ウッドデッキの土台をアルミフレームでDIYするメリット・デメリットについて
ウッドデッキをDIYする時に全て木材で組み立てるとメンテナンスの手間がかかるため、大引き・根太・支柱などの土台部分に丈夫なアルミフレームを使うことも多いです。
DIYが好きでも、「初めてウッドデッキを作るのでアルミフレームの耐久性や加工の仕方が分からない。」「金属を使って錆びたりしないのか気になる」という方も少なからずいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、ウッドデッキの土台にアルミフレームを使うメリットとデメリットについて詳しく解説いたします。
目次
1.ウッドデッキの土台(大引き・根太・支柱)をアルミフレームでDIYする方法
まずは、ウッドデッキの土台部分をアルミフレームでDIYする時の手順を見ていきましょう。
1.ウッドデッキの設置場所と広さを決める
まずは、ウッドデッキをどの場所にどの程度の大きさで設置するか決めましょう。
2.図面を作成して必要な材料の数量を算出する
上から見た時と横から見た時の図面が必要なので、3D図面が作れるソフトを使うと良いでしょう。
作図用のCADソフトでもよいですが、アルミフレーム用の設計ソフトも無料でダウンロードできます。
図面を作成しないと大引き・根太・支柱の土台部分の本数が把握できず、必要な材料の量も分からないので、大切な作業です。
3.必要な材料・アクセサリ・塗料・工具・基礎用のコンクリートなどを揃える
作成した図面を元に、必要な材料・アクセサリ・塗料(デッキに木材を使う場合)・工具・基礎用コンクリートなど必要な材料を調達してください。
作業や目隠し、保護にも使えるブルーシートもお忘れなく。
ウッドデッキの下はそのままにしておく方もいらっしゃいますが、雑草や湿気対策として砂利・除草シート・コンクリートを敷くことも多いです。
4.デッキ部分に天然木を使う場合は塗装をする
デッキ部分を天然木にする場合は、施工前に防腐剤や防腐効果のある塗料を塗っておきましょう。
乾かして何度も塗る作業が必要なので、スケジュールは余裕をもって組むと良いです。
防腐効果が高いハードウッドを使う場合も、退色を防ぎたいなら塗装作業は必要です。
5.基礎を施工する
ウッドデッキに限りませんが、何かをDIYする時最も重要なのが基礎の作業です。
確認しないと歪んでしまったり、負荷か分散されなかったりするので水平器を用いながら慎重に作業を進めていきましょう。
先にアルミフレームで基礎を組んで高さを調整してから、土台部分をコンクリで固めると失敗も少ないでしょう。
6.デッキ部分を設置する
最後にデッキ(床板)を設置します。床板用木材は通気性・排水性を良くするために、隙間をあけて設置します。
この隙間が均一になるように、専用のパッキンなどを使いましょう。
アルミフレームは柔らかいので、ビスで固定できます。
以上が、アルミフレームでウッドデッキを作る時の流れです。
全て木材で作る時よりも工程は少ないですし、デッキ部分も人工木を使えばさらに工程を減らすことができますが、オールDIYだとそれぞれの作業に時間と手間をかけなければなりません。
またウッドデッキのDIYでの注意点を解説した記事や基礎作りについて解説した記事もありますので、こちらも合わせてご覧ください。
2.ウッドデッキにアルミフレームを使うメリット
ウッドデッキの基礎にアルミフレームを使う方法は増えてきていますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
2-1.土台部分のメンテナンスが楽になる
アルミは錆びにくい金属なので、外気や雨風に晒されるウッドデッキの基礎として使うのに適しています。
土台部分まで木材にすると防腐加工や定期メンテナンスが必要ですが、アルミフレームにすることでそれらの作業が省略できます。
大抵のアルミフレームは耐久性を上げるために表面に加工が施されていますが、加工なしの製品も販売されているので購入時はよくご確認しましょう。
2-2.他の金属やハードウッドと比較して加工しやすい
アルミは金属でありながら、鉄やステンレスなどと比べて柔らかく軽いため家庭用工具でも加工がしやすいです。
