藤棚の魅力と作り方のポイント|お庭を幻想的な藤の花で彩ろう!

藤棚の魅力と作り方のポイント|お庭を幻想的な藤の花で彩ろう!

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「藤棚」は日本各地に名所がある人気の建築物です。紫や白・桃色の花が頭上一面に広がる幻想的で華麗な風景は、国内だけでなく海外でも話題になります。

公園、学校や神社仏閣などの庭設置されているイメージが強い藤棚ですが、一般家庭の玄関先や庭やテラスなどをおしゃれに飾るガーデニングの一種としても注目を集めています。
テラスや庭などに設置された藤棚は、家をきれいでおしゃれに彩ってくれるのみならず、実用的なメリットをもたらしてくれるものとして愛されているのです。

当記事では、藤棚の魅力や一般家庭での作り方・ポイントについて詳しくご紹介します。

 

1.藤棚について知ろう|設置のメリットとは?

藤棚は「自宅の庭やテラスをおしゃれに彩りたい」という人におすすめのアイテムです。
しかし藤棚について、外観のイメージは思い浮かんでも具体的にどのようなものなのか分からない方は少なくありません。

藤棚とはどのようなものを指すのか、庭に設置する利点とは何なのかを理解した上で藤棚の設置を検討することが、自宅の庭やテラスを理想的に彩ることへの近道となります。

まずは藤棚の魅力と藤棚を設置するメリットについて紹介します。

 

1-1.藤棚とは?

「藤棚」とは、藤の花を観賞するための棚のことです。英語では「パーゴラ」とも言い、つる性の植物を絡ませることを目的としています。

藤棚の素材には竹や木材・パイプなどが使用されます。作り方の概要は下記です。

  • 1.素材を格子状や並列状に組み天板を作る
  • 2.天板を2~3m程度の支柱で支える
  • 3.完成した棚に藤を這わせる

藤棚の1番の見頃は、藤の開花時期である春です。春になると、小さな花を房状に咲かせた藤が、棚の格子の間からすだれのように垂れ下がります。紫や白・桃色の藤の花が棚一面に広がる姿は大変美しく、多くの人の心に響くものがあります。

藤は春が終わると花が散り、夏には青々とした葉が茂ります。秋はかわいらしい実がなり、冬になると開花準備のために枝を伸ばし始めます。年間を通じて味わいが変わっていくのが藤棚の魅力なのです。

 

1-2.藤棚を設置するメリット

藤棚には大きなメリットとして「リラックス効果がある」「日よけになる」という2点が挙げられます。

藤棚は藤の花が家を華やかに見せ、花が散ったあとに茂る葉のグリーンが空間に憩いを与えてくれます。藤棚は見る人にリラックス効果をもたらしてくれる植物なのです。

また藤棚は藤の花や葉が棚いっぱいに広がることで、その下には日陰ができます。設置したテラスやテラスに面した室内に対して日よけの役目を果たします。

美しいだけでなく実用性もあるのが藤棚なのです。

 

2.魅力的な藤棚の作り方

藤棚は自宅を彩ってくれるものです。せっかく設置するのであれば、自分が心から気に入る魅力的なものを作りたいと思う人は多いでしょう。

魅力的な藤棚作りには「素材・デザイン選び」「安全性の確保」「使用する花選び」の3つが重要となります。
それぞれのポイントについて説明委していきます。

 

2-1.庭と家の雰囲気に合った素材・デザインを選ぶ

藤棚を設置する際は、家屋や庭との調和を第1に考えましょう。

木造づくりの日本家屋とモルタルやレンガなどを用いた西洋風家屋、日本庭園と西洋庭園では、それぞれ雰囲気や趣きが異なります。設置する藤棚も家や庭にマッチする素材やデザインを選ぶことが大切です。

