ウッドデッキをDIYする時の準備・工程・注意点 おすすめ製品も紹介
ウッドデッキはリビングの延長として、洗濯物を干す時など家事スペースとしても使える便利なエクステリアです。
自分の好きなデザインやカラーのウッドデッキが欲しい、費用を抑えたいという方にはDIYするのも人気です。
今回は、ウッドデッキをDIYする際に必要な準備や工程について詳しく解説いたします。 さらに長持ちさせるためのコツや、おすすめのDIYキットについてもご紹介しており、DIYでウッドデッキを作りたい方必見の内容となっています。
目次
ウッドデッキをDIYで作るために必要な準備
ウッドデッキをDIYする際、一番大事といっても過言ではないのが事前準備です。 準備が足りないと思った通りにDIYできなかったり、材料や道具などが不足して完成までに時間がかかってしまうことも。
こちらでは、ウッドデッキを自作する際にどのような準備が必要なのかについて見ていきましょう。
それぞれの準備にかかる費用については、以下のコラムで解説しております。 合わせてご覧ください。
図面を作る
まずは図面(設計図)を作成しましょう。
図面作成はデザインやサイズを決めて、必要な材料の量を割り出すために必須の工程です。
ウッドデッキ設置予定の場所を測定し、幅・奥行・高さを決めます。 次に、土台となる束柱の下図と位置、デッキ材の方向と枚数を決めましょう。
手書きで図面を作成してもよいですが3DCAD(立体図面が作れるソフト)だと、完成形がイメージしやすく、視点を変えて何枚も作図しなくてよいので効率的です。
必要な材料を計算する
図面が出来たら、材料をどれくらい調達すればよいのか計算しましょう。
ウッドデッキを構成するパーツは、
・デッキ材(床板)
・根太
・大引き
・束柱
・束石
が最低限必要です。
ウッドデッキをDIYする際、
・全て木材で作る
・デッキ材のみ天然木を使って土台部分はアルミなどを使う
といったパターンがあります。
全て木材で作るとあたたかみのある仕上がりになりますが、湿気や虫に弱いという欠点があります。
土台部分をアルミで作ると水分等に強くなりますが、見た目が不自然になるのでデザインによっては幕板で隠さなければなりません。お住まいの環境に応じてお選びください。
ホームセンター等で木材を調達する場合、色々な木材が販売されていますが、DIYで人気のSPFや2×4はあまりおすすめできません。
ウッドデッキは屋外に設置するものなので防腐加工が施されたデッキ材を選ぶとよいでしょう。
工具・道具を揃える
ウッドデッキ作りに必要な工具や道具を揃えましょう。
1からウッドデッキをDIYする際、必要なのは以下に挙げたアイテムです。
【工具】
・電動ドライバー(できればインパクトドライバー)
・電動丸ノコ
・サンダー
・コーキングガン(束石と束柱を接着する場合)
【道具】
・水平器
・曲尺
・DIY用のメジャー
・レンチ
・墨壺やチョーク
・のこぎり(細かいパーツのカットや加工に使えるもの)
・塗装用のローラーと筆
・塗料を入れるトレイ
・軍手やグローブ
普段からDIYをする方も、足りないものがないかチェックしてみてくださいね。
ウッドデッキをDIYする手順とは?
準備が整ったら、実際に作業に移りましょう。
ウドデッキDIYの作業内容について、工程ごとに内容をご紹介していきます。
デッキ材をカット・塗装する
天然木を使用する場合はまず図面で指定したサイズにカットしたら、組み立てる前に塗料を塗りましょう。
カットした木材をブラシや乾いた布で拭いて木の粉を落とし、塗料を塗って乾かす作業を2~3度繰り返します。
組み立ててから塗装をすると細かい部分に塗り忘れが出てしまったり、塗料が乾く前に天候や湿気の影響を受けてしまいます。 特にウッドデッキ用の塗料は色合いだけでなく、防腐材が入っているものが多いので成分の効果を損ねないためにも適切に塗料を塗布して乾燥させてから組立に移りましょう。
根太・大引の土台部分を組む
まずはデッキ材を支える土台の根太を組みましょう。
参照:ウッドデッキの作り方-DIY編|DIYショップRESTA
根太を組む際は、歪みやずれがないように工程ごとにご確認ください。
上図の通り、上端の高さを揃えるとずれにくくなります。
基礎部分を作る
コンクリートブロック、または束石を置いて根太を仮置きします。 水平器で角度を確認しながら、全体的に水平になるように穴の深さを調整してください。
リビングに面して設置する場合は、サッシの下に床板が収まるように余裕を持って高さを調節しましょう。
水平器は一か所ではなく、必ず全ての場所で使ってください。
