが快適な場合もあります。
施工前に、日頃の過ごし方や立地条件を踏まえて検討してください。
3. ウッドデッキの段差を解消する方法
ウッドデッキの段差を解消するには、階段やスロープの設置が一般的です。
階段は段差を段階的に解消し、昇り降りをしやすくします。一方でスロープは、車椅子やベビーカーなどのスムーズな利用を考慮したバリアフリーな選択肢です。
段差をなくすことでリビングと庭をスムーズにつなぎ、家の中と外の移動がしやすくなるのも利点。とくに高齢者や小さな子どもがいる家庭では、転倒のリスクを軽減し安全性が格段に向上します。
また、フラットな空間は日常の動きがスムーズになるだけでなく、家事やお子様の遊び場としても使いやすく生活の利便性が高まるでしょう。
4. 段床とは?
段床(だんどこ)とは、ウッドデッキや室内に設けられる段差のある床のことで、リビングとウッドデッキの高さの違いを緩やかに解消するために採用されるデザインです。
段床を設置することでリビングやお庭に立体感が生まれ、空間のメリハリがつくのも魅力の一つです。
さらに、段床は見た目のアクセントだけでなく、実用性も高い構造で、足元を安定させるため子どもや高齢者にとって上り下りの安全性が高まります。
また、腰掛けや簡易的なベンチとしても使えるため、日常生活で便利に活用できるのです。
5. 段床を設置するメリット
段床を設置する最大のメリットは、空間の安全性と使い勝手の向上です。
段差がある場所では利用者の状況により転倒のリスクが心配されますが、段床を設けることで、段差を徐々に解消し、安心して利用できる空間に変えることができます。
とくにお子様や高齢者がいる家庭では、足元を安定させ転倒を防止させることが重要です。段床はその点で大きな役割を果たしてくれるのです。
さらに、段床の部分は簡易的なベンチやテーブル代わりに使えるため、実用性にも優れており、空間の魅力をさらに引き立てます。
6. ウッドデッキの導入をお考えの方へ
ウッドデッキの段差解消や段床の設置を検討されている方は、ぜひ実際の製品もご覧ください。MINOでは、さまざまなウッドデッキ製品を取り揃えており、理想のお庭作りをご提供しています。
おしゃれで機能的なウッドデッキは、リビングと庭をスムーズに繋げ、快適な空間を実現します。また、お子様や高齢者の安全にも配慮した設計で、段差のないフラットな環境は、日常生活の利便性を高めるだけでなく、庭でのリラックスしたひとときを演出します。
製品一覧や彩木ウッドデッキの詳細は、以下の公式サイトでご確認ください。
理想のウッドデッキを見つけて、快適でおしゃれなお庭作りを実現しましょう。
まとめ
ウッドデッキの段差をなくすと、家事動線やくつろぎ方が大きく変わります。
開放感が生まれ、屋内外をつなぐ場として活躍する一方で、立地や使い方によっては掃除のしやすさや虫対策が必要になる場面もあります。
暮らし方や環境に合わせて高さや仕様を検討し、自分たちにとって役立つデッキ計画にしていくことが大切です。
外構会社やメーカーへ相談しながら、後悔のないプランを整えていきましょう。
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