
ウッドデッキの色選びで後悔しない為のポイントや色落ち・色あせを防ぐ方法を紹介!
ウッドデッキは外構・エクステリアにおいて大きな面積を占めるため、材質や塗装色によって外観のイメージが大きく変わります。新築・リフォームなどに際してウッドデッキの材質選びや塗装をする際には、後悔しないよう慎重に色選びをしましょう。
また、せっかく新設・リフォームしたウッドデッキは、きれいな状態を長持ちさせたいところです。塗装などのメンテナンスを定期的に行って、経年劣化をおさえましょう。
この記事では、後悔しないウッドデッキの色選びのポイントや長持ちさせるためのメンテナンスのポイントを紹介します。これからウッドデッキを新設する人、リフォームで塗り替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.ウッドデッキにはどんな色がある?
ウッドデッキの基本的な色のバリエーションは次の通りです。
- ・ナチュラルブラウン、レッドブラウン
- ・オーク色
- ・ホワイトブラウン
- ・ウォールナット、ウォームグレイ
また、MINOの「彩木」シリーズでは合計6色のカラーバリエーションを揃えているので、あわせて紹介します。
1-1. ナチュラルブラウン、レッドブラウン
ナチュラルブラウンやレッドブラウンは無難で人気ですが、ありきたりに感じやすいのが少し気になるポイントです。
周囲の外構と似た印象になりがちなので差別化を重視する方には物足りないかもしれません。
木目の美しさや飽きのこない色味を重視したい方に向いています。
1-2. オーク色
オーク色は明るめで開放感がありますが、土汚れやシミがやや目立ちやすいリスクがあります。
清潔感を大切にしたい人にはぴったりですが、掃除をまめにできない方には不向きです。
広く見せたい小さな庭や室内との一体感を重視する方におすすめです。
1-3. ホワイトブラウン
ホワイトブラウンは夏場の暑さ対策に有効ですが、泥汚れが目立ちやすく日常の掃除が必要になる点に注意しましょう。
明るい色で広々とした雰囲気を演出したい方や、芝生などの濃い色とのコントラストを楽しみたい方に向いています。
1-4. ウォールナット、ウォームグレイ
ウォールナットやウォームグレイは高級感がある一方で、色褪せや白カビの発生が目立つ場合があるリスクがあります。
スタイリッシュで重厚感のある空間にしたい方には理想的ですが、日陰の多い場所や湿気が多い立地では注意が必要です。
1-5.MINOの「彩木(AYAGI)」は6色のラインナップをご用意
MINOの「彩木(AYAGI)」では、次の6色のラインナップをご用意しています。
- ・唐茶(からちゃ)(KR):木のイメージに近い茶色
- ・桧皮(ひわだ)(HW):濃い目ながらグレージュより鮮やかな茶色
- ・古木(こぼく)(KB):スタイリッシュな黒色
- ・白茶(しらちゃ)(SH):クリームがかった白色
- ・グレージュ(GB):濃い目の茶色
- ・シルバーグレー(SG):銀色がかったグレー
定番な色から、黒・白系などの個性的な色まで取り揃えているので、自宅に合った色調を検討してみてください。
MINO「彩木」についてさらに詳しく調べたい方はこちら。
2.ウッドデッキの色選びでよくある5つの失敗パターン
せっかく設置したウッドデッキでも、色選びに失敗すると後悔の原因になります。
イメージと違ったり、お手入れが大変だったりと、実際に使い始めてから気づくケースも少なくありません。
ここでは特に多い5つの失敗例を紹介しますので、これから色を決める方はぜひ参考にしてください。
2-1. 汚れが目立つ明るい色を選んで後悔
ウッドデッキをホワイト系や明るいブラウンにすると、土埃や泥はねの汚れが目立ちやすいので注意が必要です。
毎日の掃除に手間をかけられない場合、汚れの目立つ色は後悔のもとになります。
とくに小さなお子さんやペットがいるご家庭では、泥や砂が付着しやすいため掃除の頻度が増えがちです。
明るい色は見た目に清潔感がありますが、日常的な使いやすさやメンテナンス面も考慮して選びましょう。
2-2. カビや藻が目立ちやすい色での失敗
湿気が多い地域や、日陰に設置したウッドデッキではカビや藻の発生が避けられないケースが少なくありません。
特に黒やダークブラウンなどの濃い色は、白っぽいカビや緑の藻が浮き出て目立ちやすいことも多くあります。
せっかくのおしゃれな外観も、カビが目立つことで台無しになってしまうかもしれません。