同じく丈夫で耐久性が高い素材としてハードウッドがありますが、とても硬く家庭用の工具では加工が難しいという特性があります。
加工のしやすさと耐久性を兼ね備えたアルミフレームは、DIYに適した素材と言えます。
2-3.フレーム加工されていればアクセサリと組み合わせられる
アルミフレームは組み立てしやすいように加工された構造材料で、骨組みや基礎として使う場合アルミ角材よりも使い勝手が優れています。
アルミフレーム用のアクセサリも充実しているため、目的に合わせてアレンジがしやすいといったメリットもあり、ウッドデッキだけでなくDIY全般で重宝する素材です。
3.アルミフレームならではのデメリット
一方、アルミフレームを使うことのデメリットも存在します。
3-1.完全DIYだと材料や工具を揃えるためのコストと余計な手間がかかる
設計から施工まで全部自分で行うと、かなりの手間と時間がかかります。
特に図面の作成は、慣れないと操作が難しいかもしれません。
また、材料以外に工具や消耗品なども一から揃える場合まとまった出費が必要です。
普段からDIYをするなら使う機会もあるかもしれませんが、ウッドデッキを作るためだけに本格的な工具を買うのはもったいないと感じてしまいますよね。
3-2.熱を持ちやすい
アルミなどの金属は熱伝導率が高く直射日光を浴び続けると、熱くなってしまいます。
土台部分だけにアルミフレームを使ったとしても外に出た部分があると、真夏の炎天下ではその部分の温度がかなり上がるので小さなお子さんやペットがいるご家庭は注意が必要です。
3-3.天然木のような風合いがない
デッキ部分にアルミ素材の人工木を使うと、製品によっては色合いや模様がいかにも印刷っぽくて天然木のような自然の風合いが感じられないこともあります。
最近はネットショッピングで材料を揃える方も多いですが、購入してから「失敗した・・・」という事を避けるためにも、サンプル素材が請求できるところを利用した方がよいでしょう。
またウッドデッキに適した木材を紹介した記事もありますので、こちらも合わせてご覧ください。
4.彩木のウッドデッキ専用キットはアルミフレームや人工木材がセットなので無駄なし
彩木のウッドデッキセットは、必要な素材がセットになった無駄のない専用キットです。
サイズは63種類、高さも4段階から選択できるので、ご希望にぴったり合った内容をお選びいただけます。
注文時にサイズと配置方法を指定するので、材料のカットや加工は不要です。
使用するアルミフレームはシックな黒で側面に貼る幕板もセットになっているので、フレームが露出することはありません。
4-1.ビスも隠れるのでお子さんやペットがいても安心
通常、床板を固定するために木材に直接ビスを打ちますが、彩木のウッドデッキキットは木材の裏面にレールを付け、レール部分にビス止めをして固定します。
そのため、表面にはビスがなく全面フラットな仕上がりで、掃除がしやすく水はけもよくなります。
また、デッキ部分の人工木は天然の木材から型取りし、職人による丁寧な塗装で立体的な風合いと色味を再現に成功しました。
アルミを芯部分に表面には断熱性の高いウレタン素材を使っているので、耐久性・耐候性が高く季節に問わず快適に利用できます。
まとめ
アルミフレームを使えばウッドデッキは簡単に作れる!というのは、間違いではありません。
確かに全て木材で作るよりは事前準備・基礎部分・施工後のメンテナンスも格段に手軽になります。
しかし、記事中でも解説したように全てをDIYしようとすると1つ1つの工程に手間と時間がかかります。
専用キットを利用すればDIY初心者の方でも効率よくウッドデッキが作れます。
彩木のウッドデッキ専用キットは土台部分にアルミフレームを利用しており、材料カット・加工も不要です。
電気ドライバーやコークガンなど手軽な工具があれば、こだわりの人工木を使った高品質なウッドデッキが作れますので気になる方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
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