例えば、寺院などの日本庭園では竹を素材にした藤棚を見かけます。慎ましやかな雰囲気を備えた竹は、日本家屋にもよく調和します。
一方、モダンな西洋風家屋には鉄製の管やアルミ製のパイプ、角材、丸太など、個性のある素材を用いた藤棚も似合います。

素材だけでなく、形状・デザインにこだわることも重要です。藤棚には水平なデザインや、アーチ状のデザインなどがあります。直線的な屋根型の藤棚と、丸みを帯びたアーチ型の藤棚とでは醸し出す雰囲気が大きく違います。

藤棚を設置する前にはまず、家屋や庭といった周囲との相性や設置スペースの大きさを考慮してデザインを選ぶことをおすすめします。
様々な藤棚を調べて、自宅に合ったデザインを考えてみましょう。

 

2-2.コンクリートの基礎で安全性の確保と歪みを防止する

数本の支柱の上に天板や藤の枝葉を載せた藤棚には相当の重さがあるため、棚を支える柱の「基礎」をしっかり作ることが重要です。

基礎とは建物やデッキ・フェンスなど大きな建築物を作る際に必要なものです。建築物の重さをバランスよく地面に伝えることで歪みや崩壊を防ぐ役割を果たします。藤棚の安全性・耐久性確保・藤を美しく見せる形状を保つためには、基礎作りは怠れません。

基礎の素材や工法には様々な種類があります。
素材としては「束石」や「金属」「コンクリート」「レンガ」などが挙げられます。
工法としてはブロックを地面に埋めてその上に柱を設置する方法や、柱を直接地面に埋め、柱を包み込むようにコンクリートなどを流し込む方法・地面に基礎を置いてその上に柱を設置する方法などがあります。

地面に基礎を置き、柱を設置する方法は「独立基礎」呼ばれ他の方法に比べて設置が容易ですが、他の方法より耐久性に欠けるというデメリットがあります。地盤が安定しているところでのみ使用する、特に負荷がかかる柱は別の工法を使用する、などの工夫が必要です。

このように工法が容易かどうかだけでなく、必要な素材が手に入るのか、設置する地盤が安定しているかなどを考えて基礎作りを行う必要があります

 

2-3.使用する藤の花は数種類組み合わせる

花房が長めの「ノダナガフジ」や濃い紫色をした八重咲の「ヤエフジ」、白い花が咲き誇る「アケボノフジ」など、藤には10種類近い品種が存在します。好みの藤を1種類選んで仕上げれば、統一感のある美しい藤棚ができます。

複数の品種の藤を組み合わせることも可能です。いくつかの種類を混合させれば、花の色や形状のグラデーションを楽しめ、世界に1つだけのオリジナリティのある藤棚を作ることができます

藤棚の主役はもちろん藤ですが、わき役として藤以外の植物を使うこともアイデアの1つです。ツルバラやクレマチスなどの花、ブドウやヘチマといった、つるのある果物や野菜を柱の部分に巻き付けると、藤だけでなく他の植物の色合いも交じり、華やかな藤棚を演出できます

 

3.藤棚作りはDIYするか施工業者に依頼しよう

自宅の庭やテラスに藤棚を作る際、気になるのが「作り方」です。

藤棚は「DIY」「業者に施工してもらう」というどちらかの方法で作成することができます。おすすめは「業者に施工してもらう」方法ですが、予算などの都合からDIYに気持ちが傾く方も少なくありません。

まずは「DIY」「業者施工」それぞれの作成方法のメリットを説明し、その上でどちらを選ぶべきか考えていきましょう。

 

3-1.「DIY」と「業者施工」の違い

〇DIY

自分で藤棚を作成する方法です。
「藤棚の設置場所の測定~設計」「材料の選択と購入」「基礎作り」「棚の組み立て」と多くの工程が必要となります。

デザインなどに強いこだわりがない場合ホームセンターなどで売られているキットを利用する方法もおすすめです。「設計する必要がない」「材料選びが簡単(キットだけで賄える)」「自分で1から作成する場合より組み立てが容易」というメリットがあります。

