2階にウッドデッキを設置する方法と注意点を詳しく解説
ウッドデッキを2階部分に設置して、家を広々と使いたいお考えの方もいらっしゃるでしょう。 2階にウッドデッキを設置することで、景色や解放感というお庭とは違うロケーションが楽しめます。 このコラムでは、ウッドデッキを2階部分に設置する方法と、施工前に考えておきたい注意点について詳しく解説いたします。 耐久性や天候に強いおすすめのデッキ材についても終盤でご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
目次
1.自宅の2階部分にウッドデッキは作れる?
2階部分にウッドデッキを設置する方法としては、
・バルコニーを利用してウッドデッキを設置する
・後付けのデッキを作る
・カーポートのルーフトップにウッドデッキを設置する
という3種類が考えられます。
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
1-1.バルコニーにウッドデッキを敷く
2階のバルコニーやルーフトップの空間を利用してウッドデッキを敷く方法はこの3つの中で一番手軽で、コストも抑えられます。
バルコニーへのウッドデッキ設置方法には、 ・業者に依頼する ・DIYをする ・敷くだけのパネルなどを使う などがあります。
マンションにお住まいの場合注意したいのが、バルコニーの扱いです。 バルコニーは共有スペースや避難経路として捉えられるため、分譲でもウッドデッキが設置できない場合があります。
管理会社などに予めご確認ください。
1-2.木製の後付けデッキを作る
参考:傾斜地デッキ | ウッドデッキ専門施工店 リーベワークス
足場を高く組んだ空中デッキを設置するという方法もあります。 傾斜地などの土地でも有効に利用でき、2階部分のスペースを拡張できるというメリットがあります。
ただし、基礎部分の安全性の検証などが必要なこと、スペースや立地の問題でこの方法が取れない物件も多いです。 また、天然の木材を使って空中デッキを設置すると、メンテナンスの手間もかかります。補修が必要となった場合、大がかりな工事をしなければなりません。
1-3.カーポートを作ってウッドデッキを設置する
参考:ウッドデッキの2階の費用とカーポートの価格の相場は?-リフォらん
自立型または壁付け型のカーポートを設置して、カーポートの屋上にウッドデッキを設置する方法です。 お庭の面積が限られている場合でも空中のデッドスペースを利用でき、都市部や住宅街など一般的な戸建て物件でも比較的取り入れやすいのがメリットです。
デメリットとしては、近隣住宅の日当たりなどに影響する恐れがあることが挙げられるでしょう。
2.ウッドデッキを2階に後付けする場合の費用目安
ウッドデッキを2階に設置する際のコストは、バルコニーを利用する場合は一般的なウッドデッキ設置費用とあまり変わりません。
一般的な費用の目安は『ウッドデッキの費用を徹底調査!材料による価格の違いも解説』で解説しております。
しかし、後付けで空中デッキやカーポートを設置する際は事情が変わります。 それぞれのケースの費用目安について見ていきましょう。
2-1.木製のウッドデッキの場合
木製の空中デッキを後付けする場合、150万円以上が目安のようです。
空中デッキは基礎部分の強度が求められること、立地によっては事前にこまかな調査が必要なことから高額になる傾向にあります。
さらに柵や壁などのエクステリアも一緒に施工した場合は、300万円以上かかるケースもあります。
2-2.カーポート等金属素材の場合
カーポートを利用したウッドデッキの場合は、壁付けタイプ・自立型タイプ共に本体価格が150~200万円前後となっています。
それにプラスして、設置費用10~50万円が別途必要となります。
3.建ぺい率と容積率について事前に確認しよう
新しくデッキを後付けする場合、建ぺい率と容積率について予め確認しておきましょう。
3-1.建ぺい率の扱い
建ぺい率とは、土地の広さに対する建物の面積の割合です。
土地は区画ごとに建ぺい率が決められていて、それを越えて増築することは禁止されています。
建ぺい率の求め方は、建築面積(上から見た建物の面積)÷敷地面積×100です。
ただ、
・3方向が壁に囲まれていない
・階下に柱や壁がない
・屋根やひさしがない
などのケースでは建築面積として加算されないこともあります。
自治体によってもルールが異なるので、自治体の公式ホームページなどでチェックしておきましょう。