防カビ塗料やこまめな清掃で対応することも大切ですが、色の選択でカビが目立ちにくいものを選ぶことも必要です。
2-3. 色褪せが早い色を選んでしまった失敗
ウッドデッキは紫外線や風雨にさらされるため、時間とともに必ず色褪せが進みます。
特に赤系や黄色系の鮮やかな色は、紫外線の影響で色落ちが早く目立つケースがあります。
何度も塗装をし直す手間を避けたい方は、色褪せしにくいブラウン系やグレー系など落ち着いた色を選ぶのがおすすめです。
初めから色褪せの進みにくい色味を選ぶことで、将来的なメンテナンス負担を抑えられます。
2-4. 家の外観と合わない色での失敗
「ウッドデッキだけ浮いて見える」と後悔する方も多くいます。
家の外壁やサッシと色味を合わせないままウッドデッキを選ぶと、全体のバランスが崩れ、浮いてしまいます。
周囲の景観との調和を意識しないと、せっかくのデザイン性も台無しです。
迷ったときはプロに相談したり、施工事例を確認してイメージをつかんだりして、家全体の統一感を重視した色選びを心がけましょう。
2-5. イメージと実物の色が違った失敗
カタログやWebの写真で見た色と、実際の仕上がりが異なって見えるケースもあります。
光の当たり方や周辺環境で見え方が変わるため、設置後に「想像していた色と違う」と後悔する方も少なくありません。
失敗を防ぐためには、必ず実物のサンプルを確認し、現場で色味をチェックすることが大切です。
可能であれば施工中や完成後の現場を見学して、よりリアルなイメージを掴みましょう。
3.ウッドデッキの材質・色選びで後悔しないためのポイント
ウッドデッキの選択に後悔しないためには、床色や外壁との調和を意識した材質・色選びが大切です。
写真や画像と実物で印象が異なる場合も多いので、必ず実物のサンプルを見てから決めましょう。外壁や庭、室内との調和をイメージしづらい人は、施工事例を参考にするのも一案です。
おしゃれなウッドデッキを作る方法についてさらに詳しく知りたい方はこちら。
3-1.フローリングなど室内の床色と合わせる
ウッドデッキに面した室内のフローリングの床色と合わせると、室内からウッドデッキに続く庭を眺めたときに、調和の取れた景観が手に入ります。室内から外まで平面が続いているような感覚が得られるため、広々とした印象を与えます。
特に、ウッドデッキと面したフローリングと高さを揃える場合には、フローリングの床色との調和を重視しましょう。
3-2.窓サッシや外壁との調和を考える
外観デザインの調和を重視する場合には、窓サッシや外壁との組み合わせを意識して材質・色を選ぶのも重要です。
窓サッシ・外壁と同系色に仕上げるのが基本的な考え方ですが、外観の色味が薄い場合には、あえてウッドデッキを濃い色にしてアクセントにする方法もあります。好みによる部分も大きいので、施工業者とシミュレーションしながら決めるのがよいでしょう。
3-3.実物のサンプルをみて色を選ぶ
実物と画像で色味や質感のイメージが異なるケースも多いため、必ず実物のサンプルを見てから最終決定してください。
ショールームに赴いて確認する、施工業者にサンプルの提示を依頼するなどの方法があります。また、Webサイト上で無料サンプルを請求できる場合もあります。
3-4.ウッドデッキの施工事例を参考にする
実際の施工事例を参考に、色選びを進めることをおすすめします。建築やデザインに精通していないと、調和の取れた色選びは容易ではありません。自宅の外観やフローリングに色調が近い施工事例を参考にして、似たデザインを選ぶのも一つの方法です。
MINOではウッドデッキの施工事例を多数掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3-5. 素材の特性を考慮する
ウッドデッキの色選びを考える際は、素材自体の特性にも目を向けましょう。
天然木と人工木では、色の出方や質感、経年変化が異なります。
天然木は年月とともに風合いが変化していくため、多少の色褪せも「味わい」として楽しむ方に向いています。
一方で、人工木は紫外線や雨による色落ちが起きにくく、長くきれいな状態を保てるのが魅力です。
色の印象だけで選ぶのではなく、素材そのものの強みや弱みをしっかり把握したうえで決めると、後悔のない選択につながります。
3-6. メンテナンスの頻度を考慮する
色や素材を選ぶときは、将来的なメンテナンスの負担にも目を向けておきましょう。
