彩木デザインラボ05<br>設計・施工の自由度を生かした造作事例

彩木デザインラボ05
設計・施工の自由度を生かした造作事例

この記事をシェアする

facebook Twitter line

 

細かなニーズにも対応可能な性能

 

 切断加工で天然木と同じように板の長さを調節できるのも、彩木ウッドデッキの特徴の一つです。今回は、設計と施工における自由度の高さがよく現れているユニークな事例を紹介します。

 冒頭の写真は玄関ポーチと彩木ウッドデッキの隙間を、彩木の板で作ったステップで埋めた事例です。外溝の配置をよく見ると、ウッドデッキのエリアは写真左手前の白い外壁の内側に収まっています。プライバシーの観点、ポーチの大きな柱の存在などが、ウッドデッキを壁の内側に留めた理由なのかもしれません。さて、結果として生じた玄関ポーチと彩木ウッドデッキの間にできた1メートル以下の隙間をどう埋めるのか。両サイドにはいくつもの違いがあります。一つは素材の見た目が木と石であること。次に目立つのは床面の高低差です。また、ポーチが階段になっているのもウッドデッキと異なる点です。これらの違いを緩和する方法として、素材はウッドデッキに、形状は玄関ポーチに合わせた彩木の板でつくるステップが採用されました。

 

 

連続性を高めて新たな動線を生む

 

 素材がウッドデッキと同じなので、段差があっても断絶している印象はなく、むしろウッドデッキとの連続性が強調されています。連続性を感じさせるデザインは、人の移動を誘導することにもなるでしょう。玄関から入らずに、ついついウッドデッキから屋内に上がる機会も増えるかもしれません。例え小さいスペースであっても、新たな動線を生み出す意味のある場所として機能します。

 

 

施工のしやすさもポイント

 

 もちろん、玄関ポーチをそのままウッドデッキまで伸ばす選択もできたでしょう。むしろ、見た目を最優先すればその方が美しいかもしれません。しかし、階段状にコンクリートを新たに打ち足し、その上に石工のタイルを張るのは、なかなか難しい作業になります。それに比べて彩木ならウッドデッキと同じ要領で、土台を組んで板を置くだけなので、追加の施工も比較的簡単に行えます。

 今回紹介した事例のように、ちょっとした隙間など気になる空間が存在する住まいもあるでしょう。今回の事例では隙間を埋めることにより、段差の高低差が緩和され、玄関とウッドデッキ周辺の安全性も向上しました。彩木の板は、天然木材と同じように自由度の高い造作が可能です。また、優れた耐候性、耐水性をはじめ、経年劣化を起こしにくい特性も持ち合わせています。彩木の板を用いれば、長持ちするさまざまな造作が可能です。

 

Categoryカテゴリ

全記事を見る

無料 彩木サンプルで
木のような
触り心地を体感!

資料請求 (無料)