穴に砂利や砕石を突き固めたら、基礎石を入れて束柱を接着剤等で固定します。 デッキ材を張る時に邪魔にならないよう、束柱は根太の上から1㎝弱ほど下になるようにしてください。
基礎石と束柱は最初に四隅に設置して水平を取り、600~1,000mmの間隔で残りの場所に置いていきましょう。
デッキ材(床板)を張る
最後にデッキ材を張っていきます。
張る順番は、家の壁に面している方から外側です。
デッキ材を張るポイントとしては、
・根太から床板が50mmほど出るように
・デッキ材同士は5mmほど開ける
・ビスを打つ場所がずれないように注意する
・木材が割れる恐れがあるのでビスを深く打ちすぎない(少しめり込む程度)
という3つが挙げられます。
これらのポイントに気を付けてデッキ材を張り終えたら、ウッドデッキの完成です。
作業で出た木の粉などを払い、養生や道具類を全て片づけたら作業終了です。
DIYで作ったウッドデッキを長持ちさせるためのコツ
せっかく作ったウッドデッキは、なるべく長くきれいに使いたいですよね。 木材は劣化しやすいので、定期的な点検とメンテナンス、それに日頃からのお手入れが欠かせません。
ウッドデッキのメンテナンス方法については、『ウッドデッキのお手入れ方法 – キレイに長持ちさせるには?』で詳しくご紹介しています。
彩木のウッドデッキは腐らず丈夫で使いやすい
彩木のウッドデッキは、硬質低発泡ウレタンとアルミ芯材を組み合わせたハイブリッドな人工木を使用しています。
彩木で使用しているウレタンは断熱材として使用されているウレタン樹脂の10倍の密度、さらに表面には特殊コーティングを施しており、気温や天候の影響を受けにくく、ローメンテナンスで長く快適にご使用いただけます。
人工木は天然の木材と比較して耐久性に優れていますが不自然な物も多いので、木が持つ美しい木目や風合いがお好きな場合、見た目や質感に抵抗を持たれる方も多いようです。 彩木は、天然木から模った型を複数使用することで、自然な模様を再現することに成功しました。
一枚一枚の模様が異なるので、デッキ材として並べた時も天然木と遜色ありません。
表面は水となじみがよく、汚れても水や薄めた中性洗剤でふき取るだけで汚れが落ちやすい親水加工を施しています。
※コーティングや塗装が剥がれる可能性がありますので、強力な洗剤、ブラシ、高圧洗浄機などの使用は避けてください。
彩木について詳しく知りたい方は、こちらのページも合わせてご覧ください。
材料のカット不要&組立簡単なDIYキットも大好評発売中
丈夫なウッドデッキをDIYしたい!という片におすすめなのが、『MINO 彩木ガーデンデッキDIYキット』です。
・デッキ材のカラー(唐茶/桧皮/古木/白木)
・サイズ(幅・奥行・高さ)
・ステップの有無
を選択してオーダーすれば、カット済のデッキ材と土台(根太・大引き)とネジなどがセットで届くので、面倒な塗装やカットの工程を飛ばしてすぐにウッドデッキが組み立てられます。
基礎石などはご自分でご用意していただきますが、設置場所の地面がコンクリートの場合はそのまま設置できます。
基礎の準備が必要な場合でも大きめサイズのデッキが数時間で組立てられるので、
・DIY初心者の方
・時短と品質を両立したい方
・業者に依頼せずウッドデッキをDIYしたい方
に大変おすすめです。
DIYキットの施工の工程は、こちらから写真付きでご確認いただけます。
彩木ガーデンデッキの施工方法|DIYショップRESTA
製品の詳細&オーダーはこちらからどうぞ。
MINO 彩木 ガーデンデッキ|DIYショップRESTA
彩木のDIYキットを組み立てる際の注意点
彩木のDIYデッキを組み立てる時や、ご自分でウッドデッキをDIYする際、設置以前の日常生活を問題なく送るためにいくつか注意すべき点があります。
よくあるのは、水道の蛇口や点検口を塞いでしまったというケースです。 そんな時どうすればいいのか?という点について以下の記事でご説明しています。
まとめ
ウッドデッキのDIYは、ひとつひとつの作業をしっかりと行うことで、見た目も美しく使い勝手の良いウッドデッキが作れます。
しかし、気を付ける点が多いのであまりDIYの経験がない方にはハードルが高いかもしれません。
本文中でご紹介したDIY用のキットは、作業を効率化するための工夫が細部まで込められています。
経験や技術レベルに関係なく丈夫で見た目も良いウッドデッキが作れる製品ですので、気になる方はぜひ製品ページをご確認くださいませ。
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