建ぺい率については、『バルコニーの増築工事と費用!後付け設置の注意点も紹介』でも解説しています。
3-2.容積率は壁や屋根を作る場合注意
容積率とは、敷地面積に対する延べ床面積の割合のことです。
2階建ての家の場合は、1階と2階の床面積を合計したものが延床面積となります。
容積率の計算式は、延床面積÷敷地面積×100で算出します。 壁や屋根が無ければ延床面積に形上されませんが、柵やフェンスが高いと壁と扱われることもあるので、建ぺい率と同じように事前にお住まいの自治体のルールをご確認ください。
4.2階にウッドデッキを作る時の注意点
2階にウッドデッキを設置する際は、お庭に作る時とは違った注意点に気を配らなければなりません。
4-1.エリアのルールに反しないかチェック
法律的には問題がなくても、住んでいるエリアのルールに反しているケースがあります。 特に昔ながらの街並みが残るエリアや、高級住宅街などはエリアごとに細かく建築のルールを定めているところも多いです。
景観を守ることは、その街のブランドイメージを守ることにも繋がるので、知らず知らずのうちにマナー違反をしないよう気を付けましょう。
4-2.日当たりや排水の方法をよくシミュレーションしよう
後付けのデッキやカーポートを設置することによって、1階部分の日当たりが悪くなることがあります。
光が入らなくなると部屋の中も暗くなってしまうので、なるべく日当たりを遮らない位置に設置しましょう。
また、雨水などの排水方法も工夫が必要です。 排水ルートの確保はデッキを快適に使うためだけでなく、住宅に水が溜まったり、木材の腐食を防ぐためにも重要です。
5.バルコニーやルーフトップにウッドデッキを設置するなら彩木がおすすめ
2階のバルコニーやルーフトップにウッドデッキ設置を検討している方におすすめしたいのが、「彩木」のウッドデッキです。
彩木は硬質低発泡ウレタンとアルミ芯材を組み合わせたハイブリッドな人工木材です。
一般的な人工木は樹脂と木粉を混ぜたものや、金属製で表面をコーティングしたものが多いです。 そういった材料は耐久性に優れているものの、見た目もさわり心地も天然の木材とは全く異なります。
彩木は耐候性・耐久性・耐腐食性に優れているだけではなく、見た目や手触りにもこだわりました。
本物の木材から模った模様を使用し、昔ながらも「浮造り」という木材加工の手法を応用した製法で近くで見ても天然木と遜色ないほどの仕上がりを実現しています。
MINO株式会社では軒先や庭以外にも、バルコニーやルーフトップにも多くウッドデッキを施工しております。 バルコニーの広さやタイプに合わせて設置いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。 資料請求やお問合せはこちらから受け付けております。
6.自分で設置したい方にはDIYキットも
「彩木ガーデンデッキDIYキット」は、オンラインでサイズ・カラー・デザインを決めてオーダーすると、カット済の彩木のデッキ材と根太・大引きなどの土台部分がセットで送付されます。
通常、ウッドデッキを1からDIYすると材料調達から組立まで数日仕事になってしまいます。 図面作成などDIY初心者にとってはハードルの高い作業も多いので、興味はあっても踏み出せないという方も多くいらっしゃいます。
彩木のDIYキットは材料カット不要で、組み立てもしやすいのでDIYでもクオリティの高いウッドデッキが作れます。
こちらのページでも解説しておりますが、大きめサイズでも数時間で設置できるので殺風景なバルコニーなどもあっという間に温かみのある空間に変えることができます。
彩木ガーデンデッキの施工方法|DIYショップRESTA
商品の詳細やオーダーの方法はこちらからご確認ください!
MINO 彩木 ガーデンデッキ|DIYショップRESTA
まとめ
2階にウッドデッキを設置する方法について3つご紹介いたしました。
空中デッキやカーポートの増築など、物理的に空間を増やす方法は空中のスペースを有効に使えるため家を広々と使いたいという方から人気があります。
ただ、費用も高額になりがちですし、工期も数週間から1ヶ月ほど必要となります。 新しくスペースを設けることで日当たりや排水などの問題も生まれるので、まずは手軽にバルコニーにウッドデッキを設置する方法がおすすめです。
彩木のウッドデッキは雨風にさらされても綺麗な状態を長くキープできて、ローメンテナンスなので初めてのウッドデッキにも最適です。
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