業者に依頼するより費用が安くなることがDIYのメリットではありますが、労力や時間の面ではDIYは業者施工より多くの負担がかかります。その分作り上げた達成感が得られる点は魅力です。

〇業者施工

業者施工では、エクステリア業者などに藤棚の作成を依頼して、本格的な藤棚を作ることができます。自分で描いている藤棚の大まかなイメージを業者に伝えて作成していきます。

業者によって納期や使用できる素材・作成できるデザイン・施工金額に違いがあるため複数の業者に見積もりをとるのが良いでしょう。

業者と話し合う際は「遠慮せずに自分の意見をまずは伝えること」「プロの意見をしっかり聞くこと」の両方が必要です。
例えば「〇〇のデザインにしてほしい。でも難しいかもしれない」と思った場合、まずは業者に伝えてみてください。思いがけず「可能」と言われるかもしれませんし「~~という理由で難しい」と言われ、より良い別のデザインを提案されるかもしれません。
断られた場合でも自分の意見をしっかり伝え、業者から説明を受け、納得した上で他のデザインを選択できるため、後悔が残りません。

自分でデザインから設計まで行うDIYとは違って作業を他人に行ってもらう業者施工だからこそ、しっかりと意思疎通することが大切です。

業者施工の最大のメリットとしては、工程をプロに任せられる「安心感」です。また、時間的にもDIYするよりも短い工期で仕上げてもらえるメリットもあります。

 

3-2.安全に理想の藤棚を作るなら業者への依頼がおすすめ

上記のように、藤棚作りにはDIYと業者施工の方法がありますが、藤棚の見た目だけでなく「安全性」を重視するなら業者に依頼することをおすすめします。

設計や基礎作りなどは、素人にとっては決して容易な作業とは言えません。設計を誤れば、思った通りのデザインに作れずない場合もあるでしょう。

重量のある材料を加工、設置する際は多かれ少なかれ危険も伴います。また、DIYで無事に完成したと思った藤棚に、万が一欠陥や不備などがあれば、倒壊する可能性もあり、安全面で不安が残ります。

藤棚は1度作れば何年もお庭を彩ってくれるものです。費用面で見るとDIYは魅力的ですが、長く使用することを考えれば、最初に多少コストがかかってでも耐久性に優れた藤棚を選ぶのがおすすめです。

 

4.藤棚と彩木ウッドデッキの組み合わせも◎

彩木ウッドデッキに藤棚を組み合わせるのも、庭を素敵に彩る方法です。

MINOで開発した「彩木デッキハウス」にはパーゴラ(藤棚)も設計されました。

彩木材の柱とステンレス材の棚で構成されるもので、当然、彩木ウッドデッキとの相性は抜群です。木質感のある人工木材に本物の草花を柱や棚にからめると、庭の印象も大きく変わることでしょう。

彩木材には唐茶、桧皮、古木、白茶の基本4色があるので、合わせる花の色や周囲の庭の雰囲気に合わせたカラーコーディネートもできます。

 

2022年時点ではパーゴラ(藤棚)だけでは一般販売しておりません。ご興味がある方はぜひ一度、MINOまでお問い合わせください。設置が可能か、設計はどうするかなど、専門のスタッフが対応いたします。

 

動画>彩木特徴

 

まとめ

藤棚を設置するメリットから作り方まで、藤棚設置に必要な情報をまとめてご紹介しました。自宅の庭やテラスを鮮やかに彩ってくれる藤棚は、日々の生活を豊かにしてくれます。

1度作れば何年も自宅の相棒となってくれるのが藤棚です。作成するときは費用・納期・安全面なども考えた上で納得のいく作成方法を選んでください。

そして、デザインや素材に妥協せず、安全性・耐久性をしっかり確保し、自分好みの藤をあしらうことで、理想の藤棚を楽しみましょう。

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