ウッドデッキは紫外線や雨風にさらされるため、定期的な塗装や補修が必要です。
特に鮮やかな色や明るい色は、汚れや色褪せが目立ちやすく、塗り替えのサイクルが短くなる傾向があります。
日常的な掃除のしやすさや、メンテナンスの頻度に合わせた色・素材を選ぶと、長く快適に使えます。
3-7. プロの意見を聞く
ウッドデッキの色選びに悩んだら、外構工事や庭づくりの専門家に相談しましょう。
実際の施工事例や周辺環境を踏まえて、家との相性を的確にアドバイスしてもらえます。
自分では気づきにくい色味の違いや、素材に合った選び方を教えてくれるのも大きなメリットです。
イメージだけで決めてしまうと後悔しやすいため、経験豊富な専門家の意見を取り入れながら進めると安心です。
納得のいくデザインに仕上げるためにも、積極的に相談してみてください。
4.ウッドデッキを長持ちさせるためのメンテナンスのポイント
ウッドデッキを長持ちさせるためのポイントは次の4点です。
- ・色あせ・色落ちを遅らせるには耐水性塗料を塗るのが有効
- ・3~5年でのメンテナンスが基本
- ・色あせ・色落ちが見えたらすぐに塗り替えを
- ・コケや藻が繁殖にも要注意
以上のポイントをおさえれば、綺麗なウッドデッキの景観を長持ちさせられます。
4-1.色あせ・色落ちを遅らせるには耐水性塗料を塗るのが有効
色あせ・色落ちを防ぐためには、耐水性塗料でウッドデッキの表面を雨風から保護するのが最も有効です。雨風はウッドデッキを劣化させる主要な要因の一つです。
施工時点の綺麗な状態を維持したいなら、塗装を検討しましょう。素材本来の色を変えたくない方は、保護を主目的とした無色塗料を使用するのがおすすめです。
4-2.3~5年でのメンテナンスが基本
塗装の塗り直しをはじめとしたウッドデッキのメンテナンスは、3〜5年を基本サイクルとして実施しましょう。どんなに対策をしても、ウッドデッキの表面は年々塗膜が剥がれていき、防水効果が落ちていきます。
素材に水や汚れが浸透し始めたら、木材の張り替えなしに状態を改善させるのは難しくなっていきます。当初の景観を長持ちさせるためには、塗料の効果が切れる前に再塗装するのが重要です。
4-3.色あせ・色落ちが見えたらすぐに塗り替えを
補修サイクルに関わらず、色褪せや色落ちを見つけたら速やかに塗り替えなどの補修を進めてください。見た目が変化している時点で、その部分は塗膜による防水効果が失われている可能性が高いです。
変色した部分から木材の劣化が早まり、塗装によるメンテナンスでの対処が困難になります。劣化が本格化する前の早めの対処が肝心です。
4-4.コケや藻が繁殖にも要注意
藻やコケが繁殖し始めた時も、メンテナンスサイクルに関わらずすぐに補修を検討しましょう。藻・コケの繁殖は木材の中に水分が蓄積しているサインなので、塗料の防水効果がすでにかなり失われていると考えられます。
近いうちに水分とともに不純物が浸透して、素材自体の劣化が進む恐れがあります。速やかにコケや藻を取り除いて、塗料の塗り直しを進めましょう。
5.後悔しないためのウッドデッキ選びにはMINOがおすすめ!
ウッドデッキにはさまざまな色調の素材があり、室内のフローリングの色や外壁、窓サッシなどとの調和を意識すれば、おしゃれな景観の自宅が手に入ります。ウッドデッキ素材は、カタログやWeb画像だけで決めず、必ず実物を見て検討しましょう。
美しい外観を維持するためには、メンテナンスも重要です。耐水性の塗料を塗り、3〜5年に一度はメンテナンスしましょう。色あせやコケ・藻などが出てきた場合は、周期に関わらずすぐに対処してください。
調和の取れた色選びと適切なメンテナンスで、ウッドデッキのある景観をいつまでも美しい状態に保ちましょう。
MINOのウッドデッキ素材「彩木」は水を含まない素材を使用しているため、耐水性塗料を塗らなくてもカビ・苔や藻が繁殖しません。高耐候性のトップコートを表面に塗布しているため、紫外線などによる退色も防げます。ウッドデッキを、長期間きれいな状態に保つことが可能です。
また、MINOのウッドデッキ素材のほかにもさまざまなエクステリア素材を扱っています。新築・リフォームをご検討の方は、ぜひWebサイトを訪れて、色合いや素材選びの参考にしてください。
MINOのWebサイトへはこちら。
「MINOのWebサイト」
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